甘くて食べやすいグミは定番おやつの1つです。グミは賞味期限が長くて、傷みにくいと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、正しく保存ができていなければ傷む可能性はあります。傷んだグミの特徴や、正しい保存方法を知ってグミをおいしく食べましょう。

グミの賞味期限は?
グミにはハードグミやソフトグミ、パウダーつきグミなどの種類があり、商品によって賞味期限は異なります。そのため、必ずパッケージに記載されている賞味期限を確認しましょう。
また、賞味期限は未開封で正しく保存されていた場合を想定して設定されているので、開封済みの場合は賞味期限にかかわらず、早く食べきる必要があります。
賞味期限と消費期限の違い
ここで、賞味期限と消費期限の違いについてまとめます。
賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。
賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限とは、賞味期限と同じように保存していた場合、記載されている「年月日」まで「安全に食べられる」期限になります。
お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。
もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期限にかかわらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。
賞味期限が過ぎて傷んだグミの特徴
賞味期限はおいしく食べられる期限の目安です。そのため、賞味期限を過ぎてもグミがすぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、グミの保存状況によっては早く傷んでしまうこともあるため、必ずグミの状態を確認しましょう。
傷んだグミにはいくつかの特徴が見られます。
特徴1:形が崩れている
グミにはゼラチンが含まれています。そのため、直射日光が当たる場所や熱を発するコンロや調理機器の近くなど、高温になる場所でグミを保存していると、溶けて形が崩れてしまうことがあります。
ただ溶けているだけであれば食べられますが、食感が変わったりくっついたりして風味が劣化し、傷みが始まっている可能性もあるので注意しましょう。
特徴2:カビが生えている
グミを冷蔵庫で保存して結露で濡らしてしまったり、湿気の多い場所で保存したりすると、カビが生えてしまうことがあります。
異常が見られた場合には食べないようにしましょう。
特徴3:変色している
グミは色が変わることがあります。グミ全体ではなく少し変色しているだけでも、味に違和感があれば傷んでいる可能性があります。
グミが食べられる状態か確認する場合は、少しだけ味見をして異常があれば食べないようにしましょう。
賞味期限が1年以上過ぎたグミは食べられる?
未開封で正しく保存できているグミであれば、賞味期限を1年ほど過ぎても食べられる可能性はあります。ただし、乾燥して食感が変わったり、味や風味が低下している場合があるため注意が必要です。
傷んでいる可能性もあるので、できれば食べないほうがよいでしょう。もし食べるのであれば、見た目や臭い、味などをよく確認して、自己責任で判断する必要があります。
グミの保存方法
正しく保存ができていなければ、賞味期限を縮めてしまう可能性があります。また、賞味期限が縮まることで傷みが早くなる場合があります。
正しい保存方法を把握して、おいしさと安全を長く保ちましょう。
常温で保存する
グミは基本的に常温保存です。しかし、火の近くなど高温になりやすい場所で保存してしまうと、ゼラチンが溶ける可能性があります。また、湿度が高いとカビが生えやすくなります。
そのため、グミは直射日光と高温多湿を避けて保存しましょう。未開封で正しく保存することで、パッケージに記載された賞味期限までの品質を保てます。開封した場合は、乾燥や湿気に触れるのを防ぐために密封して、早めに食べきるようにしましょう。
冷蔵・冷凍で保存する
グミは常温で保存しますが、夏場は溶けてしまう可能性があります。そのため、冷蔵庫での保存も可能です。冷蔵庫に入れる場合は、食べる分だけ取り出すと品質を保ちやすくなります。
また種類によっても異なりますが、グミは冷やすことで硬さが増し、同時にひんやりとした食感を楽しめるようになります。冷凍庫で保存することも可能ですが、味や風味が落ちやすくなるので保存目的ではなく、食べ方の1つとして利用するようにしましょう。
賞味期限切れのグミには要注意!無理して食べないようにしよう!
グミは賞味期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
しかし、保存方法によっては賞味期限よりも早く傷んでしまうこともあるため、多くのメーカーが賞味期限内に食べることをすすめています。
賞味期限が切れたグミは、食べる前に状態をよく確認して、無理して食べないようにしましょう。