サボりたいけどサボれない!そんなときにつくりたい包丁なしカレー
2020/11/06
やりくりマニアのサンキュ!STYLEライターのさださあやです。
料理は日々のことですから、無理しないことが大事です。毎日毎日イチからすべて自分でつくらなくても、冷凍やレトルトの食品など便利なものを活用していくことで、続けることがグンと楽になります。
たとえばカレー。レトルト商品もたくさん出ていますし、温めてご飯にかけるだけなのでとても便利ですよね。しかし、その便利さがあだとなることがあるのです……。
レトルトカレーの落とし穴
温めるだけのレトルトカレーは長期保存もできますし、本当に便利な食品です。わが家でもローリングストックのひとつとして、常に家に置いています。子ども用のカレーにはシールがついていたりして、出すと息子や娘も喜んでくれます。
ただひとつデメリットがあるとすれば、その場限りの食品ということなんです!お代わりもできなければ、翌日の朝に残ることもない。
そのときは楽ができるけど、次の食事はいつもどおり準備をしないといけないのです。
カレーだったらつくるの簡単じゃない
では、カレーをつくるのはどうでしょう。材料を切って、煮込んで、ルウを入れるだけとつくり方も簡単。手軽な料理の代表格みたいなカレーですが……主婦の皆さんはお気づきですよね。実はカレーって結構面倒だということに。
何が面倒かって、野菜を切ること。何種類か用意して、皮を剥いて切る、というのは簡単そうに見えて案外時間がかかるもの。本当に疲れていて、もうつくりたくないというときにはハードルが高く思えるのです。
でも一度多めに作ってしまえば、翌日に残すこともできて少しの間ご飯づくりから解放もされる。そんなジレンマを解消する方法が、実はあるのです。
「切る」のをやめる
カレーづくりで面倒なのが具材の準備。野菜を切ることに時間がかかるのなら、それをやめてみる。切らなくていい具材でカレーをつくるのです。
わが家のオススメは次の2つです。
サバ味噌煮缶+カットトマト
一見、カレーにサバ!?しかも味噌?とひるんでしまうような組み合わせですが、これが合うのです。コクが出て、非常にクセになる味わい。これだけでもいいですが、切って冷凍していたキノコなどを加えるとボリュームもアップ!
肉団子+冷凍の和風野菜
煮物に使う和風野菜をカレーに入れるおいしいということはつくって初めて知りました。パッケージに「アレンジいろいろ。カレーに」と書かれていなかったら挑戦しなかったと思いますが、野菜のゴロゴロ感が満足度を高めてくれるのです。この場合は、肉も野菜に負けないボリュームがある肉団子を使うのがオススメです。
包丁なしカレーのよいところ
包丁を使わずつくれてラクというのはもちろん、具材が長期保存可能なものというのがメリット。
家に帰ってくるのが遅くなって、予定していたご飯をつくるには時間がたりない……そんなときに冷凍庫や保存庫からパッと具材を出してチャチャっとつくれるメニューでもあるのです。「ご飯つくりたくない!でも今つくっておかなきゃ次のご飯づくりがもっとしんどくなる!」となけなしの力を振りしぼってご飯づくりに向かうとき、きっと大きな味方になってくれます。
余力があれば、玉ねぎだけ切って追加する、肉をひき肉に変えてみる、などアレンジも可能。もちろん、翌日の朝にも登場します。"次の日カレー"はチーズを加えてちょっぴり豪華にすると家族も喜んでくれます。
いざというときに頼れるお守り的存在
毎日のご飯づくりはたいへんですが、しんどいときでも「つくろうかな」と思えるハードルの低いメニューを自分の中で持っておくと、気持ちが楽になると思います。しかもその味がおいしければ、自分が楽なだけでなく家族も喜び互いにハッピー!
わが家では、翌日も楽したい平日の夜に包丁なしカレー、今とにかく楽をしたい&翌日が休みの夜にレトルトカレーが登場します。こうやって自分の家のリズムを掴むというのも日々のご飯づくりを楽にするコツなのかもしれません。
◆記事を書いたのは・・・さださあや
コスパ重視のやりくりマニア。お金のことを中心に、小さな工夫で暮らしが快適になるヒントを日々研究中。
※ご紹介した内容は個人の感想です。