【旬食材】農家がオススメ!紫色の菜の花は、今の時期が一番美味しい!

2024/03/30

農業女子・ワークマン女子・野菜ソムリエプロでサンキュ!STYLEライターの榎本房枝(えのもとふさえ)です。食と農のコーディネーターとして生活スタイルを発信します。

農家そして、野菜ソムリエプロ&調理師の立場から、今回は今が旬の「紫色の菜の花」を紹介します。

基本的には菜の花なので、普通の菜の花と同じようなお料理にしてもらえば美味しく食べられます。さらに、菜の花よりエグミが少ないので、菜の花のエグミが苦手な方にはオススメです。

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「コウサイタイ」という珍しい名前の菜の花

「紅菜苔」と書きますが、そのまま漢字だと読めない!と私もこの野菜に出合った当初思いました。なんと読むのか?非常に難しい!
販売されているPOPなどには、「紅菜苔(コウサイタイ)」とフリガナの状態で、書かれていることが多くて、安心します。寒くなればなるほど紫色が濃くなる野菜で、花の部分だけではなく茎の部分もついた長さで販売されています。

通常の菜の花よりも、食べたときはエグミが少ないので非常に食べやすいです。
軽く茹でるとちょっとヌメリが出て甘みを感じますし、炒めてもすぐに火が通るので歯ざわりがいい、使い勝手のいい野菜です。しかも、茎の部分もしっかり食べられるのでコスパのいい野菜でもあります。

そのまま茹でると紫色は?

やわらかい菜の花なので、茹で時間は1分程度で十分ですが、普通にそのまま茹でると、紫色はすべてぬけてしまい緑色の野菜になります。
水溶性のアントシアニンを多く含んでいるため、茹でるとどうしても水に溶けだしてしまうのです。
紫色のカリフラワーとかも、そうですね。

紫色を残したい場合は、調理法に工夫を

紫色を残して、お料理にしたい場合は、茹でる際に少しだけ酢を加えて茹でると紫色を残すことができます。
ただし、長時間茹ですぎると、いくら酢をいれたからと言っても紫は残らず緑色になってしまいますので、茹でる際には時間に気をつけてください。そして茹であげたあと、冷水にさらしすぎても、また色が抜けてしまうので、気をつけてくださいね。

さらに、高温でサッと炒めても紫色が比較的残りやすいので、短時間の勝負です。

茹でたコウサイタイは、そのまま、お浸し・胡麻あえ・パスタ・お吸い物などに活用しています。

ぜひ「紅菜苔(コウサイタイ)」を見かけたら、挑戦してみてください。

◆この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター榎本房枝(えのもとふさえ)
農業女子・ワークマン女子・野菜ソムリエプロという顔を持ちながら、調理師だった経験を活かし、食と農のコーディネーターとして、さまざまな角度から「食と農」の情報を発信。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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