【管理栄養士監修】「クレープ」は太りやすい?気になるカロリーと炭水化物量まとめ
2021/03/13
クレープを食べると太りやすいのでしょうか。結論から言えば、食べ方を工夫すればダイエット中でもクレープを楽しめます。また、甘いクレープよりツナやレタスなどをトッピングした、おかず感覚で食べられるクレープ(以降、食事系クレープとします)の方がカロリーを抑えられます。甘いクレープでもシンプルなトッピングにするなど食べ方を工夫するとともに、食べる時間にも注意しましょう。
クレープを食べると太りやすい?
熱々の生地にクリームやフルーツをトッピングしたクレープはとてもおいしく、街中でクレープショップを見つけるとつい食べたくなってしまうこともあるでしょう。しかし、クレープは食べると太りやすいのでしょうか。
クレープは、一般的にクレープは生クリームを多く使っているため高カロリーになりちがですが、食べ方を工夫すれば楽しむことができます。本記事ではその理由を見ていきましょう。
なお、文中のカロリー値は各種参考データを元に独自計算したものとなります。
クレープ1食分のカロリー
まず、太りやすさを考える上で重要なカロリーについて見ていきましょう。クレープ1食分のカロリーはどれくらいなのでしょうか。
クレープ1食分のカロリーは566kcalです。こちらはバナナ、チョコレート、生クリームを使用した場合のクレープのカロリーです。
しかし、脂質や炭水化物を多く含む具材が少ない食事系のクレープであれば、それよりも低くなることが多いでしょう。
クレープの炭水化物量は?
炭水化物量も太りやすさに大きく関係します。クレープ1食分の炭水化物量はどれくらいなのでしょうか。今回は使用する具材によって変化するため生地のみの炭水化物量をご紹介します。
クレープ1食分の生地の炭水化物量は11.88gです。
甘いものを食べすぎることによるデメリット
甘いクレープはおいしくてついつい、食べすぎてしまいたくなる方も多いでしょう。しかし、甘いものを食べすぎるとどのようなことが起こるのでしょうか。
甘いものを食べすぎることによる大きなデメリットには「体重増加」「早期老化」「免疫低下」の3つが挙げられます。
体重増加
甘いものを食べすぎることによるデメリットにはまず体重増加があげられます。
甘いものでも食べる量が適切であれば体重は増えにくいでしょう。しかし、甘いものは血糖値を増加させやすく、運動や活動などで消費しきれないものが体脂肪へ変えられるたため太りやすいと言われています。
早期老化
また、甘いものには早期老化も促進すると言われています。
甘いものは糖質の塊である砂糖が多く含まれていることが多く、体の中で糖質が余ると、細胞を劣化させることがわかっています。肌にシワが増えるなど、見た目の老化だけでなく、内臓にも影響して動脈硬化やアルツハイマー症候群になるリスクも高めると考えられています。
免疫低下
人間には病気やケガを自然に治す力があります。これを免疫と言います。免疫の中心は血液中の白血球ですが、甘いものに多く含まれている砂糖は、その白血球が、体に入ってきた悪いものをつかまえて退治する力を低下させると考えられています。
そのため、甘いものを食べすぎると免疫が低下し、風邪をはじめとしたいろいろな病気にかかりやすくなります。
ダイエット中にクレープを食べたくなったときの注意点
カロリーの問題や、甘いものを食べすぎることによるデメリットはあります。
しかし、ダイエット中にクレープを食べたくなったときは「シンプルなトッピングを選ぶ」ことと、「食べる時間に注意する」ことで乗り切ることができます。
それぞれについて見ていきましょう。
シンプルなトッピングを選ぶ
ダイエット中にクレープが食べたくなったときは、なるべくシンプルなトッピングを選ぶようにしましょう。
お店でオーダーする場合は、ホイップクリームやカスタードクリーム、アイスクリームなどの糖質や脂質、カロリーが高いものは避けましょう。また、チョコレートソースやキャラメルソースなどにも同じことが言えます。そのため、野菜を挟んだサラダ系のクレープを選ぶと良いでしょう。
食べる時間を意識する
食べる時間を意識することもダイエット中には気を付けましょう。
甘いクレープは、午後2時~6時の間に食べるようにすると良いでしょう。脂肪をため込む働きをするBMAL1という遺伝子は、昼過ぎから夕方にかけて減少すると考えられています。また、夕方以降は日中と比べて活動量も少なく、カロリー消費も少なくなりがちなことを考えても、夕方までに食べるよう意識しましょう。
他のタイミングとして、運動する前もおすすめです。運動などで体を動かす予定の前に食べることで、食べた分が消費されてしまえば太りにくいと言えるでしょう。
クレープの食べ方を工夫しよう!
カロリーが気になる場合でも「シンプルなトッピングを選ぶ」「食べる時間を注意する」ように心がければ、クレープを楽しむことができます。
また、甘いクレープにこだわらなければ、ツナやレタスなど野菜を使った食事系のクレープを食べるのも良いでしょう。
食事系のクレープは、具材を選ぶことで甘いものに含まれる砂糖などの糖質の量を減らしたり、クリームなどの高カロリーを防ぐことができる上に、たんぱく質や食物繊維もしっかりとれるのでおすすめです。
本記事を参考に、食べ方を工夫してクレープを楽しみましょう。