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【管理栄養士監修】賞味期限切れの「ビール」はでいつまで飲める?開封状態に分けて解説【日数別】

2020/10/10

ビールはお酒のため、傷みにくいと言われています。しかし、全く傷まないというわけではありません。傷んだとしても、臭いでは変化がわかりづらいこともあります。そのため、おいしいビールを飲むためにも、賞味期限と正しい保存方法を把握しておきましょう。

ビールは賞味期限が過ぎても飲める?

ノンアルコールビールと食品
kuppa_rock/gettyimages

ビールが好きで、家には常にストックがあるという人は多いです。しかし、ストックしておいたビールの賞味期限が切れてしまったということがあるかもしれません。

賞味期限切れのビールを飲んでもいいのか悩んでしまう人もいるのではないでしょうか。賞味期限切れのビールを飲んでも大丈夫なのかみていきましょう。

賞味期限と消費期限の違い

ここで、賞味期限と消費期限の違いについてまとめます。賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく飲食できる」期限のことです。

賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限を過ぎても、すぐに飲食できなくなるわけではありません。

消費期限とは、賞味期限と同じように保存されたものが、記載されている「年月日」まで「安全に飲食できる」期限になります。お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。

もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期限に関わらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。

【保存方法別】ビールの賞味期限は?

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kazuma seki/gettyimages

賞味期限とは、その製品が品質を保っておいしく飲食できる目安の期限です。ただし、それは未開封で正しく保存されている場合を想定して設定されています。

開封後であったり、正しく保存ができていなかったりすると、パッケージに記載されている賞味期限よりも縮まってしまうこともあるので注意が必要です。

未開封のビールの賞味期限

未開封で正しく保存できている場合は、パッケージに記載された賞味期限に従うことになります。ビールの場合は基本的に製造日から9カ月〜1年ほどの賞味期限が設定されています。

正しい保存方法は、容器の破損を防ぐために高温や低温・日光を避けること、アルミ缶の腐食を防ぐために近くに塩や醤油などの塩分の高い食品を置かないようにします。また、保存時には強いショックを与えないことにも注意する必要があります。

開封済みのビールの賞味期限

ビールは開栓してしまうと、どんどん炭酸が抜けていくのでおいしさを保つことができなくなります。ただし、賞味期限は消費期限ではないので、炭酸が抜けたビールを飲むことはできます。

しかし、ビール好きにとってはおいしくないと感じる人が多いでしょう。開栓後は賞味期限に関わらず、早めに飲みきることが基本です。炭酸の抜けたビールに浸して肉を柔らかくしたり、漬物作りなど、料理に使うと良いでしょう。

冷蔵庫で保存したビールの賞味期限

賞味期限は未開封の状態で、正しく保存できている場合を想定して設定されています。ビールの保存に冷蔵は適しているので、冷蔵庫で保存した場合は、パッケージに記載されている賞味期限に従うことになります。

ただし、3度以下の状態で長時間保存するとビールが濁ったり沈殿が生じることがあるので、冷蔵庫で冷やしっぱなしにせず、飲む分だけ飲む前に冷やしておくと良いでしょう。

冷凍庫で保存したビールの賞味期限

ビールをキンキンに冷やしたいからと、冷凍庫に入れることは危険なのでやめましょう。ビールが凍ってしまうと、水分が膨張して容器が破裂したり、開けた瞬間に中身が吹き出す可能性があります。

また、これらが起こらなくても、解凍した際には濁りや沈殿ができてしまい、元のおいしいビールにはなりません。冷蔵庫でも冷気の吹き出し口の近くに置いたり、温度が低めに設定されているチルド室へ入れるとビールが凍ってしまうことがあるので注意しましょう。

常温で保存したビールの賞味期限

ビールは常温でも保存することができます。常温保存でもパッケージに記載されている賞味期限に従うことになります。常温で保存する場合は気温が高くなりすぎる場所での保存はやめましょう。

気温が高いと品質が劣化しやすくなるだけでなく、缶ビールの場合は、中の気体が温められて膨張し容器が破裂してしまう危険性があります。また、瓶ビールの場合は、温まった状態から急激に冷やすと瓶が割れてしまう危険性もあります。その他にも、直射日光が香りや味を変化させてしまうので注意しましょう。

賞味期限が過ぎて傷んだビールの特徴

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kazuma seki/gettyimages

未開封で正しく保存できていれば、ビールは9カ月〜1年ほどは保存することができます。しかし、正しく保存ができていなければ、賞味期限を縮めてしまうこともあります。ビールが傷んでくると、いくつかの特徴が見られるようになります。

傷んだビールを誤って飲んでしまわないように、ビールが傷むとどのようになるのかを把握しておきましょう。

特徴1:賞味期限切れのビールの特徴

先に述べた通り、ビールは冷やしすぎてしまうと濁ってしまうことがあります。この濁りは、ビールに含まれているたんぱく質などの成分が冷やされ過ぎて変化したことが原因で、沈殿することもあります。

もともとビールに入っている成分なので、問題なく飲むことはできます。しかし、ビールが濁った状態になってしまうと、香りが劣化し、水っぽくなったり酸っぱくなり、おいしくなくなってしまいます。さらに、泡立ちも悪くなると言われています。

また、一度濁ってしまったビールを元に戻すことはできません。

特徴2:臭いや味がおかしい

ビールに含まれるアルコールは3〜5%ほどです。アルコールが含まれているため、腐敗しにくくはありますが、この程度のアルコール量では全く傷まないということはありません。

ビールは保存状態が悪かったり、開栓から日にちが経っていたりなどすると、傷みやすくなります。ニオイや味に違和感がある場合は飲むことは避けるようにしましょう。

【日数別】賞味期限切れのビールはいつまで飲める?

白い背景の上のビールのトースト
taa22/gettyimages

賞味期限は、その製品が品質を保っておいしく飲食できる目安の期限です。ビールの賞味期限が切れても、味や風味は落ちるものの、すぐに飲めなくなるわけではありません。しかし、正しく保存ができていなかった場合には、賞味期限を早く迎えてしまうこともあります。

ビールはお酒なので傷みにくいと言われていますが、賞味期限が切れたビールを飲むのであれば、自己責任とし、必ず飲む前に状態を確認するようにしましょう。

賞味期限が1カ月過ぎたビール

賞味期限が過ぎてもすぐに飲めなくなるわけではありません。また、ビールにはアルコールが含まれているため、傷みにくいということもあります。未開封で正しく保存できていれば1カ月ほど賞味期限を過ぎていても飲むことはできます。

ただし、ビールの保存状態などによっては劣化が進んでいる可能性もあるので、必ず飲む前には状態を確認しましょう。また、メーカーも賞味期限内に飲みきることを薦めています。

賞味期限が半年過ぎたビール

ビールは傷みにくいですが、賞味期限を半年も過ぎている場合は劣化が進んでいる可能性が高くなります。また、飲めるとしても炭酸が薄くなっていたり、酸味が強くなりすぎていておいしくなくなっている可能性もあります。

そのため、賞味期限を半年以上過ぎたビールは無理をしてまで飲むことは避けたほうが良いでしょう。もし、飲むのであれば状態をよく確認して、自己責任で飲むようにしましょう。

賞味期限が1年以上過ぎたビール

賞味期限が1年も過ぎていれば、劣化が進んで炭酸が抜け、色が薄くなり、酸味も強くなってしまっている可能性がかなり高いです。見た目や臭いに変化がないように見えても、飲むことはやめたほうが良いでしょう。

また、もったいないからと料理に使うこともおすすめはできません。ビールは可能な限り、賞味期限を守り、おいしくて安全な状態で飲むようにしましょう。

ビールの正しい保存方法

大きなグラスにビールを注ぐ
taa22/gettyimages

賞味期限は未開封の状態で、正しく保存されていた場合を想定して設定されています。そのため、未開封であっても、正しく保存ができていない場合には、ビールの賞味期限を縮めてしまう可能性があります。

ビールのおいしい状態を長く保ち、安全に楽しむためにも、ビールの正しい保存方法と誤った保存方法を把握しておくようにしましょう。

冷蔵庫で保存する

ビールの保存に冷蔵庫は適しています。そのため、冷蔵庫でビールを保存する場合には、パッケージに記載された賞味期限に従うようにしましょう。

ただし、ビールは3度以下で長期保存してしまうと、冷えすぎて成分が変化し、濁りや沈殿の原因となる可能性があるので注意しましょう。また、冷気の吹き出し口やチルド室では0度近くまで温度が下がるため、ビールが凍ってしまう可能性があるので避けましょう。

常温で保存する

缶ビールや瓶ビールは、常温でも保存ができます。ただし、寒い時期は、気温の下がり過ぎによってビールが濁ってしまわないように注意しましょう。また、暑すぎる場所で保存すると缶ビールは破裂してしまう危険性があります。瓶ビールの場合は上がった温度を急激に冷やすことで瓶が割れることもあります。

さらに、日光もビールを劣化させてしまうので、常温でビールを保存する場合は冷暗所で、気温に注意しながら保存しましょう。

冷凍庫での保存は可能?

ビールは冷凍庫で保存すると容器が破裂してしまう危険性があるため、絶対にやめましょう。また、ビールは凍ってしまうと濁ってしまい、おいしくなくなってしまいます。

中には、早く冷やしたいからという理由で冷凍庫へ一時的に入れる人もいます。これも取り出し忘れや、冷やしすぎなどによって破裂の危険性があるのでやめましょう。早く冷やしたい場合はビールを氷水に20〜30分ほど浸けておくといいでしょう。

賞味期限切れのビールには要注意!無理して飲まないようにしよう!

アジアの人々は5人で乾杯
taa22/gettyimages

ビールはお酒のため、傷みにくいと言われていますが、保存状態が悪かったり、開栓してから日にちが経っていたりなどすると、傷んでしまうことがあります。

そのため、少しでも違和感があったら、無理してまで飲まないようにしましょう。おいしいビールを飲むためにも、賞味期限は守り、正しく保存するようにしましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


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