「この家クサい!」と思われないために、今すぐやるべきこと

2019/09/28

ほかの人の家を訪れたときに、ニオイが気になることがないでしょうか。人が生活していれば、何かしらのニオイがあるのは当たりまえのこと。でも、そのニオイが「クサい!」というのは避けたいものです。

そこで今回は、暮らしスタイリストとして料理を始め、家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに、家の中のニオイが気になったときにチェックしたい箇所と、その対策についてお伺いしました。

ファブリック

自宅で部屋の混乱
Igor Vershinsky/gettyimages

ファブリックとは、カーテン、ラグ、クッション、寝具などの布製品のこと。じつは、布はとてもよくニオイを吸い込みます。また、湿気も含みやすいため、雑菌やカビの原因にも。部屋全体に嫌なニオイが漂っているときには、ファブリックを疑ってみましょう。

とくに大きな面積を占めるカーテンやラグは要注意。気づかないうちに料理やタバコ、ペットなどのニオイを吸い込んで、異臭を発していることがあります。大きなファブリックのお手入れは面倒ですが、数カ月に一度は洗濯をしたり、天日干ししたりすることをおすすめします。

また、掃除機は床だけでなくカーテンにもかけておくと、ホコリや汚れが取れて、ニオイ対策になります。毛足の長いラグは毛並をしっかりと起こして、奥まで吸い込むことを意識してください。それでも落ちない汚れは、中性洗剤をごく薄く溶かしたお湯で拭き掃除してください。水拭きで仕上げて、洗剤成分を残さないようにしましょう。

さらに、寝具もニオイのもとになることが多いファブリックのひとつ。寒い時期でも寝ているときには汗をかいています。寝ている間に皮脂が枕カバーやシーツについた皮脂とともに、雑菌を繁殖させる原因になります。枕カバーやシーツは週に1回は洗濯をし、布団もあわせて天日干しをしましょう。時間がないという人は布団乾燥機を使うのもおすすめです。

部屋干し

部屋に洗濯ぶら下がって
ahirao_photo/gettyimages

天候に関わりなく、洗濯ものを部屋で干しているというご家庭が増えています。ただし、上手く干さないと、生乾きの洗濯ものからニオイが発生し、部屋中クサくなってしまうことがあります。

部屋干しのニオイの原因は、洗濯ものに発生した雑菌です。これを防ぐには、ていねいに洗い、素早く乾かすのがポイント。

洗濯ものは溜め込まず、洗濯機の容量に対する洗濯ものや洗剤の量を守って洗うのが、汚れを残さないための基本です。また、洗いあがった洗濯ものを洗濯機に入れっぱなしにせず、すぐ干してください。風通しのよい場所に、できるだけ間隔を開けて干します。部屋にだれもいない状態で部屋干しをしていると、空気が滞りがちです。エアコンや扇風機、サーキュレーターなどを洗濯ものに当てながら乾かすと、より素早く乾きます。

エアコン

エアコン、空調設備の修理やメンテナンス
RidvanArda/gettyimages

夏は冷房で冬は暖房と一年中活躍するエアコンですが、これが部屋のニオイにつながることがあります。

エアコンは空気を吸い込み、風を吹き出す仕組みなので、その内部にホコリが溜まります。さらに冷房を使うと、温かい空気が冷やされる過程で結露が発生します。それがホコリといっしょになると、雑菌やカビの発生につながります。冷房をよく使う期間は気にならなくても、久しぶりに暖房をつけたら、「クサい!」というのは、これが原因です。その風には雑菌やカビが含まれているので、健康にも決してよくありません。

エアコンがニオうと思ったら、まずはフィルターを掃除してみましょう。前面のパネルを開けて、フィルターを取り外し、説明書に従ってお手入れをしてください。それでもニオイが取れないときは、エアコンクリーニングの専門業者に依頼をして、内部まで掃除をしてもらいましょう。

また、エアコン掃除をするおすすめの時期は秋です。カビが発生しやすいのは冷房を使い終えたあと。そのタイミングでお手入れをしておけば、暖房を使うときにもニオイの心配が少ないでしょう。

玄関

臭いハイキング ブート。靴のクリーニングのプロセス
SPmemory/gettyimages

玄関はその家の第一印象となります。入った瞬間に「クサい!」というのは絶対に避けたいもの。でも、玄関にはニオイの原因となるものが多くあります。

とくに注意したいのは靴。ホコリや皮脂といった汚れ、雨や汗などの湿気などからクサくなりやすいのはご存知の通りです。そのまま手入れをせず、靴箱の中に入れてしまうと、より湿気がこもって、とんでもない悪臭につながることも。外から帰ってきたら、汚れが目立つときはブラシなどをざっとかけ、消臭剤や消臭スプレーで使っておくといいでしょう。靴箱の中にも除湿剤などを準備しておくことをおすすめします。

また、雨にぬれた傘もニオイの発生につながることがあります。できればぬれた傘は玄関に持ち込まず、しっかりと乾かしてから、部屋に入れるようにしましょう。どうしても玄関にしか置く場所がないという場合は、家に入る前によく水気を切ってから、広げて干しておきましょう。


◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしをつくる、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

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