重曹の洗浄力を劇的にパワーアップ!ガンコなコゲと油汚れをまとめて落とすお掃除術
2024/02/13
掃除用に重曹を買ったものの、洗浄力がイマイチでかなり余っている…とお悩みのかたは必見。素材や手肌にやさしい重曹の特徴を活かしつつ、汚れ落ちをよくする方法があるそうなんです。
「汚れ落とし研究家」として、掃除や洗濯、洗剤選びに役立つ動画を毎日投稿している茂木和哉@motegikazuyaさんに、重曹の力を劇的にパワーアップさせて、ガンコな油汚れ・コゲつき汚れを同時に落とすお掃除術を教えていただきました。
教えてくれた人: 汚れ落とし研究家 茂木和哉
独学で洗剤作りや掃除法を学び、自身の名前を冠した洗剤「茂木和哉」が大ヒット。汚れ落とし歴28年の経験を活かし...
はじめに「重曹マジックリン」をつくる
まず、重曹の力を劇的にアップさせる「重曹マジックリン」をつくります。重曹にマジックリンを混ぜ合わせるだけですが、目安としては重曹を小さじ1杯、そこにマジックリンを1プッシュします。
キッチンスケールで測ってつくる場合は、重曹5gに対して、キッチンマジックリンが1gぐらいです。
写真のように、混ぜ込んでペースト状になったらOK。ラップを大きめにカットしてたたんだ「ラップたわし」でこすっていきます。
掃除を実践1:IHのコゲつき汚れ
IHのコゲつき汚れを半分みがいた様子がこちら。ビフォーと比べても、ご覧の通りキレイに落ちています!重曹にマジックリンを混ぜ合わせるとしっとりするので、まとめやすく片付けやすいというメリットもありますよ。
ちなみに傷の中に入り込んだ汚れは、今回のやりかたでは取り除くことが難しいそうです。
掃除を実践2:ステンレスの鍋の裏にこびりついたコゲ
ステンレスの鍋の裏にこびりついたコゲは、重曹小さじ1杯に、マジックリンを2プッシュして、ラップたわしでみがいてきます。
マジックリンの割合が多くなると、マジックリンの働きが効きやすくなります。ただし研磨力は落ちてしまうので、汚れを見ながら1プッシュ、もしくは2プッシュを決めると◎。油汚れ多めのこびりつき汚れには、マジックリン2プッシュ、コゲが多い場合は1プッシュといった具合です。
鍋裏の手前の方だけこすってふきとってみると、こちらもピカピカになっているのが分かります。重曹の「傷がつきにくい」という特徴を活かして掃除できるので、光沢のあるステンレスでも安心してつかえるそうですよ。身近にあるものを混ぜ合わせてこするだけの手軽さで、実践しやすいのもありがたいですね。
<教えてくれた人>
YouTubeで34万人を超えるチャンネル登録者数がいる「茂木流掃除講座【茂木和哉】(@motegikazuya)」。洗剤販売会社や洗剤メーカー勤務を経て独立、自分の名前をつけた洗剤「茂木和哉」シリーズを展開。「茂木流掃除術」を動画で発信中。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。
※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。