【管理栄養士監修】賞味期限切れの「マカロニ」はいつまで大丈夫?傷んだときの特徴や保存方法を解説!
2020/12/20
マカロニは傷みにくい食材で、賞味期限も長いです。しかし、マカロニも保存状態が悪ければ傷んでしまうことがあります。この記事では、マカロニの正しい保存方法や賞味期限についてご紹介します。マカロニを正しく保存して、おいしさと安全を保ちましょう。
マカロニの賞味期限は?
マカロニは乾物のため賞味期限は長く、その目安は3年ほどです。
日本でのマカロニは、小麦粉と水を練り合わせ、2.5mm以上の太さの管状又はその他の形状(棒状又は帯状のものを除く)に成形して熟成乾燥させたものと定義されていて、ペン先型のペンネや、ちょうちょ型のファルファッレなども含まれています。
マカロニは商品によって賞味期限が異なるので、必ずパッケージを確認しましょう。また、賞味期限の日付は未開封で正しく保存する場合を想定しているので、開封済みの場合は賞味期限に関わらず、早く食べきる必要があります。
賞味期限と消費期限の違い
ここで、賞味期限と消費期限の違いについてまとめます。
賞味期限とは、未開封で保存方法をしっかり守って保存した場合に、記載されている年月日、または年月まで「おいしく食べられる」期限のことです。
賞味期限はスナック菓子・インスタントラーメン・缶詰など、製造・加工されてから、おおむね6日以上期限のある傷みにくい食品に記載されています。またこの期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限とは、賞味期限と同じように保存していた場合、記載されている「年月日」まで「安全に食べられる」期限になります。
お弁当・サンドイッチ・生菓子など、製造・加工されてから、おおむね5日以内の傷みやすい食品に記載されています。
もちろん賞味・消費期限ともに、開封してしまうことで、食品の保存状態が変化してしまうため、表示されている期限に関わらず、できるだけ早めに消費するようにご注意ください。
賞味期限が過ぎて傷んだマカロニの特徴
マカロニは傷みにくい食べ物なので、賞味期限も長いです。しかし、保存状態によっては早く傷んでしまうことがあります。
賞味期限が過ぎているのであれば、必ずそのマカロニの状態を確認しましょう。傷んだマカロニには、いくつかの特徴が見られるようになります。
特徴1:カビが生えている
マカロニを開封すると、空気や湿気などに触れることで、カビが繁殖しやすくなる可能性があります。
カビが生えたマカロニは食べられないため、処分しましょう。また、商品によってはマカロニに茶色や白の斑点がありますが、これはカビではなく原料の小麦の一部であることが多いため、間違えないようにしましょう。
特徴2:虫がつく
マカロニの原料は小麦粉です。小麦粉の匂いに反応し、穀物を好む虫がついてしまう可能性があります。
そのため、マカロニを保存する際は必ず密閉できるものに入れるようにしましょう。
賞味期限切れのマカロニはいつまで大丈夫?
賞味期限は、おいしく食べられる期限の目安です。そのため、マカロニの賞味期限が切れても、香りや風味は落ちるものの、すぐに食べられなくなるわけではありません。
しかし、保存状態が悪ければ賞味期限が前後することもあります。マカロニの賞味期限は少し過ぎても大丈夫とすぐに判断してはいけません。
賞味期限が1年以上過ぎたマカロニ
マカロニは傷みにくいため正しく保存ができていれば、賞味期限を少し過ぎても食べられる可能性はあります。ただし、未開封であることが前提です。
賞味期限が半年過ぎたくらいであれば、安全性やおいしさが保たれている可能性が考えられますが、1年以上過ぎたマカロニは、できれば食べない方が良いでしょう。
もし、賞味期限を1年以上過ぎたマカロニを使うのであれば、見た目や臭いなどの状態をよく確認して、自己責任で判断しましょう。
マカロニの保存方法
賞味期限は、正しい方法で保存されている場合を想定して設定されています。そのため、正しく保存ができていない場合は、パッケージに記載されている賞味期限の日付よりも早く賞味期限を迎えてしまうことがあります。
また、賞味期限が短くなることで、傷みやすくなります。マカロニのおいしさを長く保つためにも、正しい保存方法を把握しておきましょう。
常温で保存する
マカロニは、基本的に常温保存です。ただし、コンロの近くなど高温になる場所や湿度の高い場所は避ける必要があります。
特にマカロニは湿気に弱いので、水場の近くや水に濡れてしまうような場所に注意しないと、カビが生えてしまう原因になります。開封後は密閉できる容器に入れて、できるだけ空気に触れないようにしましょう。
ガラス瓶などに入れて保存するのがおすすめです。マカロニのようなショートパスタを保存するための容器もあるため、それらを活用しても良いでしょう。
冷蔵で保存する
茹でる前のマカロニであれば、常温保存が可能です。しかし、茹でたマカロニは冷蔵庫で保存する必要があります。
マカロニとソースを混ぜてある場合は、そのソースによって水分が失われにくくなっています。保存容器に入れるか、ラップをかけて冷蔵庫に入れましょう。
また、ソースと混ぜていない場合は水分を失って食感が硬くなることを防ぐために、オリーブオイルなどをかけておきましょう。なお、茹でた後は水分を含んで傷みやすくなるので、できるだけ早く食べ切るようにしましょう。
賞味期限切れのマカロニには要注意!無理して食べないようにしよう!
マカロニは賞味期限が過ぎたからと、すぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、賞味期限は正しく保存している場合を想定しています。そのため、傷みにくいマカロニでも、保存状態によっては賞味期限が短くなる可能性があります。
マカロニはなるべく賞味期限内に食べきるようにしましょう。もし、賞味期限切れのマカロニを食べる際には状態をよく確認して、無理して食べないようにしましょう。