一日の疲れやストレスをリセットできる！「3行日記」の書き方ポイント
2021/09/14
シンプルに夜寝る前、深く考えずささっと書くだけ！3行日記を続ければ、免疫力がUP＆気持ちがリセットできて毎日快適になるんです。まずは2週間トライしてみて。実際に書いている日記を見せてもらいました。
＜教えてくれた人＞
順天堂大学医学部教授 小林弘幸先生
自律神経や腸の健康に詳しく、手軽にできる健康法をさまざまなメディアで発信。著書に『「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか？』（アスコム）など多数。
免疫力が上がる「3行日記」の書き方ポイント
「日記といっても長い文章を書いたり、自分の内面をさらけ出す必要はありません。『3行日記』なら、深く考えずにさっと書け、効率的に免疫力を高めてくれます」（小林先生）。
ポイント1 寝る前に書く
1日の終わり、就寝前がベスト。夜、家族団らんのときリラックスしているつもりでも、自律神経はまだオンモード。日記に向かうことがオフモードへの切り替えに。
ポイント2 余裕がないときほどていねいに書く
手で文字を書くと、頭の中が整理しやすくなります。文字の乱れは自律神経の乱れにつながるので、余裕がないときほど、意識的にゆっくりていねいに書くように心がけましょう。
ポイント3 毎日書かなくてもOK！
書けない日があっても大丈夫。大事なのは、空白があったとしても、日記を継続すること。日記に向かい、自律神経を整える習慣をつけることで、心身の健康が保たれます。
1行目 今日いちばん失敗したこと
嫌だったこと、体調が悪かったこと、会社や夫への不満や悪口などを記すのもOK。悪い感情を吐き出すことで、リセットするきっかけに。
2行目 今日いちばん感動したこと
うれしかったこと、よかったことなど。なるべく短く、実感のこもった言葉で書いたほうが、より自律神経を整える効果がUP！
3行目 明日の目標
目標がなければ、いちばん関心があることなどでもOK。「今日のこと」から「明日のこと」へと気持ちが切り替わり、モチベーションが上がります。
＜記入例＞
「3行日記」私も書いてみた！
◆夜中目が覚めることがなくなり、翌日スッキリ動けるように
サンキュ！アンバサダー 堀江麻衣さん（神奈川県 39歳）
夫、長男（9歳）、長女（3歳）の4人家族。長女出産後に、専業主婦に。
子どもを怒りすぎた日も、日記を書くことで、「次はこうしてみよう」と対策が冷静に考えられるように。以前は、夜中に目覚めて眠れないことがたびたびあったけど、日記を始めてからはぐっすり！翌朝からスッキリ動け、よく眠れるといういいループが続いています。
◆デジタルデトックスが習慣化して、寝つきがよくなった！
サンキュ！アンバサダー さださあやさん（島根県 39歳）
夫、長男（8歳）、長女（6歳)の4人家族。派遣社員としてフルタイムで勤務。
これまでは寝る直前までスマホを見ていたけど、日記をつけたらスマホを触らないように。寝つきがよくなり、頭痛が出にくくなりました。また、いつも後回しにしていたことを「明日の目標」に書くことで、小さいことでも実行できるようになり、自己肯定感が高まりました！
私たちも日記を書いて、心と体を整えています！
シンプルで健康的に暮らしている読者2名の日記を拝見！短い文章でも継続することで、いろいろな効果を実感されているようです。
ストレス発散になり、自分に自信が持てるように！
『サンキュ！』読者 あからさん（北海道 47歳）
ウイークリーの欄にその日あったこと、月末にはその月の反省、月初に目標を書いています。自分を褒めることを書くようにしたら、自信がついて職場での人間関係も良好に。ストレス発散にもなり、精神安定にもつながっています。
寝る前に気持ちをリセットでき、毎日が快適に！
『サンキュ！』読者 ゆうさん（宮城県 37歳）
今は子どものことを中心に、数分で書ける簡単な内容に。家族に対してイライラしても、日記に書くことで反省でき、気持ちや頭の中がリセットされます。重たい空気を翌日に持ち越すことがないのも、日記のおかげだと思います。
「日記に書くネタがない……」
天気や行事をメモするだけでよし！
「特に書くことがないというときは、その日の天気や出来事を書くだけでもOK。日記に向かい、1日の区切りをつける習慣が大事です」（小林先生）。
「三日坊主で終わってしまう」
だまされたと思って、2週間続けてみて！
「2週間続けると、目覚めがいい、イライラしなくなったなどの変化が実感できるはず。『なんか調子いい』と感じられれば効果ありです」（小林先生）。
参照：『サンキュ！』2021年9月号「寝る前に日記を書くと免疫力が上がるって本当？」より。掲載している情報は2021年7月現在のものです。撮影／田村昌弘 構成・文／宮原元美 編集／サンキュ！編集部
