週末に買い出しして2時間作り置き。平日の仕事上がりに完璧ごはん!
2022/09/03
小皿がたくさん並ぶ完璧な晩ごはん!週末に買い物&作り置きして平日の仕事上がりは主菜だけを作ります。お酒を飲みながらの調理は最高。35歳、IT系会社員のたくぞうさんの暮らしぶりをご紹介します。
<教えてくれた人>
たくぞうさん(東京都)
宮城県出身。学生時代を茨城県で過ごし、その後上京。IT系の会社に勤務。コロナ禍の在宅ワークによってできた時間で始めたのは、完璧な晩ごはんのほかに、キックボクシング、チョコペンアートなど。一人暮らし。
TAKUZO _ Instagram
https://www.instagram.com/ta_9zo/
完璧な晩ごはん
「一汁一菜でいい」。うれしい提案ですよね?主菜があって具だくさんみそ汁があって、ご飯があれば、万々歳!」それがスタンダードとなりつつもあるという今、毎晩、いったい全体、いくつの副菜が並ぶの~?というほど、小皿がたくさんの定食を作っている人がいたのです。
こんな完璧な晩ごはんを毎日食卓にのせているのは35歳男性、たくぞうさん。一人暮らしです。副菜の小皿だけでも5つ。この日は主菜に2種のつけ合わせがあり、もちろんみそ汁も!ご飯には雑穀米を炊き込んでいます。1日30品目をとるのが理想なんて無理難題も、この1食があれば余裕でクリア!
もしやプロですか?板前さんのおうちごはんですかね?いえいえ、たくぞうさんはIT系の会社員。日中はずっとPCに向かっています。「一人暮らしを始めてから料理するようになりましたが、はまったのは、ここ5年くらい」とか。
目覚めたきっかけは、フレンチ料理。レストランで食べた豚のコンフィに感激し、こんな料理が自分でも作れたらと思って、いろいろ検索して作り始めました。その後レストランのシェフの料理教室へも通い、いわゆる「ザ・フレンチ」の料理を作って楽しんでいたのだそう。ときどきホームパーティも開催して友人をもてなすうち、和食のリクエストもあって、しだいに今のような料理も作るようになっていきました。
そして訪れたコロナ禍。たくぞうさんは、在宅仕事になり、往復2時間以上の通勤がまるごとカット。友達と会う機会も減り、1人時間が格段に増えました。そんな時間を費やしていたら、いつの間にか見るも豪華な晩ごはんを作る毎日に……。
買い物は週末に1回、そして帰宅後、が~っと作り置きに励むのが習慣です。「2時間一本勝負!みたいな感じ。ゲーム感覚でタイムアタックをしています」。どういう順番で作って、どう調理器具を使い回し、どう片づけるかまでを考えながらトライしているうちに、4時間くらいかかっていたのが、半分の時間で作れるようになりました。集中するからこそ、終わったときの充実感はとても大きいといいます。
主菜だけは平日の夕方、仕事を終えてから作ります。お気に入りの缶酎ハイをプシュッと開けて、それを飲みつつ。小皿にたくさんの作り置きの副菜を並べ、最後に本日作った物を盛りつければ、いよいよ晩ごはんターイム!「食べ始めるころには1本を飲み終わってるので、すでにテンション上がってますよ」。その後は、配信動画などをタブレットで見つつ、おいしく、楽しい夜が過ぎていきます。
今後の夢は?「いつか自分のお店を持って、完璧な晩ごはんの定食屋ブームをつくる」なんて想像したら、たくぞうさんの答えは「結婚かな。前に座る人、欲しいですよね」。
コロナ禍での一人暮らし。自堕落な生活になっても不思議はないのに、今できることに全力で取り組み、日々を楽しんでいるたくぞうさんは、間違いなく自分をハッピーにするすべを知っている人。こんな人と結婚できたら、毎日きっと幸せ。その夢、すぐにかないますよ~!!(ああ、だれか!)と、思わずお見合いおばさんしたくなる担当でした(笑)。
#始まりはフレンチ
サーモンはヨーグルトメーカーで低温調理し、下にかぶの葉を使ったソースを。グリーンピースの冷製スープも添えました。完全にプロの一品。
#缶レモンサワーが料理のおとも
その日の主菜は、その日の仕事後に作ることが多いのだそう。お酒を飲みつつ、調理を進めます。今はもっぱら、濃いめのレモンサワー缶。
#スーパーの調味料棚が好き
食費は堅実派ですが、和の調味料だけは、ちょっといい物をそろえています。「スーパーの調味料棚を見るのが楽しくて、趣味の1つです」。
#作り置きはタイムアタックのゲーム感覚
青菜はまとめてゆでるなど、効率なども考えながらゲーム感覚で調理しているうち、片づけまで含め2時間で6品以上の副菜が作れるように!
#道具はあまりこだわりません
細かく道具にまでこだわるタイプではありませんが、包丁だけは合羽橋でプロも愛用する物を購入。食器は100円ショップや近所の店で。
#買い物は週に1回まとめ買い
土日のどちらかにエコバッグを持って、近所のスーパーで食材を調達しています。「料理は趣味であり、息抜きであり、生活の一部です」。
参照:『サンキュ!』2021年9月号「わたしのHAPPYのつくりかた」より。掲載している情報は2021年7月現在のものです。photo:hiroshi Kiyonaga text:kyoko kato 編集/サンキュ!編集部