洗濯物を部屋干しした際のラクな臭い対策を複数紹介!
2022/06/14
天気の悪い雨の日は、部屋の中に洗濯物を干しているという人も多いと思います。しかし、そのときに気になるのが「洗濯物の嫌なにおい」。部屋全体にその臭いが充満すると、とってもブルーな気持ちになりますよね。そんなイヤ~なにおいを防ぐ良い方法をご紹介していきます。
※本記事は、過去に掲載した以下記事を統合したうえで一部編集を加えたものです
■【梅雨】部屋干しの嫌な臭いを防ぐ3つのコツ(2021/06/15掲載)
■梅雨時期の部屋干しのニオイ問題、誰でも今すぐ簡単に防げる3つのコツ(2021/06/19掲載)
■たった3つ!これで部屋干しのイヤ〜な臭いとサヨナラできました(2021/07/07掲載)
■【プロ監修】洗濯物がにおう原因は生乾きじゃない!?最高にラクな臭い対策(2020/06/19掲載)
洗濯物の最高にラクな臭い対策
まずは、お掃除のプロとして活躍する尾崎真さんにお話を伺いしました。
<教えてくれた人>
尾崎真さん
おそうじ本舗の技術責任者。ハウスクリーニング技能士の国家資格を持ち、「お掃除のプロ」としてさまざまなメディアで活躍中。
洗濯物のにおいの原因は?
「洗濯物がにおうのは、生乾きが原因というより、洗濯槽のカビや雑菌が洗濯物につき、増殖するせいです」(尾崎さん)。密閉空間で多湿な洗濯槽の裏は、臭いの原因となる菌やカビの温床。洗濯機の中に汚れた服を長時間入れっ放しにするのもNGです。
カビの増殖を抑える方法は?
洗濯機のふたは24時間開けっ放しに!
使わないときは洗濯機のふたを数㎝でも開け、通気性のいい状態をキープ。汚れた洗濯物はランドリーかごを活用し、洗う直前まで洗濯機に入れないことが、菌の繁殖を防ぐコツです。
★さらに効果的!
どの家の洗濯槽にもほぼカビが生息しているので、2~3年に一度はクリーニングしましょう。
①洗濯槽を50℃の湯で満水にし、粉末の酸素系漂白剤600gを溶かす
②洗濯機を回し、排水前に停止させて2~3時間放置
③浮き出た汚れをすくって脱水し、新しい水に替えて再び洗濯機を回す
①~③を数回繰り返します。プロに頼むのも手ですよ。
厚手のバスタオルは下から風を当てる
洗濯機のカビが付着した厚手のタオルは、生乾きになると臭いが発生。サーキュレーターや扇風機で下から風を当てると、乾くまでの時間が短縮され、菌の増殖を防げます。風がまんべんなく当たるよう蛇腹干しにしましょう。
★さらに効果的!
取れない臭いには「つけ置き作戦」で菌を一掃!がんこな臭い菌にはつけ置きが効果的です。洗面器に50℃の湯を入れ、粉末の酸素系漂白剤20gを溶かし、タオル類をつけて2時間放置するだけ。洗濯機ですすいで干せば完了!
残り湯を使うなら「酸素系漂白剤」をプラス
残り湯は雑菌のスープのようなものなので、梅雨の時期は使わないのが理想。もし使う場合は、抗菌・防臭効果のある酸素系漂白剤を入れると、菌の増殖を防げます。残り湯は洗いのみに使い、すすぎは真水で行いましょう。
植物由来のエコ洗剤より「合成洗剤」がおすすめ
小さい子どものいる家庭などで使われる植物由来や無添加の洗剤。実は服の土ボコリなどと同様、菌やカビを増殖させる可能性が。梅雨の時期は、除菌力がしっかりした合成洗剤にシフトするのが◎。
湿気の多い季節は、より菌が繁殖しやすいので注意が必要です。使う洗剤や乾かし方を工夫して、臭いの発生を防いでいきましょう。
参照:『サンキュ!』7月号「最高にラクな臭い・カビ・ダニ・G対策」より。掲載している情報は19年5月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/RIKA 取材・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部
部屋干しの嫌な臭いを防ぐコツをまとめてご紹介!
梅雨の時期の部屋干しで嫌な匂いを防ぐためのコツやポイントをさまざまなライターさんから伝授してもらいましょう。
kousanaさんが実践している部屋干しの臭い対策
ここからは、毎天気が良くても悪くても年中部屋干し派であるサンキュ!STYLEライターkousanaさんが実践している部屋干しの臭い対策を紹介します。
コツ1:サーキュレーターなどを活用する
そんな時はサーキュレーターなどを使って空気の流れを作ると効果的です。
お天気が悪くても庇(ひさし)があって窓が少しでも開けられそうでしたら、開けて風を室内へ送り込むといいですよね。
kousanaさんは、なぜ年中部屋干しになったのでしょうか?
理由は、ベランダの風当たりが良すぎて、しょっちゅう洗濯物が飛んでいってしまうことでした。また、雨の日に安心して外に干せるような場所がないこと。あと、何と言ってもカメムシやハチなど、苦手な虫が衣類に付くのが嫌だからでした。
そこで、南側の窓に強力突っ張り棒と室内用物干し竿を設置して干すようになったそう。冬でも陽が下の方にあるため、きちんと日差しが当たって、朝干しても夕方には乾きます。
コツ2:洗濯物を干したらシュッとひと吹き!
干した瞬間から、正直臭うな…と思う時にはA2Careを使うようになったkousanaさん。菌や臭いを元から除去する働きがあり、吹きかけた瞬間臭いが消えるわけではありませんが、干していくうちに臭いがなくなっていきます。半乾き時点でも臭うな…と思うことがほぼないので、効果はあったようです。
コツ3:洗濯槽の掃除を定期的に行う
これは部屋干しの臭い対策とはちょっと違うのでは?と思われてしまいますが、最初に述べたように臭いの原因は洗濯物に残った汚れと雑菌にあるため、そもそも洗濯機が汚れていたらダメということです。なので、kousanaさんは、洗濯槽の掃除を2ヶ月に1度はやるように心がけているそう。
◆この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライターkousana.
Instagramでは、毎日こそうじを日々投稿しています。
掃除以外にもオススメ商品なども発信しています!
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
田中ゆみこさんさんが実践している部屋干しの臭い対策
ここからは、サンキュ!STYLEライターの田中ゆみこさんが実践する今すぐ誰でも簡単にできる!部屋干しの嫌なにおいを防ぐ3つのコツを紹介します。
1.洗濯前のコツ
部屋干しのイヤなにおいの原因は「繁殖した雑菌」。実は、洗濯する前からあることに気をつけると良いと知っていましたか?それが衣類やタオルなどを「濡れたまま放置しない」ことです。
密閉した空間は雑菌が繁殖しやすく、洗濯機の中で繁殖した雑菌は洗濯槽の中にまで雑菌が広がってしまう原因にも…。洗濯機の中に汚れものを入れておくのはNGです。脱いだ洋服やお風呂上りに使ったタオルなどの汚れものは「洗濯カゴ」に入れることで部屋干しのイヤなにおいを防げますよ。カゴは通気性のよいものがオススメです。
2.洗濯する時のコツ
洗濯するときにもコツがあります。それが「衣類の量」と「水の量」と「洗剤の量」です。
「大量の洗濯物、一度に終わらせたい!」と洗濯機がいっぱいになるくらい、たくさんの衣類を洗濯しようとしていませんか?一度にたくさんの衣類を洗濯すると、汚れが落ちずに雑菌が繁殖する原因になります。洗剤はたくさん使うと汚れが落ちるような気がしますが、これもNG!余分な洗剤が衣類に残り、雑菌が繁殖することも…。水の量もたっぷりの水ですすぐことが、汚れやにおいを落とすのに効果的です。
洗剤は「除菌」「抗菌」「部屋干し」と書かれたものを選ぶのがポイントです。
3.干し方のコツ
部屋干しのイヤなにおいを防ぐ干しのコツは「できるだけ早く乾かすこと」。ここからは、干し方の工夫を3つご紹介します。
空間をつくる
洗濯物1枚1枚の間に空間を開けて干します。目安はこぶし1つ分。風通しをよくすると乾く時間が早くなりますよ。
アーチ型で干す
田中ゆみこさんは、ハンガーだけではなく、ピンチハンガーも使って洗濯物を干していますが、アーチ型に干すことが洗濯物を早く乾かすコツだそう。
アーチ型とは角ハンガーの両端に長い衣類を吊るし、中央に向かって短い衣類を吊るす干し方です。ピンチハンガーを使っている方はぜひ試してみて下さいね。
衣類乾燥機を活用する
田中ゆみこさんが「なぜ、もっと早く買わなかったんだろう…」と思ったのが衣類乾燥機。衣類が乾く時間が圧倒的に短縮され、部屋干しのイヤなにおいが軽減されたそう。
扇風機やサーキュレーターの風もオススメです。
◆この記事を書いたのは…田中ゆみこ
整理収納アドバイザー兼サンキュ!STYLEライター。セリアやニトリ、無印良品が大好きなアラフォーママです。2歳差男子育児奮闘中。家族の暮らしをラクにしたい!をモットーに【整理収納×時短家事】について発信しています。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
ちぃこさんさんが実践している部屋干しの臭い対策
サンキュ!STYLEライターちぃこさんの家族は、東南アジアに住んでいてスコールが降ると湿気も多くなるため、部屋干し臭や生乾き臭対策に余念がありません。
ここからは、ちぃこさんが実際に行っている部屋干し臭、生乾き臭対策についてご紹介します。
柔軟剤は入れないor少量にする
柔軟剤を入れすぎると洗濯で完全に落ちないまま、衣類に残ってしまう可能性があります。そうすると生乾きのときにイヤ〜な臭いが…。
柔軟剤は規定量の半分にした方が生乾き臭がしなくなったので、ちぃこさんは柔軟剤は少量しか入れていません。洗濯機の乾燥モードを使うときは柔軟剤を入れなくてもフワフワになるので入れていません。
酸素系漂白剤を使う
洗濯には色柄物にも使える酸素系漂白剤を必ず入れています。活性酸素の力で汚れはもちろん、臭い対策にも有効です。
私は洗濯以外に、洗濯槽のお手入れにも使っています。酸素系漂白剤をカップ一杯程度入れて槽洗浄モードで洗うだけ。
洗濯槽は定期的にお手入れをしないと雑菌やカビの温床となってしまい、生乾き臭の原因にもなります。雑菌が繁殖した後ではお手入れが大変なので、定期的に洗濯槽は洗うようにしましょう。私も月イチのルーティン掃除にしています。
酸素系漂白剤は洗浄力が高い「粉末タイプ」がオススメです。
洗濯槽は乾燥させる
普段の洗濯後や、洗濯槽の洗浄後は必ず扉を開けて乾燥させています。
洗剤の投入口も閉めっぱなしのままだと雑菌の繁殖やカビの発生源になりかねません。生乾き臭の原因は雑菌の繁殖が原因なので、菌が嫌いな乾燥状態を保つことが大切です。
▶この記事を書いたのは…ちぃこ
シンプルな節約・コンパクトな暮らしで浪費家と汚部屋の住人を卒業。「家事は適度に、簡単に」がモットーです。
※塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスが発生し死亡事故に繋がる可能性があります。絶対に酸性の洗剤と混ぜないでください。また、脱脂性があるので、素手で作業をすると手が荒れてしまう可能性があります。使用時にはゴム手袋をつけましょう。