お風呂のドアのカリカリ汚れを簡単に落とす!誰でもできるお風呂のドア掃除術
2024/09/30
水アカや湯アカ、石鹸カスなどとさまざまな汚れがつく、お風呂のドア。内側と外側で汚れかたが違うため、1つの洗剤で落とすことはむずかしいんだそう。
そこで今回は、清掃業に従事して30年以上。日々のお掃除現場を動画で発信している「お掃除職人きよきよ(@osoojiya3)」さんに、ご家庭で簡単にできるお風呂のドアのお掃除術を教えていただきました。
用意するのはこちら
・酸性系洗剤
・アルカリ性洗剤(JOYなど)
・刷毛
・コゲ取りスポンジ
・溝ブラシ
の5つ。準備ができたら、さっそく掃除していきましょう!
1.外側のゴムパッキンの汚れを溶かす
まずはドア外側のゴムパッキンについた、水アカが固まってカリカリになった汚れを溶かしていきましょう。使用するのは酸性系の洗剤です。
水垢は炭酸カルシウムという成分でできていることが多く、このカルシウムを溶かすのに塩酸系洗剤を使うとよく落ちるんだそう。刷毛を使って、ていねいに塗っていきます。
しばらくすると汚れがじんわり溶けてくるので、何回か繰り返してやわらかくしておきましょう。全体に塗れたら、30分ほど置いておきます。
2.内側のドアの汚れを落とす
30分ほど置いている間に、内側のドアの汚れをきれいにしていきます。
内側の汚れにはさまざまな要因があり、主に湯アカや石鹸カスが汚れの原因なんだそう。
湯アカ汚れには、JOYなどの弱アルカリ性洗剤を使うと効き目バツグン。石鹸カスには研磨力のあるコゲ取りスポンジ、溝ブラシを使って汚れを落としていきましょう。今回は、JOYとコゲ取りスポンジ、溝ブラシの3つを組み合わせて軽く洗っていきます。
内側のドアは、下から50cmがシャワーや水の跳ね返りでとくに汚れているため重点的に洗いましょう。コゲ取りスポンジで全体を洗い、隅は溝ブラシを使うと◎。
内側ドア付近にもカリカリ汚れがついている場合は酸性系洗剤などを塗布してしばらく放置してから洗い流してください。
3.外側のドア全体を洗う
30分経ったら、先ほどのゴムパッキン部分をブラシでこすって汚れを落とします。30分放置すればそこそこきれいになっていますが、足りない場合はもう一度同じ工程を繰り返してみましょう。
その後、全体を内側のドア同様、JOYとコゲ取りスポンジ、溝ブラシで洗えばお掃除完了です!
終了!スッキリきれいになりました
清掃後のお風呂のドアになります。1つの洗剤ではなく、汚れにあった洗剤、道具を使うことでゴムパッキンについていたカリカリ汚れが落ち、内側のドアもスッキリきれいになりましたね。
カリカリ汚れを落とすコツは、酸性の洗剤を使うことと放置することなので、誰でも簡単にまねできます。
なかなか落ちにくいお風呂のドアの汚れにお悩みのかた、ぜひ参考にしてみてくださいね。
<教えてくれた人>
YouTubeで35万人を超えるチャンネル登録者数がいる「お掃除職人きよきよ(@osoojiya3)」。30年以上清掃業に従事し、現場での掃除方法を動画で分かりやすく解説。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。
※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。