100均アイテムが活躍!フローリングをピカピカにする方法をプロに聞いた
2020/01/26
毎日お掃除をしているはずなのに、気がつけばフローリングが黒ずんでいるというようなことはありませんか。それは、掃除のやり方を間違えているからかもしれません。
お掃除のプロは、どのようにフローリングを掃除しているのでしょうか。ライターの増田剛己さんに、ハウスクリーニングのプロがやっているフローリングの掃除の方法を取材してもらいました。
ピカピカフローリングへの第一歩
フローリングをピカピカにするための第一歩は、こびりついた汚れの除去から。幸いなことに(?)筆者宅のキッチンまわりのフローリングには、油汚れが黒ずんだ結果、とても取れにくくなった汚れがありました。
このようなこびりついたガンコな汚れは、ゴシゴシと拭いてもなかなか取れません。だから、100均でも買えるスクレイパーでこそげ取ってしまうのが正解。こそげ取ったら、掃除機などで吸い取っておきましょう。また、板と板の間にある溝にも汚れが溜まっていたりするので、そこもスクレイパーの角を使って、汚れをこそげ出しましょう。
拭くときはアルカリ性の洗浄液を吹きつけてから
目立った汚れが取れたら、次はフローリングを拭く段階。使うのは、アルカリ性の洗浄液。今回は、これまた100均でも売っている「アルカリ電解水」を使いました。
洗浄液をフローリングにまんべんなく吹きつけたら、乾いた雑巾で全体を拭いていきましょう。
なお、フローリングにカビが発生していて、拭いても取れない場合はクリーニング業者に依頼するのがおすすめだそうです。拭いても取れないレベルのカビは深い部分に発生しているので、プロの手を借りるのがいちばんなんだとか。無理にカビ取り剤などを使うと、フローリングを傷めてしまう可能性があるのでご注意を。
ワックスがけはフロアワイパーでササっと
最後はフロアワイパーにワックス専用のシートを装着して、拭きましょう。汚れ落としとワックスがけを同時にできるものです。なお、最近はワックス不要なタイプのフローリングも増えていますので、必ずご確認を!
でも、いちばんの近道はけっきょく……
フローリングをピカピカにする方法についてご紹介しましたが、今回お話を聞いたハウスクリーニング会社の社長さんいわく、「いちばんの近道は、小まめに掃除しておくこと」だそうです。
汚れも早い段階だと落ちやすいのですが、たまってくると厄介になってくるのだとか。ただし、掃除機をかけるだけというのはNGです。掃除機はある程度のホコリは吸い込んでくれますが、ホコリを空気中に舞い上げてしまい、しばらくすると落下してくるのです。
必ず雑巾で拭いたり、フロアワイパーなどを使って掃除をすることが必要。フローリングの素材によっては素人ではたいへんな場合もあるので、そんなときは迷わずお掃除業者に相談しましょう。
◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。
取材協力:エムグロウス株式会社