エアコンが冷えない原因は?効きが悪く困ったときに自分で解決する方法を紹介します
2021/06/14
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エアコンの効きが悪い原因は主に3つ
気温が高くなるにつれて、エアコン(冷房)が活躍する機会が増えてきます。
しかし、エアコンを起動しても、部屋がまったく冷えない……なんていう経験はありませんか?
設定温度をいくら下げてもエアコンが効かない場合、故障を疑う前に確認しておきたいポイントがあります。
エアコンが冷えない原因が、室外機やエアコンのホコリだった場合は、自分ですぐに解決できる可能性があるからです。
エアコンが冷えない原因は主に3つあります。エアコンに原因がある場合、室外機に原因がある場合、室内に原因がある場合です。
こちらの記事で、エアコンが効かない場合に考えられる原因とその対処法についてくわしく解説します。
1:エアコンにホコリが詰まっている
まず疑うべきは「ホコリの詰まり」です。
エアコンはフィルターやファンが風の通り道となっていますが、掃除をせず放置したままだとホコリがどんどん蓄積していきます。ホコリが溜まると当然風の通りが悪くなり、冷房が効きづらくなるというわけです。
自動お掃除機能つきのエアコンが近年では多く発売されていて、「エアコンのお掃除は不要」と考えている方も多いようですが、それは半分正解で半分間違っています。
お掃除機能付きエアコンは、フィルターの表面は自動でお掃除してくれるのですが、フィルターの隅々やファンなどエアコン内部までは掃除されないのです。お掃除機能付きのエアコンも、人の手による定期的なお掃除が必要です。
1-1)自分で解決!エアコン掃除をする
この場合、ホコリを取り除けば冷房の調子は戻ります。
もし自分で掃除しても冷房の効きが悪いときは、素人では掃除できないエアコン内部が汚れていることが考えられます。
その場合、一度プロに エアコンクリーニング を依頼するのがおすすめです。
2:エアコンの冷媒ガスが漏れている
エアコンが効かない原因として多いのが「ガス漏れ」です。
エアコンには、熱を運搬する「冷媒ガス」が配管に充填されていますが、この冷媒ガスが何かの拍子に漏れてしまうと、温度調節がうまくいかずに冷房が効かなくなってしまうのです。
よくあるケースは、新品購入時や引っ越し時の配管取り付けミスですが、使用年月が長くなると配管の腐食によるガス漏れも多くなります。
また、ガス漏れには「エアコン本体のガス漏れ」と「室外機のガス漏れ」の2通りが考えられます。
エアコン本体のガス漏れの場合は、エアコン内部にある熱交換器に霜がつく場合があります。室外機のガス漏れの場合は、室外機から伸びている細いホースに霜がついている場合があります。どこに霜が付いているのか確認してみましょう。
2-1)プロに依頼!ガスを補充してもらう
取り付けミスの場合は、取り付け事業者の落ち度であるケースが多いため連絡してガスを補充してもらいましょう。無償で対応してくれるはずです。
配管の腐食など経年劣化によるガス漏れの場合は、エアコン事業者に依頼して有償でガスを補充してもらうことになります。
ガス補充費用の相場は2万円前後です。決して安くはないため、自分でガスの補充をする方もいるようです。
ただし、ガスの取り扱いには専門的な技術や知識が必要な上、失敗すると高価な冷媒ガスが無駄になってしまうことになります。プロに依頼した方が安全かつ安価にガスの補充ができるでしょう。
なお、配管の交換が必要な場合は、追加で料金がかかります。
3: 室外機に原因がある
室外機は「室内の温かい空気を室外に排出する」役割を持っています。室外機の周囲に物があったり、室外機が汚れていたりすると、室外機から熱が放出されず冷房が効きづらくなってしまうのです。
また、室外機に直接日光が当たっている場合も、熱が逃げづらくなるためエアコンの効きが悪くなります。この場合、仮にエアコンが効いていたとしても余計な電力を消費し電気代が無駄に高くなってしまう可能性があります。
3-1)自分で解決!室外機の周辺を掃除する
室外機の周囲に鉢植えや自転車、バケツやホースなどを置いていませんか?置物があると室外機の動作効率が悪くなるため、室外機の周辺には物を置かないようにしましょう。また、室外機が汚れている場合は掃除を行いましょう。
室外機に直接日光が当たっているケースは、電気代節約のためにも一刻も早く室外機を日陰に移動させましょう。移動が難しい場合は、すだれやグリーンカーテンなどを用意して、日光を遮るようにするのがポイントです。
4:エアコンの冷房能力が部屋の広さに見合っていない
引っ越しやエアコンの移設などによってよくあるのが、エアコンの冷房能力が部屋の広さに見合っていないというケースです。
通常、エアコンには適切な部屋の広さが畳数で設定されています。8畳用・10畳用といった具合です。エアコンの機能よりも部屋が広い場合に、エアコンが効きづらいとなってしまうわけです。
また、住宅構造が木造なのか鉄筋なのかによっても、エアコンの効き具合は変わってきます。通常は木造住宅の方が空気が外に逃げやすいため、鉄筋住宅よりもエアコンの効きが悪くなる傾向にあります。
冷房が利く適切な広さが8畳~12畳というエアコンの場合、木造住宅は8畳が限度、鉄筋住宅の場合は12畳が限度、と覚えておいてください。
4-1)自分で解決!買い替えを検討する
この場合は、エアコンの買い替えを検討しましょう。
設定温度を下げたりフルパワーにしたら冷えるから、とそのまま使う方も多いようですが、無駄に電気が高くなったり、酷使によってエアコン機器の寿命が短くなったりする場合もあるため、おすすめできません。
5:エアコンが故障している
これまで上げたものの中に原因が見当たらない場合、エアコン自体の故障が考えられます。
電源が付かない、風が出てこないなどの場合は故障としてわかりやすいですが、一見普通に動いているのにまったく冷えない……という場合は、エアコンのタイマーランプを確認してみてください。
正常にエアコンが動作している場合、タイマーランプは点灯しているか消えているはずですが、もし内部に異常がある場合は点滅するようになっている機種が多いようです。
点滅の仕方や回数によって故障の原因を示しているので、説明書を参照して原因を調べることもできます。
5-1)プロに依頼!点検・修理する
プロに点検・修理を依頼しましょう。
通常、点検と出張費で5,000円前後、修理費は修理の内容にもよりますが、10,000円から50,000円程かかります。
また、部品の交換が必要な場合はそれ以上の金額になることも。修理するよりも買い替えの方が安くすむことも多々あるので、点検時にプロと相談してみましょう。