難読漢字「風信子」って何?「ふうしんし」だと意味がわからない……風とは何か関係あるの?
2021/09/18
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「風」と「信」と「子」で「風信子」。普通に音読みすると「ふうしんし」ですね。
この「ふうしんし」という読み方も間違いではないのですが、意味がよくわかりません。
じつはだれもが知っている、ある植物の名前なのです。
もう1つの一般的な読みを当ててみてください。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「ヒヤシンス」でした!
花壇で見かけたり学校で育てたりすることから、なじみの深い花になっていますね。
この「ヒヤシンス」はギリシャ神話に出てくる「ヒュアキントス」という少年の名前が由来だとされています。日本には江戸時代末期に渡来、そのときに当て字で「風信子」と表記されるようになったとか。
「シン」と「ス」の部分はなるほどと思いますが、「風」を「ヒヤ」と読ませるのはかなり無理やりな気が……どうやら、「香りが風にのって運ばれるから」というのが理由のようです。
愛らしい雰囲気のある当て字で、当時の人々のセンスを感じずにはいられません。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知っている?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。