ハウスキーピング, ハウスクリーニング

捨ててはいけない!じつは掃除に使える意外なアイテム3選

2024/01/19

いつも捨てているものの中には、掃除に役立つものがたくさんあるそうです。今回は多くの人が捨てているけれど、捨てるなんてもったいないというものをご紹介。ライターの増田剛己さんが、ハウスクリーニングの仕事に従事している掃除のプロ、土井恵子さんに取材してくれました。

WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・...

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捨ててはいけない1:米のとぎ汁で食器をつけ置き洗い

水に浸した白米
Toru Kimura/gettyimages

ふつうはジャーっと流してしまう「米のとぎ汁」。しかし、米のとぎ汁はビタミンやミネラルなども豊富なので、かつては洗顔に使う人も多かったんだとか。また、床などを掃除するときにも使われていました。美容と掃除、どちらにも使えるアイテムというわけですね。

ただし、土井さんによると、昔の家の床材と今とではかなり違うので床掃除に関しては効果がないことも多いのだとか。

一方で、「食器洗い」に使うのは間違いないそうです。食べ終わった食器を米のとぎ汁につけ置きして、さっと水で流すといいのだそうです。強い油汚れなどは落ちないこともあるので、その場合は洗剤を使いましょう。

いずれにしても洗剤の節約にもなるので、米のとぎ汁はボウルなどにとっておき、食べたあとの食器を浸しておきましょう。なおあまり日持ちはしないので、その日のうちに使い切るようにしましょう。

捨ててはいけない2:ラップを丸めてスポンジ代わりに

電子レンジでチンしたり、残ったおかずのお皿にかけて冷蔵庫に入れたりと、生活に欠かせないラップですが、使い終わったら、そのまま捨てていませんか?だとしたらかなりもったいないですよ。

汚れていないラップは、丸めることでスポンジなどの代わりになります。レンジ周りの油汚れなどクレンザーをつけてこすれば、かなり活躍してくれます。しかも、スポンジだとクレンザーを吸い込んでしまうのですが、ラップは吸い込まないのでかなり効率的で、クレンザーも少なくても大丈夫です。

土井さんいわく、クレンザーがない場合は歯磨き粉でもいいそうです。理由は研磨剤が入っているからだそうですが、設備によってはデリケートなものもありますので、いきなり強くこするのはNG。様子を見ながらこするほうがいいそうです。

捨ててはいけない3:飲み残しの牛乳で観葉植物の葉のつや出し

飲み残しの牛乳や賞味期限の切れた牛乳、捨てていませんか?これも掃除に使えるので、すぐに捨てるのはもったいないですよ。

水で薄めて、雑巾につけて、観葉植物の葉を拭くと汚れが取れてツヤが出てきます。ただし、葉の表だけで裏は拭かないでください。表面が乾いたら、軽く水拭きでOKです。観葉植物の種類などにもよるので、注意しながら掃除してみてください。また、残ったものを水の代わりにやったりするのはNGです。栄養分が多く、根腐れしてしまうことがあるからです。

つや出しということでは、フローリングの床にも使えます。観葉植物同様に薄めた牛乳を使います。匂いが気になる場合、乾いたぞうきんでよく拭いてください。さらにあまった牛乳はお風呂に入れて、牛乳風呂にするのもいいでしょう。

まとめ:実践するときは「少しだけ」で確認を!

土井さんによれば、今回紹介したものはいずれも、いきなり使うのではなく、最初は目立たないところで少しだけ使い、問題がなければ全体に使うといったやり方が失敗しないコツなんだそうです。みなさんもこれまで捨てていたものをお掃除に使ってみてはいかがでしょう。


◆教えてくれたのは・・・土井恵子さん
アパートやマンションの原状回復工事、在宅ハウスクリーニングを請け負う会社に長年勤務したのち独立。現在はフリーでハウスクリーニングの業務に携わっている。

◆文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。

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