お風呂場の浴槽や洗面所に茶色いサビ汚れがついてしまったことはありませんか? これは「もらいサビ」と言われる汚れで、放っておくとじつはどんどん落ちにくくなります。「何をやっても汚れが落ちない!」と困っているかたに朗報!
整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する、整理収納アドバイザーの田中ゆみこさんに「もらいサビ」が驚くほどカンタンに落ちるアイテムを教えてもらいました。

「もらいサビ」とは
置きっぱなしにしたヘアピンやカミソリがサビてしまい、どうしよう…と困ったことがあるかたも多いのではないでしょうか?
これは金属製品がサビた際に、そのサビが周囲に移ってしまう現象です。金属部分がサビると、そのサビが床や壁に付着し、なかなか落ちません。
汚れはまだ落ちる!「サビ落とし」
汚れを放置しておくと落ちにくくなる「もらいサビ」…。そこで大活躍のアイテムが「茂木和哉サビ落とし」です。
使い方はとても簡単です。鉄サビやもらいサビの部分にスプレーをしてその上からべーバーでなじませるだけ。洗剤がサビと反応して赤紫に変色していきます。数分後にペーパーを外し、ゴシゴシとこするだけで想像以上にきれいになります。少し独特な匂いがするので換気をしながら使うことをおすすめします。
「もらいサビ」ビフォーアフター
実際、床掃除に使った金たわしをうっかり浴槽に放置していたら、上記の写真の状態になってしまいました。
漂白剤を使ったり、オキシクリーンを使ったり、サビは酸性だから…と酢を使ったり、いろいろと思いつくことを試しました。少しは汚れが落ちましたが、これ以上はきれいにならず、途方に暮れていたときにネットでみつけたアイテムが「茂木和哉サビ落とし」です。
すぐ落とせばよかったのですが、汚れをしばらく放置していたので、1回ではきれいにならず、3回同じ作業を繰り返してやっときれいになりました。ゴシゴシとこすることもなく、簡単に汚れが落ちたのは驚きでした。
ガンコな「もらいサビ」にこの1本
「もらいサビ」を防ぐには、ヘアピンなどの金属製品はぬれたまま放置しない、洗面所やお風呂場の水滴をこまめに拭き取ることが大事です。
洗面所やお風呂場の「もらいサビ」ができたとき、初期のころであればクエン酸とラップを使って落とすことができますが、 頑固な「もらいサビ」に悩んでいるかたは、ぜひこのアイテムできれいにしてくださいね。
■執筆/田中ゆみこ…整理収納と時短家事の組み合わせで家族の暮らしをラクにするアイデアを発信する整理収納アドバイザー。片づく仕組みをつくっても、子どもたちが片づけてくれなかった経験から家庭内の片づけに必要な関わり方に目を向けるようになり、親子の片づけのプロとしても活動。風水鑑定士の資格ももつ。