こびりついた汚れは意外なアイテムで解決!ガスコンロをピカピカにする方法
2024/03/04
ガスコンロは汚れたまま使っていると事故の原因にもなるため、定期的にお掃除をしたいところです。しかし、ガスコンロにつく汚れは、キッチンのなかでもとくにしつこいため、対策に頭を悩ませている人も多いでしょう。
そこで今回は、ハウスクリーニングの仕事に従事している掃除のプロ、土井恵子さんにガスコンロをピカピカにする掃除方法を教えてもらいました。
- ガスコンロは1~2週間に1度掃除を!
- STEP1:五徳やバーナーキャップをつけ置きします
- STEP2:天板はまずキッチンペーパーで大きい汚れを除去
- STEP3:固まってこびりついた吹きこぼれ汚れに効果的なアイテムは……
ガスコンロは1~2週間に1度掃除を!
ハウスクリーニングのプロに聞いたところ、ガスコンロは汚れが目立つようになってから掃除をするのではちょっと遅いそうです。では、具体的にどのくらいの頻度で掃除すればいいでしょうか。
当たり前ですが、こまめにやればやるほど、汚れは目立ちにくいですし、掃除自体の負担は下がります。しかし、こまめにやるのは面倒ですし、負担ですよね。なので、油汚れや吹きこぼれなど、放置するとこびりついてやっかいな汚れは都度拭きとるように心がけて、それ以外の掃除は1~2週間に1度でOKとのこと。五徳掃除なども、そのタイミングで大丈夫です。
では、ここからは具体的な掃除の手順を紹介していきます。ぜひ、あなたのおうちのガスコンロもピカピカにしてくださいね。
STEP1:五徳やバーナーキャップをつけ置きします
まず最初に、大き目のバケツに五徳やバーナーキャップを入れてお湯を注ぎます。お湯の温度は50~60℃くらい。火傷に気をつけてください。お湯を注いだら、アルカリ電解水あるいは重曹水を入れて、五徳をつけ置きしておきます。つけ置きの時間は30分くらいだそうです。
STEP2:天板はまずキッチンペーパーで大きい汚れを除去
五徳などをつけ置きしている間に、天板を掃除しましょう。天板は素材によってはキズがついきやすいので、金属たわしやナイロンたわしでこするのはやめておいたほうがいいでしょう。
そこでまずは、キッチンペーパーで大まかな汚れを拭き取っていきます。この作業をしておいたほうが、そのあとの工程が楽になります。
STEP3:固まってこびりついた吹きこぼれ汚れに効果的なアイテムは……
ガンコな吹きこぼれ汚れは、クレジットカードなどのプラスチックカードで簡単にこそげ落とせます。
また、コンビニでお弁当を買ったときなどにもらえるプラスチック製のスプーンも同様に吹きこぼれ汚れをこそぎ落とすのに使えます。
プラスチックは固くないので、傷がつきにくいのもこの方法のメリット。カードやスプーンは捨てずにお掃除グッズとしてストックしておくのもアリでしょう。
STEP4:スポンジで全体を磨きつつ、細かい部分にはアレを投入
天板の汚れた部分にアルカリ電解水を吹き付けてスポンジでこすっていきます。アルカリ電解水がなければ、中性洗剤など油汚れを落とすものならなんでもかまいません。洗剤を吹きかけ、少し置いておけば、汚れがとれやすくなります。
また、スポンジではとり切れない細かい部分の汚れは使わなくなった歯ブラシでこすりましょう。おもしろいように汚れがとれますよ。
スポンジと歯ブラシでしっかりと汚れをとったら、最後に乾いた雑巾で拭いていきます。中心にある温度センサーを拭くのもお忘れなく。
STEP5:五徳は焦げとりスポンジで汚れを除去!
つけ置いていた五徳などは焦げとりスポンジなどで汚れをこそげ落とします。細かいところやこびりついた汚れなどはスクレイパーで取っていきます。最後は、乾いた雑巾でひとつひとつ丁寧に拭きます。五徳などをもどしたら、必ず着火テストをしましょう。
毎日使う場所だから、いつでもキレイに!
毎日使うガスコンロですが、吹きこぼれてしまって汚れた場合は、そのままにしておくのではなく、すぐに掃除をするのがいちばん楽だと土井は教えてくれました。定期的にお掃除しておきましょう。
また、ガスコンロにはいろいろなタイプがあって、素材によっては傷をつけてしまうこともあるので、掃除する前に説明書などをチェクしておくといいでしょう。
◆教えてくれたのは・・・土井恵子さん
アパートやマンションの原状回復工事、在宅ハウスクリーニングを請け負う会社に長年勤務したのち独立。現在はフリーでハウスクリーニングの業務に携わっている。
◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。