家事のプロが教える「キッチン掃除のNG習慣」ワースト3

2021/09/22

毎日何気なくやっているキッチンの掃除。どんなことに気をつけて掃除をしていますか?実は、いいと思ってやっていることが、本当はよくないことだった!ということもあるんです。

そこで今回は、元家政婦で2級家事クリエイターの資格を持つマミさんに「キッチン掃除のNG習慣」ワースト3を教えてもらいました。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生か...

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1.油汚れのまとめ掃除

「使ったばかりのガス台は熱くて危ないし、そんなに汚れてもいないから後でまとめて掃除すればいいよね?」そんな風に油汚れのまとめ掃除をしていませんか?それは「NG習慣」です。

油汚れは、冷えるほどに固まって落ちにくくなります。熱々では危険ですが、まだ温かいくらいの状態のほうが簡単に汚れが落ちますよ。使った後はすぐにサッと拭くという習慣をつけておけば、後でまとめて掃除をする手間もかかりません。「油汚れはすぐに拭く」これが「OK習慣」です。

2.シンクの熱湯消毒

菌や汚れが気になって、シンクに熱湯をまわしかけたりしていませんか?それも実はNGです。キッチンの排水管は、だいたいが塩化ビニル樹脂というものでできています。この排水管の耐熱温度は60度ほど。それ以上の温度のものを流していると、排水管が変形したり、破損の原因になることもあるんです。

麺や野菜のゆで汁なども、そのまま捨てずに一旦洗い桶などに溜め、水を入れ温度を下げて流すか、麺や野菜だけを取り出し、温度が下がるまで待ってから流すようにしましょう。

お湯を流して排水溝の除菌をしたいと思うこともあるかもしれません。そのときは、50度程度のお湯を流せばOKです。ある程度の雑菌や油汚れの除去、小バエ退治に充分効果がありますよ。

3.ステンレスシンクで塩素系漂白剤を使ったつけおき

シンクの除菌や食器の漂白などの為に、シンクの中で塩素系漂白剤を使ったつけおきをすることはありませんか?これもNGです。

錆びないのが特徴のステンレス。しかし、塩素系漂白剤を使うと錆びてしまうこともあるのです。短時間ならまだしも、長時間のつけおきはそのリスクが上がります。同じ理由で、ステンレス製の水筒に塩素系漂白剤を使うのもやめたほうがいいでしょう。

塩素系の漂白剤は使えませんが、「オキシクリーン」などの酸素系漂白剤ならOK。こちらなら、シンクが錆びる心配がありませんよ。

出典:Amazon

気づいたときから変えていけば大丈夫!

いいと思ってやっていたことが、「実はNG習慣だった!」と思うとちょっとショックですよね。でも、気づいたときから「OK習慣」に変えていけば大丈夫!これからも毎日続いていくキッチンとのお付き合い。少しでも快適にしていきたいですね。


■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは@m.a.m.i.a

編集/サンキュ!編集部

 
 

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