キッチンのイヤな臭い対策をご紹介!誰でも簡単に活用できる技も解説
2022/06/13
キッチンに立っているとどこからともなくやってくる嫌な臭い。特に梅雨の時期は、菌の活動がよりアクティブになり、ヌメリやイヤな臭いを発生させます。まさに食器洗いスポンジや排水口は菌のパラダイス。これ以上菌を増やさないためにも早めの対策をしましょう。
まずはじめにお掃除のプロである尾崎真さんにお話を伺いました。
※本記事は、過去に掲載した以下記事を統合したうえで一部編集を加えたものです
■快適空間づくり!キッチンの簡単臭い対策5選(2018/06/29掲載)
■悪臭を断ち切る!みんながしているキッチンの臭い対策(2019/03/02掲載)
■【プロ監修】キッチンのイヤーな臭いをゼロにする4つの方法(2019/06/18掲載)
【プロ監修】キッチンのイヤーな臭いをゼロにする4つの方法
<教えてくれた人>
尾崎真さん
おそうじ本舗の技術責任者。ハウスクリーニング技能士の国家資格を持ち、「お掃除のプロ」としてさまざまなメディアで活躍中。
キッチンで悪臭が発生しやすい場所は?
「食べ物や生ごみ、油汚れ、洗剤かすといった多種多様な菌であふれ返る排水口まわりは、臭い菌が増殖し、悪臭の元凶」(尾崎さん)。重曹やアルミホイルなど身近なアイテムで臭いやヌメリの対策をしましょう。
キッチンのイヤ~な臭いを防ぐ方法
1 スポンジは食器用洗剤で洗って干す
多種多様な菌が多いキッチンの食器洗い用スポンジは、実はトイレよりも菌が多い場所。使用後に食器用洗剤で洗い、水まわり以外の所に干し場をつくって乾かすことで、菌の発生を抑制します。
2 排水口のヌメリには「重曹+クエン酸」が有効
ヌメヌメした排水口には、重曹20gとクエン酸10gをふりかけ、ぬるま湯300㎖ を注ぐだけ。シュワシュワした泡が落ちにくいヌメリを一掃。排水かごのかすは古歯ブラシでこすりましょう。
3 排水口の悪臭はアルミボールで楽々防止
排水口のイヤな臭いには、邪魔にならない大きさに丸めたアルミホイルのボールを2個入れておくのも手。アルミホイルから金属イオンが発生し、臭い菌の増殖を抑える効果があります。
4 シンク下収納も扉を開けて換気
排水パイプが通るシンク下の収納は、湿気がこもりやすく、カビやイヤな臭いが発生しがち。月に数回は収納扉を開け、サーキュレーターなどで風を送って換気&除湿をしましょう。
高温多湿の時期は要注意!水まわりとシンク下を徹底ケアして、悪臭の発生を抑えましょう。
参照:『サンキュ!』7月号「最高にラクな臭い・カビ・ダニ・G対策」より。掲載している情報は19年5月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/RIKA 取材・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部
その他にもできる!さまざまな臭い対策をご紹介
見た目はきれいに片付いていてステキなキッチンでも、イヤな臭いがしてしまったら台無しですね。
なかなか消えてくれない臭いでお悩みの方にここからは簡単にできる臭い対策のアイデアをご紹介します!
自作のお掃除スプレーでキッチンを消臭・消毒!
自作のお掃除用スプレーで消臭! 作り方は簡単です。消毒用のエタノールを、水で1:1程度に薄めるだけ。このスプレーをお掃除に使えば、消臭・消毒効果が期待できるそうです。
ハッカ油を使えばキッチンに爽やかな香りが広がる
普段お掃除に使っているセスキ炭酸ソーダのスプレー液に、ハッカ油を数滴プラスしてみましょう。シュッとすると清々しい香りがキッチンに広がり気分も爽やか!虫よけ効果が期待できるのも、嬉しいポイントです♪
気になる場所にアロマオイルを数滴 垂らすだけでOK
キッチンの臭い対策にアロマオイルを使うのはいかがでしょうか。シンクの排水溝やキッチンのゴミ箱に、アロマオイルを数滴垂らすだけ。キッチンのいやな臭いを抑えるのに、大活躍してくれているそうです。
ゴミ箱を使いやすくアレンジして、臭いのもとを家の外へ
既製品のゴミ箱をアレンジ♪ ゴミ箱の内側にフックをつけて、小さめのレジ袋をかけられるようにします。生ゴミはレジ袋に入れて、1~2日ごとに外に出すことをおすすめします。“消臭”するのではなく、そもそも臭いのもとをキッチンに置かないという発想の転換ですね。
「コーヒーかす」が生ゴミの臭いを消してくれる!
生ゴミの臭い対策として生ゴミと一緒に「コーヒーかす」もビニール袋へ入れるようにしている方も。コーヒーかすは、活性炭と同じくらいアンモニアの脱臭効果に優れるという研究結果もあるそうです。自宅でドリップコーヒーを飲むという方は、コーヒーかすを臭い対策に再利用してみるのはいかがでしょうか。
フタ付き容器で簡単にできる生ごみ対策!
ここからは、閉めておけばゴミの臭いが防げるだけでなく、見た目もスッキリとするフタ付き容器でできる生ごみ対策をご紹介します。
三角コーナーの代わりに、ゴミ箱を作業台に置くというアイデアもありますよ。ビニール袋を入れたカゴを使っていると、臭いが気になりやすいです。
100円ショップに売っているフタが立つ保存容器に変更することで、片手でもフタの開閉が簡単に行えます。
生ゴミ処理機で生ごみをカラカラに!
生ゴミ処理機を利用して臭いをカット。処理機は電気代が安い夜の時間に稼働させるのがおすすめです。
処理をしたあとの生ゴミはカラカラに乾燥するため、まったく臭いはしないそうです。むしろ、ゴミのなかに柑橘系の皮などが入っているといい香りがすることも。乾燥した生ゴミは、畑の肥料に!まさに一石二鳥です。
大さじ1杯のお酢をおくだけで臭いスッキリ
大さじ1杯程度のお酢を入れた小さな容器を、つねにキッチンの片隅に置くことで調理中に出る臭いをスッキリさせることができます。
少量のお酢でも、揚げものや焼き魚などあらゆるキッチンの臭いが取れて、クリーンな香りが広がるんだとか。
ちなみにお酢が減ってきたら容器を洗い、新たに足すだけでOKだそうです。
生ゴミや排水口、調理をしたあとの臭いなど、家のなかでもキッチンはさまざまな臭いが発生しやすい場所のひとつです。
今回ご紹介した対策法を参考にして、いつでも清潔な状態を保っているキッチンで気持ちよく料理ができるようにしましょう!
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