「まとめ買いは節約になる」と思って、ついストックしすぎていませんか?確かに、セールのタイミングで買うとお得に思えますが、じつは逆にムダ遣いになることも…。
今回は、節約や家事の効率化のつもりで買いだめしてしまいがちだけど、買いだめNGなものを、整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

調味料
調味料は長期保存ができるイメージがありますが、開封後は風味が落ちたり、酸化したりして味が変わることもあります。賞味期限はあくまでも未開封での期限です。安いからと大容量サイズを買うと、結局使いきれずにムダになることもあります。
使い切れるサイズのものを新鮮なうちに使い切るのがベスト!よく使うものは未開封を1つストックしておくなど自分でルールを決めておくのがおすすめです。
薬やサプリメント
風邪薬などの常備薬は、いざというときに必要ですが、買いすぎると意外と期限切れになりがちです。また、症状によっては市販薬が合わず、結局病院に行くことになることも。
サプリメントも、まとめ買いの方がお得と思って複数購入しても、気づけば飲まずに放置…なんてこともあります。必要なときに必要な分だけ購入するのが、ムダなく使い切るコツです。
洗剤
洗濯洗剤や食器用洗剤は、時間が経つと成分が分離し、洗浄力が落ちることがあります。とくに液体洗剤や柔軟剤は、香りが変質したり、粘度が変わって使いにくくなったりすることも。開封してから時間が経つと防腐剤の効果が薄れ、カビや菌が繁殖しやすくなるリスクもあります。
大量に買いだめせず、1~2カ月で使い切れる量を購入するのがベストですね!
お米
昨年からの品薄状態や高騰で不安になってしまうお米。ちょっとでも安いのを見ると買いたくなってしまいますよね。「お米は腐らない」と思われがちですが、湿気や温度の影響で味が落ちやすく、長期間保存すると虫が発生することもあります。特に夏場は注意が必要!
大量に買うより、1カ月程度で食べ切れる量を定期的に買う方が、美味しく安全に食べられます。
使い捨てのキッチン用品(ラップ・アルミホイル・クッキングシートなど)
ラップやアルミホイル、クッキングシートなどのキッチン消耗品は、セールで安いからと大量に買ってしまうと収納スペースを圧迫することになります。
とくにラップやクッキングシートは、長期間放置すると端がヨレたり、カットしづらくなったりして使いにくくなることもあります。意外と起こりがちなのが「まだたくさんある」と思っていると逆にムダに使いがちになること。適量をキープするのが節約のコツです。
買いだめが逆効果になることも!
買いだめは「節約になる」と思われがちですが、意外とムダ遣いの原因になることも多いものです。本当に必要なものだけを適量ストックすることで、ムダなく節約しながら快適に暮らせます。
あなたの家にも、買いだめしすぎているものはありませんか?この記事を参考に、ぜひ見直してみてください。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部