夫、子どもと"家事シェア"すれば、その家事も、もうやめてOK!!
2018/06/16
1人で家事を抱え込んでイライラしていませんか?それは家族にとってもよくないこと。仕組みの工夫で、夫や子どもを巻き込んで、もっと身軽になりましょう!家族との家事シェアを、知的家事プロデューサーの本間朝子さんに教えてもらいました。
「家族のためにも」必要な家事シェア
「自分がラクするために、家族に家事をさせるのは心苦しい」と感じる人もいるはず。でも、もしあなたが倒れてしまったら、家族は今までどおりの生活ができますか? そうした事態に備えるためにも、日ごろから家事をシェアすることは大切なのです。
だからといって、一方的に「あれやって」と押しつけるのはNG ! それぞれが自然と家事に参加したり、自分のことは自分でできるような仕組みを家中に取り入れましょう。やってもらったら、「ありがとう」「とても上手」と声をかけるのも忘れずに。その積み重ねで、家族の会話が増え、気がつけば自分の家事の負担が軽くなり、ストレスもなくなるはずです。
教えてくれたのは…知的家事プロデューサー/本間朝子さん
仕事と家事との両立に苦労した自身の経験から、「知的家事」を考案。だれにでもできる効率的な家事テクが人気!
1:洗濯物の仕分けは各自でかごに仕分けの”標識”をつける
「ネットに入れる」「色物」「おしゃれ着」などでかごを分け、分別内容をラベルに表示。脱いだときに各自で仕分けてもらえば、あとは洗うだけ
2:乾いたら各自で戻す!ハンガーは人別にマステで色分け
乾いた衣類は、自室に戻るときに各自で運ぶルールに。ハンガーの上部にマステなどで人別の目印をつけておくと、自分のものがすぐ探せてムダがありません
3:食卓の準備をお任せする「朝食セット」「カトラリー」はまとめる
パン派ならジャムやバター、カトラリーなど、毎朝使うものをひとまとめに。ケースごと運ぶだけなら、子どもでも簡単。忙しい朝の作業が軽減します
4:ごみ出し日を意識させるごみ収集日ラベル+ごみ袋をセット
可燃ごみの日などのラベルをふたにペタリ。家族もごみの収集日がすぐ認識できます。さらにごみ箱の中に予備の袋を入れておけば、その都度取りに行く手間もカット!
5:日用品の補充をスムーズに「残り○個になったら」をラベルで表示
ペーパー類や洗剤が不意のストック切れで慌てないよう、「残り2個になったら補充」などのルールをラベルで表示。家族で共有すれば、買い忘れも防げます
6:取りに行く手間を省く
よく使うハサミとペンは、1カ所だけだといちいち取りに行くのが面倒。キッチン、リビング、玄関など、家中に置いておけば、家族がすぐ使えて作業がスムーズに
7:"ながら家事"を誘導する 定位置の近くに掃除用具を配置
わざわざ掃除するのは手間ですが、テレビを見ながらならお手軽。ソファなどからすぐ手に届く所に掃除グッズを置き、ちょこちょこ掃除しやすい仕組みをつくって
8:見た目でやる気を高める”ルックスのいい”掃除機は出しっ放しに
絵になる掃除機を目につきやすい場所に。「ちょっとやってみようかな」と、掃除へのハードルがぐっと下がり、汚れが気になったらすぐ作業ができます
コードレススティック掃除機「iT(イット)」 オープン価格/パナソニック 家事商品ご相談窓口TEL0120・878・691
夫、子どもを家事に巻き込む3つのコツ
コツ1:ひと目でわかる表示をつける
夫や子どもは、分別ルールなどを把握していない場合も。洗濯かごやごみ箱に、ラベルなどで表示をつけることで意識を高めて!
コツ2:手間を省く配置にする
家族がよく使うものを、使うシーンを考えながら、適材適所に配置を。ケースでまとめるなど、出し入れのアクション数を省くことも大事
コツ3:テンションを上げるグッズを取り入れる
特に男性は、見た目や機能にこだわるもの。お気に入りの掃除用具などを目につく場所に置いて、使う人の気分を盛り上げましょう
本間さんの家事シェアは、ちょっとした仕組みでグッと手間を減らすことばかりでした。これなら家族が自然に自分のこととして取り入れられそうですね。3つのコツもぜひ試してみて!
参照:『サンキュ!』5月号「ていねいに暮らさなくても、ゆとりを手に入れる方法。その家事、やめてよかった!」より一部抜粋。掲載している情報は18年4月現在のものです。
撮影/小野田陽一 構成/宮原元美 取材・文/田中理恵