プロが解説!梅雨時期の寝具ケアはどうするのが正解?
2019/06/10
湿気が増し、ジメジメとした梅雨。この時期、湿気を吸ってズッシリと重く感じる寝具に悩まされる人も多いのでは。そこで今回は、家事代行サービスを展開する「カジタク」に所属の山口奈穂子さんに、梅雨時期の寝具ケアについて教えてもらいました。
寝室全体のケアが正しい寝具ケアにつながる
梅雨時期の寝具ケアでは、寝具のみの対策では不十分です。寝室全体の“湿気対策”を意識することで、正しい寝具ケアが行えます。今回は、4つのステップでご紹介しましょう。
ステップ1:寝室全体の湿度を管理する
まずは、寝室全体の除湿から始めましょう。エアコンのドライモードや、除湿機などを使って、寝室の湿度が60%を超えないようにコントロールします。60%を超えると、ダニやカビが繁殖しやすい環境になるからです。
ステップ2:布団・ベッドまわりを清潔に
寝室はじつはとても汚れが溜まりやすい部屋。寝具や衣類からは多くのホコリが多く出ますし、睡眠中には髪の毛やフケなども落ちます。結果、ベッドや布団周辺にはホコリと毛・フケが混ざり合った汚れが大量発生することに。
これらの汚れは、ダニやカビにとって格好のエサになりますから、掃除機、フロアワイパー、粘着クリーナーなどを使って、こまめに取り除くようにしましょう。
ステップ3:シーツ、布団・枕カバー…洗えるものは洗う!
シーツ、布団・枕カバーなど、洗濯できる寝具は積極的に洗いましょう。とくに枕カバーは髪の毛、フケ、整髪料、頭皮や首もとから出る皮脂、汗など、色々な汚れが混在しています。寝返りを打てば、そこに顔をつけることだってあるはず。枕カバーをこまめに掃除するのが大変であれば、枕にタオルを巻いて、タオルを洗濯する方法もあります。
ステップ4:布団の除湿をする
寝室の環境や細かな寝具の状態を整えたら、最後に布団の除湿です。梅雨の時期は、布団そのものが湿気を含んでいるうえに、毎晩私たちの汗を吸収している状態なので、水分で重たくなっています。日光に当てて干せない場合には、布団乾燥機を利用してふんわり感を復活させましょう。扇風機があれば、布団の表面に風を当てるだけでも、ある程度湿気を飛ばすことができますよ。