若いアジア家族のリビング ルームでの話

仕事モードの夫が鬼みたいで安らげない日々…わたしの対処法

2021/06/03

仕事モードのまま鬼の形相で帰宅する夫がピリピリしてお悩みというHさん。そんなモヤモヤをインタビュー。夫婦のことは2人にしかわからないけれど、あなたがこの先も夫と機嫌よく暮らすためのヒントが見つかるかもしれません。

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<インタビューした人>
Hさん 結婚12年目 パート主婦
44歳。愛知県在住。夫(46歳)、長女(11歳)、長男(8歳)の4人家族。

仕事モードの夫が鬼みたい。安らげない日々です。

週3日いちご農家でパートをしていて「外で働くのは楽しい!」と明るく話すHさんですが、管理職の夫が帰宅後も仕事モードを切り替えられず、家の空気が殺伐とすることに大きなストレスを感じています。

夫のココにむかつく!

仕事モードのまま鬼の形相で帰宅。穏やかだった家の空気が一変してピリピリするのがイヤでたまらない。

こうやって対処している

「顔が怖いよ」と言ってみたけど、夫がそのことを自覚していないので効果なし。どうしたらいいか迷い中。

週末はほがらかなのに平日は鬼の形相

私の夫はザ・理系男子。製造業の会社でSEをしているパソコンおたくで、コミュニケーションが苦手です。娘には「パパの話は落ちがないからつまらなーい」と言われています。でも、内面はとても素直でやさしい人。細かいことにこだわらない点も長所です。
 
週末はとてもほがらかな夫なのに、平日は打って変わって、会社の雰囲気が抜けないまま鬼のように怖い顔で帰ってきます。夫は管理職でチームをまとめる立場。話を聞いていると、部下や同僚への接し方がきつそうと感じたので「そんなふうだと嫌われちゃうよ」と言ったことがあります。すると「自分は立場的にも嫌われ役。仕事を全うするためならそれでもいい」「会社で自分は鬼のような存在だ」と言うのです。元々コミュニケーションが苦手な夫が、仕事仲間に冷たい口調で接する姿が目に見えるようです。
 
まじめな夫が全力で仕事に取り組むからこそ、そういう態度になるのはわかります。でも、家では切り替えてくれないと全然安らげません。会社でトラブルがあったのか、特にピリピリしていることがあります。そんな日は娘が敏感に察知して「今日はパパが怖い日だから寝るね!」と私にささやいて自室に引き上げていくことも。「家に帰ってきたのに顔が怖いよ」と言うと「そんなことないよ~」とおちゃらけてみせる夫。どうも自分が毎日鬼のような顔で家の空気を凍りつかせていることをわかってない様子です。私はニコニコ楽しく話がしたいのに!暴力・暴言などは一切ありませんが、夫が帰ってくるのが本当にストレスで、帰るコールがかかるたびに心がザワつきます。
 
怖いパパは子どものためにもよくないし、「はあ、離婚したいな~」と毎日うっすら思うけれど、無理なこともわかっています。金銭的なこともあるし、私の実家の土地に夫名義の家を建てたという、ちょっと複雑な事情もあります。

夜、食べっ放しなのも我慢できない!

皿洗い
harmpeti/gettyimages

もう1つ我慢できないのは、夫が遅い時間に夕食を食べた後、片づけずに寝てしまうこと。朝起きたらテーブルもシンクもぐちゃぐちゃで、気がめいることといったら……。ある日爆発して「食器を洗ってテーブルをきれいにすることだけはやってほしい!」と頼んだら、ぶつくさ言いながらも片づけてくれるようになりました。完璧にはできてなくても充分うれしい。ただ、その気持ちを夫には伝えていないのですが。

老後を一緒に過ごす姿は想像できるのに……

老夫婦が笑っています。
paylessimages/gettyimages

結婚前の夫は、おいしい食事に連れて行ってくれたり、コンサートのチケットを取ってくれたり、私が喜びそうなことを一生懸命してくれました。でも今はそれも一切なし。夫によく「求愛ダンスがたりないね!」と言っています。私が「サプライズプレゼントは嫌い」と言ったのが悪かったのか、花やケーキを買ってくることもありません。
 
でも、仕事をしていなければこんな人じゃないとわかっているので、老後は夫と一緒に過ごしたいという思いはあります。本当はやさしいし、頼めば家のこともまめにしてくれて頼りになる存在。キャンピングカーで日本各地を楽しく回ることも想像できます。でも、今は怖いからあまりしゃべりたくない。どうしたら夫が変わってくれるのかと思い悩む日々です。

最近は夫が変わることをあきらめぎみだったというHさん。インタビュー後、食器を片づけてくれた夫に感謝を示したら、態度が少しやわらいだそう。ポジティブな言葉がけをしていくことで、今後何かが変わるかもしれません。

参照:『サンキュ!』2021年6月号「ムカついてもやっぱり夫婦で生きていくから」より。掲載している情報は2021年4月現在のものです。取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部

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