お風呂のカビ対策、シャワー温度は「冷水・お湯」どっちが正解?
2019/04/19
当たり前のようにやっている家事が、実は間違っていたとしたら?そんな「NG家事」について、家事代行サービスを展開する「カジタク」に所属の山口奈穂子さんに教えてもらいました。
今回ご紹介するのは、お風呂のカビ対策についてです。
“冷水”で洗い流すのは逆効果に!?
お風呂場のカビ対策として、浴室を出る前に皮脂汚れなどをシャワーでザーッと流している、という人は意外と多いでしょう。
そのときのシャワーは、冷水ですか?それともお湯ですか?
「結論から言うと冷水の使用は逆効果です。何故ならカビが好むのは温度ではなく、湿度だから。お風呂上りにシャワーを使って冷水をまくのは、かえってカビが生えやすい状況を作ってしまっていると言えます」(カジタク・山口奈穂子さん、以下「」内同)
正しいカビ対策はシャワーの温度を上げる
では、正しいカビ対策はどうすればよいのでしょう?山口さんに詳しく解説してもらいます。
「有効なお風呂上がりのカビ対策はシャワーの温度を50度まで上げ、石鹸カスやカビの胞子を洗い流すようにお風呂場全体に撒くことです。お湯であれば水よりも蒸発が早く、タイルやパッキンも乾燥しやすくなります。」
浴室を出る前にまくのは、冷水よりもお湯!これを心掛けるようにしましょう。その上で、乾燥を徹底するのが重要だそうです。
「お風呂上りには窓を開けたり換気扇をつけたりして、お風呂場の湿度を追い出すことも大切。水分が残らない状況をつくることが、カビ対策で最も重要なポイントなのです。」