なぜ秋は蕎麦がおいしい?野菜ソムリエおすすめ蕎麦アレンジ2選

2022/11/21

サンキュ!STYLEライターの植松愛実です。
蕎麦は種まきから約2カ月で収穫される品種が多く、秋蕎麦の刈り取りは北海道で9月に始まり、11月にかけて九州まで収穫地域が南下します。
蕎麦は年2回収穫される地域が多いですが、秋の新蕎麦は「秋新(あきしん)」とも呼ばれ、香りがよいのが特徴です。
今回は、秋蕎麦がおいしい理由と、おすすめアレンジをご紹介します!

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秋蕎麦の風味の鍵を握る「寒暖差」

秋になると白く可憐な花を咲かせる蕎麦(名産地の一つ、山形県内で撮影)

夏から秋にかけて、朝晩と日中の気温差は次第に大きくなっていきます。
この寒暖差が、蕎麦をおいしくする鍵。
蕎麦のなかのデンプンがしっかり熟成されることによって、風味豊かな蕎麦に成長するのです。
また、古くから秋に収穫される蕎麦はもっとも色味がよいとされ、珍重されてきたという背景もあります。

【レシピ】とろとろきのこであったまる!あんかけ蕎麦

写真ではとろろ(長芋すりおろし)と青ネギをトッピングしています(分量外)。

■材料(2人分)
・蕎麦…2束
・だし汁…600cc
 (水+ほんだしで可)
・醤油…大さじ4
・みりん…大さじ4
・片栗粉…大さじ2
・好きなきのこ(しめじ、まいたけ、えのき等)…1/2パック
■作り方
【1】きのこは石づきを取り、食べやすい大きさにしておく。
【2】蕎麦を表示通りにゆでて、ザルに上げる。
【3】鍋にだし汁・醤油・みりんを入れ、きのこをさっと煮る(数分でOK)。
【4】【3】に水溶き片栗粉(片栗粉+同量の水)を入れ、火を止める。
【5】蕎麦をさっと水で洗って器に盛り、つゆをかける。

【レシピ】温も冷もおいしい!買い物がムダにならないおろし蕎麦

蕎麦をパッケージの表示通りにゆでて、トッピングに大根おろしと、お好きな薬味(ネギや鰹節など)を載せれば完成。
とくに鰹節はおすすめ!大根おろしの相性もよいし、見た目の色どりもよくなります。
つゆは、
■温かい状態で食べる場合:
めんつゆで「かけつゆ」を表示どおりの割合でつくる
(水の代わりに熱湯を使うか、水で割ってから鍋で沸かす)
■冷たくして食べる場合:
めんつゆの「つけつゆ」の表示どおりにつくる
だけでOK!
温でも冷でもおいしいので、寒暖差が激しいこの時期、どっちでもおいしいのはうれしいポイント。
お子さんが大根おろしが苦手な場合は、代わりにわかめを載せても。

「新蕎麦」は秋の季語

秋以外にも収穫される蕎麦ですが、新蕎麦は古くから秋の季語です。
昔の人も、秋に蕎麦が一番おいしくなるのを知っていたのですね。

◆この記事を書いたのは・・・植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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