【汚れても気にしないことも大事】大掃除後のキレイをキープさせる日々の工夫

2023/01/21

年末に頑張って大掃除をした部屋、せっかく一度はキレイになったのに、年が明けたら、また元通り……なんていうことは避けたいですよね。できるだけ無理なく簡単に、キレイをキープする方法を、暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんにお聞きしました。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

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まとめて掃除すべきところは、汚れても気にしない

「大掃除でキレイになった部屋、ずっとキープし続けられたらいいのに……」というのは誰しも思うこと。確かに、こまめに掃除し続けることで保てる場合もありますが、汚れをある程度溜めて、大掃除でまとめて掃除するべき箇所というのもあります。

例えば、窓磨きや換気扇掃除、エアコンのフィルター掃除などは、頻度高くするのは難しいかもしれません。こういった箇所はよほど目につく汚れがつかない限り気にしない。「ここは一気に掃除する場所」と決めて、半年から一年に一度の大掃除で片づけましょう。

おうちはホテルやレストランではありません。どこもかしこも、いつでも完璧にキレイを目指すよりも、日々の生活でよく使う場所を中心に、ほどよくキレイを保ちましょう。

モノの出しっぱなしを許さない

キレイをキープするためには、掃除しやすい部屋もキープし続けましょう。掃除しやすい状態というのは、モノが出しっぱなしになっていない状態です。

家族や親戚が集まることが多い年末年始は、どうしてもモノが散らかりやすく、そのまま出しっぱなしになることが多いです。床やテーブルなどの上にモノが出ていると、掃除機もかけにくいし、拭き掃除もしにくい。掃除の前に片づけもしなくてはならないとなると、面倒な気持ちが強くなってしまいます。

掃除をする時間が取れないのであれば、まずはモノを片づけることを優先しましょう。小さなお子さんがいると、いつも片づいた状態は難しいかもしれませんが、できる範囲でリセットする習慣を。部屋が片づいてさえいれば、あえて掃除の時間を作らなくても、隙間時間でさっと汚れを取ったり、落としたりしやすくなります。

洗剤いらずの掃除用具を揃える

隙間時間に掃除をするときに便利なのが、洗剤いらずで使える掃除用具です。洗剤を使うと、汚れは確かによく落ちますが、使ったあとはしっかり拭き取らなければならず、こするためのスポンジや拭き取り用の布が必要など、手間や道具も多く必要です。

頑固な汚れには洗剤が必要な場合もありますが、いったんキレイにした大掃除後なら、洗剤なしでも落とせる汚れがほとんど。例えばメラミンスポンジやマイクロファイバークロスは洗剤なしでも汚れがよく落ちる掃除用具です。また、使い捨ての掃除用シートなら、使ったあとに洗う必要がないので、より手軽です。

また、洗剤代わりにおすすめなのがアルコール除菌スプレー。除菌力だけでなく、水にも油にも溶けるため、汚れを落とす力があります。すぐに揮発してしまうので、洗剤のように二度拭きする必要もありません。拭いただけでは落ちない汚れに使ってみましょう。

「気づいたらすぐ」の習慣をつける

キレイを長くキープするためには、気づいた汚れを無視しないことが大切です。料理をしているときやお風呂に入っているときなど、日常生活の中でふと汚れが目につくことがあると思います。このときに面倒に思う気持ちをぐっとこらえて、その場でさっと落としてしまいましょう。

長く放置した汚れでなければ、先ほども紹介したメラミンスポンジやマイクロファイバークロスで洗剤なしで拭けば、簡単に落とせます。特に水や油を使うキッチン周りは、使ったあとに全体をさっと拭いておくと、頑固な汚れにならずに済みます。

また、入浴中でも汚れに気づいたら、さっとこすっておくと、カビ汚れや水垢を防げます。こすっただけで落ちにくければ、わざわざ専用洗剤を持ち出さなくとも、ボディソープやシャンプーなどを洗剤代わりにしてしまいましょう。

どうしても手が回らなければ、外注もアリ!

こまめに掃除をしたい気持ちはあるけれど、「忙しくて、どうしても回らない!」という人もいるかもしれません。できないことにイライラしてしまうのであれば、外注するという方法を考えてみてもいいかもしれません。

過去記事『家事代行サービスは何ができる?メリット・デメリット、選び方などを解説!』でご紹介しましたが、最近は比較的リーズナブルな料金で家事の外注をすることができるようになってきました。

部屋がキレイになるのはもちろん、「キッチンがキレイになったら、気持ちがラクになった」「お風呂場がピカピカだと疲れが取れる」といった精神的なメリットもあります。お財布に無理のない範囲で利用を考えてみるのもひとつの手です。



◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

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