洗剤に頼らなくても床の汚れは落ちる！汚れ落ち＆コスパもばつぐんな床拭き掃除術

床拭き掃除をする際、洗剤の力に頼るのもひとつの方法ですが、拭いた後の洗剤のこりや、安全性が気になることはありませんか。じつは洗剤の働きを使わなくても、しっかり力をこめて厚めのクロスで拭きあげれば、じゅうぶん汚れを落とせるのだそうです。

「汚れ落とし研究家」として、掃除や洗濯、洗剤選びに役立つ動画を毎日投稿している茂木和哉（@motegikazuya）さんに、洗剤に頼らないフローリングのお掃除術を教えていただきました。

使用するアイテムをご紹介！

床拭き掃除に使用するアイテムは全部で3つ。まずは、山崎産業のぞうきんワイパーです。しっかり力を加えても快適に拭きあげることができ、今回の掃除に適しているそうです。

ぞうきんワイパーのヘッドにセットするのは、ふきんタイプのマイクロファイバークロスです。重ねて厚みを出します。

“洗剤の力に頼らない” ということですが、少しは何か加えて拭いた方が汚れ落ちがよくなるため、重曹を使います。界面活性剤が含まれていないので、拭きあげ後のヌルヌルや洗剤のこりの心配もなく、安全性も高いそうです。

1．水100gに重曹を溶かす

水を100g入れたオケに、重曹を目分量で1gほど加えて溶かします。このとき熱めのお湯を使うと、熱の働きで汚れがさらに落ちやすくなります。

重曹水をつくったら、マイクロファイバークロスを浸してよく絞っておきます。

※スプレーボトルにつくるのもOKですが、重曹はpH8.2しかなく腐敗しやすい点は注意が必要です。一度に大量につくらないのもポイントですよ。

2．クロスを重ねてワイパーにセットする

マイクロファイバークロスを重ねた状態にしてから、さらに折りたたみ、ぞうきんワイパーにセットします。

3．拭き掃除をする

あらかじめホコリ取りをすませてから、拭き掃除をします。掃除中に乾いてきたなと感じたら、のこった重曹水を直接まいて拭いていってくださいね。

4．完了！重曹水はほかの拭き掃除にも使える？

掃除後にクロスを確認してみると、ご覧のとおりしっかり汚れがとれているのがわかります。

重曹水をいろいろな拭き掃除に使う場合は、目安として水400gに重曹小さじ1杯（5g）を溶かして使います。すぐ使える場合はお湯を使用すると、より効果的なのだそうですよ。みなさんもぜひ試してみてくださいね！

＜教えてくれた人＞
youtubeで34万人を超えるチャンネル登録者数がいる「茂木流掃除講座【茂木和哉】（@motegikazuya）」。洗剤販売会社や洗剤メーカー勤務を経て独立、自分の名前をつけた洗剤「茂木和哉」シリーズを展開。「茂木流掃除術」を動画で発信中。

※動画制作者の許可を得て執筆しています。

※塩素系と酸性の洗剤を混ぜると塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。実際の掃除の際には、お使いの洗剤・設備・機材の取扱い説明書などをご覧になったうえで実施してください。洗剤使用時には換気をしてゴム手袋をつけましょう。