サンキュ!STYLEライターで調理師のracssです。
国産レモンの旬は12月から4月ころまで続いています。皮まで食べられる国産レモンはお菓子作りにぴったり!
国産レモンには防黴剤(ぼうばいざい)が使われないので、皮をそのまま利用できます。旬の完熟レモンは甘みも十分でたっぷり使いたくなりますね。
お家でも簡単にできる、レモン香るパウンドケーキを作ってみませんか?
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レモンの香りをキープする簡単テクニック
レモンのあの爽やかな香りって、揮発性で長持ちしません。いつものケーキの材料にレモンを混ぜるだけでは、香りが飛びやすくインパクトが出しづらいのです。でも、レモンの香りを残すコツは、実はこれだけ!
「砂糖にレモンの皮のすりおろしを混ぜること」
レモンの香りが閉じ込められ、ケーキ生地全体にいきわたってくれるので、焼いてもしっかり風味を感じることができます。下ごしらえとしてぜひやってみてくださいね!
お気に入りのお菓子レシピがある方は、そのレシピにこのテクニックを応用してみてください。
レモンパウンドケーキの材料
<生地の材料>
(大きめパウンド型1個分・中サイズ型2個分)
砂糖 160g
レモン 1個
バター 150g
卵 3個
小麦粉 160g
<シロップの材料>
水20cc
グラニュー糖 20g
レモン汁 1個分
作り方手順
分量の砂糖にレモンの皮のすりおろしを混ぜます。
残ったレモンは果汁を別容器に絞っておきます。
バターを耐熱ボウルに入れラップをふんわりかけ、電子レンジ500Wで30秒加熱して溶かします。
そこへ、砂糖を入れ、よく混ぜます。
次に卵を1個ずつ加えて混ぜます。
小麦粉をふるいながら加え、混ぜます。
最後にレモン果汁を加えてさっと混ぜ、型に流し入れます。
170度に予熱したオーブンで40分焼きます。
今回は100円ショップで購入できるMサイズの型2つに分けて焼いています。
※上にはレモンのシロップ煮を乗せていますが、焼いたあと固くなりやすいです。焼き上がってから飾るか、省略しても。お好みでどうぞ。
焼いている間に、レモンシロップを作ります。
小鍋に分量の水、グラニュー糖を入れて煮溶かしたあと、レモン1個分の果汁を混ぜて冷まします。
ケーキが焼けたら、熱いうちに全体にハケでシロップを塗ります。シロップは作った分量の全部を塗る必要はありません。
プレゼント用など型から取り出さない場合は上面だけでOKです。あまったシロップはレモネードドリンクなどに使えます。
全体が冷めたら、ラップでピッタリ包んで保存します。すぐ食べられますが、3日後くらいがしっとりと味が馴染んで美味しくなります。
日持ちがするのでプレゼントにもぜひどうぞ。
◆この記事を書いたのは・・・racss(らっくす)
調理師・食育インストラクター2級・菜園家。
もっと楽しく&健康的に食べたくなる食のはなしを発信します。