気づいたら冷蔵庫の奥で、野菜がしなびていた…ということはありませんか?
仕組みを少し整えるだけで、無理なく、スムーズに野菜を使い切れるようになりますし、食費の節約にもつながります。
食品保存アドバイザーの佐々木麻衣が、食品ロスだけでなく、節約まで叶える使い切りのコツをお伝えします。
忙しいと野菜が余ってしまう理由
野菜が余ってしまうのは、計画性や管理不足だけの問題ではありません。いちばんの原因は、忙しさで「献立を考える余裕」がなくなってしまうことにあります。
スーパーで安さや新鮮さに惹かれて買ったものの、具体的な使い道が決まらない。そんな「とりあえず買い」の積み重ねが、冷蔵庫の奥で野菜を眠らせてしまうのです。
使い切るための3つの考え方
野菜の「とりあえず買い」をムダにしないために、ストイックな努力は必要ありません。 大切なのは、買い物後の「仕組み」を少し変えること。それだけで、野菜室の景色は劇的に変わります。
「使い道」「タイミング」を先に決める
「とりあえず買い」をした野菜を使い切るには、まずはざっくりとした使い道を決めてしまいましょう。
「炒め物用」「スープ用」と出口を決めておくだけで、迷う時間が減り、使い切るまでのハードルがぐっと下がります。
同時に「今日使う・数日後に使う・冷凍しておく」など、最初に分けておくだけで冷蔵庫の中で野菜が「行き場を失う」ことがなくなります。
自分の中で「〇日以内に使う」「それ以降は冷凍」といった ゆるいルール を決めておくと、自然と使い切りやすくなります。
早めに冷凍する
多めに購入した時や、使い切るのに時間がかかる時は、使わない分を見極めて早めに冷凍保存しましょう。
新鮮で栄養価の高いうちに冷凍することで、栄養価高く保存することができます。
食材を長期的にストックできれば、買い足しの回数も自然と減ってゆきますよ。
よく作る料理用に野菜をミックスしておく
中途半端に残っている野菜も、組み合わせてストックしておけば立派な「自家製ミールキット」に早変わり。
よく作る煮物やスープ用に野菜を刻んで冷凍しておけば、忙しい時もお鍋に入れるだけで一品完成します。
こうして端切れ野菜に「役割」を与えて使い切ることで、ロスがなくなるのはもちろん、「野菜の備え」がある安心感から、スーパーへの『ついで買い』が減り、自然と出費も抑えられるようになりますよ。
無理をしない習慣
野菜を使い切ることは、完璧を目指すことではありません。
余る日があってもいいし、冷凍に頼る日があってもいい。無理をしないことが、続けるいちばんのコツです。
使い切りは、買い物回数を減らし、食材のロスや毎日の負担も減らしてくれます。
できるところから少しずつ。それが、続いていく「使い切り野菜術」です。
■執筆/佐々木麻衣
料理家・食品ロス削減コンサルタント・冷蔵庫収納スペシャリスト。3大ロスを減らし家事をラクにする「冷凍貯金・食材保存・冷蔵庫収納」のセミナー講師も務めている。復数の冷凍術を駆使することで、年間36万円の食費削減を叶える節約と保存のプロ。
編集/サンキュ!編集部