目からウロコ!アルカリ電解水に片栗粉でトロミをつけて油汚れを落とすお掃除術
2024/02/07
リビングダイニングのふき掃除に安心感があり、キッチンの油汚れもよく落としてくれるアルカリ電解水。ただ密着力がない分、汚れと液の接触時間を上手くかせげないんだそうです。
「汚れ落とし研究家」として、掃除や洗濯、洗剤選びに役立つ動画を毎日投稿している茂木和哉@motegikazuyaさんに、アルカリ電解水の密着力を高める裏技を教えていただきました。
教えてくれた人: 汚れ落とし研究家 茂木和哉
独学で洗剤作りや掃除法を学び、自身の名前を冠した洗剤「茂木和哉」が大ヒット。汚れ落とし歴28年の経験を活かし...
用意するのはこちら
・アルカリ電解水(100g)
・片栗粉(10g)
・キッチンスケール
・小鍋
・歯ブラシ
ジェルがしっかりしすぎているとふき取るのが大変なので、片栗粉は10gではなく、もう少しゆるめでもOKです。
1.アルカリジェルをつくる
キッチンスケールで、アルカリ電解水100g、片栗粉10gをはかり小鍋に入れます。
温まってしまってからだとダマになるので、冷たい状態のうちに片栗粉を混ぜて溶かすのがポイントです。
片栗粉が溶けたら火を入れて、常にかき混ぜます。
ある段階から一気にジェルになるので、しっかり混ぜて、写真のようになれば完成です!
2.排気口フィルターで掃除を実践
用意したアルカリジェルを、油汚れのついた排気口フィルターにぬります。
ジェルが温かいほうが熱の働きもつかえるので、油汚れがよく落ちるそう。今回はやりませんでしたが、台所洗剤を少し加えると、界面活性剤の働きもつかえるのでより効果的なんだそうですよ。
容器の中や、ダンボールをしいて行うと後片付けがラクです。
ぬっただけですが、汚れがついてきました。
あえて多めにつけていますが、1つのフィルターにたいしてここまでつける必要はないそうです。
一通りぬったら3分ほど放置します。
歯ブラシで磨き、シンクで水洗いをして水気をふきとったら完了です。
すきまの油汚れも、見違えるようにキレイになりました!
排水口で流す時につまりの原因になる可能性があるので、しっかりふきとって、排水口ネットをつかうようにしてくださいね。
アルカリジェルを効果的につかうポイントは?
・つくったら熱いうちにつかう
・ぬりつけたら少しでもいいので放置する
・ジェルをつくったら少し食器用洗剤を混ぜてつかう(界面活性剤もつかえて浸透力も高まる)
ジェルは冷めてくるとスライムのようになり、なかなか上手くふきとれないので、しっかりふきとってから水ぶきをするのがポイント。
特に、レンジフードのパーツ類の掃除におすすめですよ。
※アルカリに弱い素材にはつかえないので、その点ご注意ください
<教えてくれた人>
youtubeで34万人を超えるチャンネル登録者数がいる「茂木流掃除講座【茂木和哉】(@motegikazuya)」。洗剤販売会社や洗剤メーカー勤務を経て独立、自分の名前をつけた洗剤「茂木和哉」シリーズを展開。「茂木流掃除術」を動画で発信中。
※動画制作者の許可を得て執筆しています。
※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。