【管理栄養士監修】気になる「パウンドケーキ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2021/12/11
この記事では「パウンドケーキ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい調理法や、食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。
パウンドケーキを食べると太りやすい?
パウンドケーキはバターケーキの一種で、小麦粉、バター、砂糖、卵を1ポンド(約450g)ずつ混ぜてつくられる、しっとりとした食感が特徴です。パウンド型と呼ばれる、細長い四角形の型に生地を入れて焼き、切り分けて食べられるのが一般的です。
しかし、材料にバターを多く使うことからカロリーが高くなり、パウンドケーキは太りやすいのでは、と疑問に思うかたも少なくないでしょう。
この機会にパウンドケーキのカロリーなどを適切に知っておきましょう。
パウンドケーキ1個あたりのカロリー
パウンドケーキといっても、オーソドックスなものからフルーツ入り、チョコレート味など、バリエーションはさまざまです。
ここからはバターケーキを含む、3種類のパウンドケーキのカロリーについて紹介します。1個あたりのカロリーを正しく把握しましょう。
バターケーキ (パウンドケーキ)のカロリー
バターケーキ1個(50.3g)あたりのカロリーは208kcalです。シンプルなレシピのバターケーキは、パウンドケーキのなかでも基本のプレーンタイプです。
パウンドケーキは、間食で食べられることも多いでしょう。1日の間食の目安は一般的に、200kcal程度が適量と言われています。しかし、プレーンタイプのパウンドケーキ1個で1日ぶんの目安を超えてしまう可能性があるため、注意が必要です。
レモンパウンドケーキのカロリー
レモンパウンドケーキ1個(58.2g)あたりのカロリーは208kcalです。
バターケーキにレモンを加えてつくられるレモンパウンドケーキは、バターの風味とレモンのさわやかな香りが特徴的です。
アイシングという砂糖のコーティングをしたものや、ジャムを隠し味として使用しているものなどがあり、トッピングや使われる材料によりますがさらにカロリーが高くなるでしょう。
チョコパウンドケーキのカロリー
チョコパウンドケーキ1個(58.5g)あたりのカロリーは246kcalです。
チョコパウンドケーキとは、基本のバターケーキにココアやチョコレートを加え、混ぜてつくるパウンドケーキのことです。チョコレートを使わずココアのみが使われている場合は、カロリーが少なくなるでしょう。
パウンドケーキの炭水化物量は?
炭水化物は、たんぱく質や脂質と同じくエネルギー源となる栄養素です。1個あたりの具体的な炭水化物の数値は、バターケーキが22.15g、レモンパウンドケーキは22.73g、チョコパウンドケーキは26.12gです。
1個の重さに多少違いはありますが、チョコレートパウンドケーキは炭水化物量が多くなりやすいといえます。
パウンドケーキを食べるときのポイント
パウンドケーキは材料を「1ポンド」ずつ混ぜて焼いたことが由来になっているバターケーキです。そのため、カロリーが高いと印象を受けるかたもいるでしょう。
しかし、食べ方を工夫することで、カロリーを気にしているかたでも食べやすくなります。食べるときのポイントを正しく理解して、取り入れてみましょう。
種類選びを工夫する
種類を選べる場合は、パウンドケーキの材料がシンプルなものを選ぶとカロリーを調整しやすいです。
フルーツがふんだんに入ったパウンドケーキや生クリームがたっぷりと添えてあるもの、アイシングなどがトッピングされているものはカロリーが高くなる可能性があるため、できるだけ避けましょう。見た目も材料もシンプルなものがおすすめです。
飲み物といっしょに食べる
パウンドケーキと飲み物をいっしょに味わうと満腹感も得やすいですし、たとえパウンドケーキが少量でもおいしく味わうことができます。
ただし、パウンドケーキだけで間食の目安である200kcalを超えてしまう可能性もあるため、飲み物の種類にも注意が必要です。砂糖の量が少ないものなどを選ぶといいでしょう。
また、ストレートの紅茶もおすすめです。紅茶に含まれるタンニンは油脂を分解して消化を助ける働きがあると言われています。いっしょに飲むことでさっぱりとパウンドケーキを食べられるでしょう。
食べる時間を考える
体内の脂肪細胞に多く存在するビーマルワンというたんぱく質は、体にエネルギーを補充するために夜間になると脂質を取り込む性質があります。ビーマルワンがとくに増える午後10時から午前2時は、極力食べるのを控えましょう。
また、時間以外にも食べるタイミングは大切なポイントで、空腹の状態で炭水化物を多く含むパウンドケーキを食べてしまうと、血糖値が急激に上昇してしまい、脂肪として蓄積されやすくなる可能性があります。
空腹時は食欲も増しやすいので、食後などの食欲が落ち着いているときに少量を口にするのがおすすめです。
パウンドケーキのおすすめレシピ
ここでは、パウンドケーキのおすすめレシピをご紹介します。
パウンドケーキを手作りすることで材料を置き換えることもできるため、カロリーが気になるというかたは、ぜひ試してみてください。
ブルーベリーのマーブルパウンドケーキ
パウンドケーキのおすすめレシピは、「ブルーベリーのマーブルパウンドケーキ」です。
ブルーベリーのジャムを生地に混ぜ込み、断面がきれいなマーブル模様となっている「ブルーベリーのマーブルパウンドケーキ」には、卵や乳製品が使われていない代わりに豆乳を使用してつくられているため、少しでもカロリーを抑えたい場合におすすめの一品となっています。
ダイエット中などのカロリーを気にしているかたは、ぜひ試してみてください。
パウンドケーキのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
パウンドケーキにはさまざまな種類があり、その種類や使われる材料によってカロリーは異なります。
ダイエット中やカロリーが気になるときは、食べる時間帯やタイミングに注意したり、自分でつくる場合は材料や分量を調整したりして、工夫してみましょう。
また、詳しいカロリーや炭水化物量を知ることで、生活習慣の改善にも役立つ可能性があります。正しい知識を持って、日常生活に活かしましょう。