ダウンジャケット・コートを自宅で洗濯する方法と洗うタイミング
2019/01/16
冬の間、毎日のように着ていたダウンジャケット。来年も気持ちよく着るためにきれいな状態にしておきたいけれど、クリーニングに出すとかなりの出費になりますよね。
そこで、家事アドバイザーとして活躍する藤原千秋さんに、家でダウンを洗う方法を教えてもらいました。手順通りていねいに行えば、自分の手でも十分きれいにすることができますよ!
まずは洗濯表示を確認してから
自宅で洗濯するときの基本は、洗濯表示をしっかり確認すること。「手洗いマーク」や「洗濯機マーク」があれば自宅洗いOK。ダウンの表地に綿やポリエステルが使われているものなら、たいてい水洗いすることができます。
ダウンの正しい洗い方
洗濯表示で手洗い可能とわかったら、さっそく次の手順でダウンを洗ってみましょう。
<用意するもの>
■ 中性洗剤
■ 柔軟剤
■ スポンジ
■ 防水スプレー
■ 平干しハンガー
■ ハンガー
1.羽毛が浮かないように押し洗い
30℃以下の水に洗剤を入れて溶かし、ダウンをやさしくていねいに押し洗いしましょう。
2.汚れがひどい部分には洗剤の原液をつける
汚れが気になるえり元やそで口は、洗剤の原液をつけてスポンジで軽くたたき染み込ませます。
3.洗剤液ごと洗濯機に入れて脱水する
押し洗いした洗剤液ごと洗濯機に入れ、約30秒かけて脱水します。
4.2〜3回水を替えてすすぐ
脱水したら、30℃以下の水ですすぎを2〜3回、押し洗いの要領で行います。最後に柔軟剤を入れて全体になじませましょう。
5.30秒ほど脱水したら平にして陰干し
洗濯機で30秒ほど脱水したら、平干しハンガーに広げて日陰に干します。半乾きになったら、羽毛のかたよりをやさしくほぐして。仕上がりのふんわり感に差が出ます!
6.室内で干して自然乾燥させる
ほとんど乾いたら厚みのあるハンガーにかけて、室内で2〜3日完全に乾かします。最後に防水スプレーをかけておくと◎。
冬が終わったらすぐに洗おう
ダウンジャケットの汚れは、時間がたつほど落ちにくくなります。シーズンが過ぎたらなるべく早めに洗濯するようにしましょう。
目立つ汚れはすぐに落とすのが鉄則!
えり元やそで口の皮脂汚れ・黒ずみに気づいたら、すぐに部分的なケアを。汚れの種類によって次の方法を試してみてください。
黒ずみ
さらしなどの布に洗剤液を浸し、ゆるめに絞ったら、黒ずみをやさしくこすります。水を固くしぼったさらしで洗剤を拭き取り、風通しのよい場所で乾かしましょう。
皮脂汚れ
さらしにベンジンを含ませ、汚れた部分をたたきましょう。風通しのよい場所でしっかり乾かします。
まとめ
ご紹介した手順通りていねいにお手入れすれば、自宅でのダウンの洗濯も失敗なし。これまで当たり前のようにクリーニングにお願いしていたという人も、ぜひ自宅でトライしてみてください!
教えてくれたのは・・・藤原千秋さん
家事・掃除・住宅アドバイザー。大手住宅メーカー営業職を経て、2001年よりAll About「住まいを考える」ガイド。家事にまつわる記事のライター・アドバイザー・コラムニストとして、雑誌をはじめ数多くの媒体で活躍中。著・監修書に『この一冊ですべてがわかる!家事のきほん新事典』他。