【この時季だけのごちそう♪】5分で完成!『ちぢみほうれん草』の美味しさを堪能出来る煮びたしの作り方
2023/03/12
『食で心と身体をハッピーに!』をモットーに料理代行で年間240件以上活動している食卓サポーターでサンキュ!STYLEライターのおのちゃんです。
今回は、寒~い今の時季だけ市場に出回る貴重な野菜、『ちぢみほうれん草』の美味しさをたっぷり堪能出来る、とっても簡単な煮びたしの作り方をご紹介します。
「ちぢみほうれん草って?」、「見た事はあるけど使い方がわからなくて…」と言う方も、これを機会に是非、ちぢみほうれん草の美味しさを知って頂ければ嬉しいです。
『ちぢみほうれん草』って一体何??
まず初めに『ちぢみほうれん草』について少しご説明します。
「普通のほうれん草と何が違うの?」
「なぜ今の時季だけ?」
「見た事あるけど、葉っぱがゴワゴワしていて使いにくそう…」
そんな風に思った方もいるのではないでしょうか。
通常、ほうれん草の栽培はビニールをかけて作るトンネル栽培が主流で、季節問わず見た目もきれいな状態で市場に出されますが、この『ちぢみほうれん草』は、ビニールをかけない露地栽培で作られます。
では何故、今が旬の野菜なのか。
それは、「冬の露地栽培」がポイント!
冬の冷たい空気の中で育つ野菜は、凍結しないよう寒さから身を守るため肉厚になります。
また、野菜は育つ過程でストレスに晒されると甘くなる性質があるため、「冬場の冷たい空気」がストレスとなり、甘い甘いほうれん草になるんです。
ストレスで甘くなるって、ちょっと意外ですよね。
そのため、露地栽培で寒気にさらされる『ちぢみほうれん草』は肉厚な葉と太い茎が特徴的な甘みの強い野菜になるのです。
ゴワゴワした見た目に反して、火を通すと柔らかく甘みとコクが堪能出来る、今の時季だけ楽しめる野菜です。
露地栽培なので、葉や茎に付いている土や汚れを念入りに洗い流してから使うのが食味良く作るポイントです。
それでは早速、作っていきましょう!
ちぢみほうれん草の煮びたしの作り方
【材料(4人分)】
・ちぢみほうれん草----------2~3株
★だし汁(水でも可)----------200~300ml
★酒----------大さじ1
★砂糖----------小さじ1
★白だし----------大さじ4~5
【作り方】
[1].よく洗ったちぢみほうれん草の根元の部分を切り落とし、3~5cmの長さに切る。
切ったら葉と茎の部分にそれぞれ分けておく。
[2].フライパンか鍋に★のだし汁(または水)と調味料を加え、アルコール分を飛ばして砂糖を溶かすように火にかけながら混ぜる。
[3].沸騰した[2]に[1]のちぢみほうれん草の茎の部分を加える。
[4].一呼吸おいて[1]の葉の部分を加え、全体的に火が入るよう混ぜる。
[5].ちぢみほうれん草全体に火が入りかさが減ったら20~30秒煮て完成。
【美味しく作るポイント】
●ちぢみほうれん草はしっかり洗って、土や汚れをしっかり洗い流してから使ってください。そうすると煮汁まで美味しく食べられます。
●葉は大きめに切ってください。そうする事で煮た葉の重なりあった隙間にも美味しい煮汁がよく絡みます。
●仕上がりの食感を揃えるために、煮る時は茎から先に入れてください。
●煮すぎは厳禁!全体のかさが減ったら、必ず20~30秒煮て火を止めてください。
ちぢみほうれん草の良い所が詰まった簡単おかず
こちらの煮びたしは、5分もあれば完成するような、とても簡単なおかずです。
でも、簡単に作れる割に味は絶品!
通常のほうれん草と異なりアクが気にならないので、ほうれん草が苦手な方でも非常に食べやすいと思います。
この煮びたしは、作り方を動画でも公開しています。
シンプルだからこそ、ちぢみほうれん草が持つ甘みと柔らかさ、ふくよかなコクを楽しめるこちらのおかず、良ければ是非、お試しください。
◆この記事を書いたのは・・・おのちゃん
食卓サポーター。都内在住。
『食で心と身体をハッピーに』をモットーに料理代行業をメインに活動中。
自分で料理をする傍ら、美味しいお店開拓や新しい商品を試すのも大好きで、休日は趣味の散歩も兼ねてアチコチ歩きつつ食探訪をしています。
また、YouTubeで『おののごはん』というチャンネルを公開しています。お客様宅や普段自宅で作る料理を紹介しているので良ければご覧ください。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。