子育てに口出ししてくる、実家の親との関わりに疲れているママへ

2021/12/29

年末年始、実家の親と会う機会があるという方も多いのではないでしょうか。「自分の子育てに親が口出ししてくる」と悩まれている方は多いようです。

今回は実家の親との関わり方について、ママ向けオンラインサロンを主宰し、心理カウンセラーの資格を持つrikaさんに教えてもらいました。

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目指すのは「わかってもらうこと」ではない

子育てについて、実家のご両親があれこれ口出ししてきてしんどいというご相談をよくいただきます。

私たちは子どもの親であっても、実家の親にしてみればいつまでも娘。
だから、しつけ・勉強・習い事・服装、子育てに関するあらゆることに対して、実家の親は、娘である私たちにアドバイスや、時にはダメ出しをしてくることもあります。

私は不登校ママの相談を多く受けていますが、実家の親が不登校を理解してくれないといって悩まれている方はすごく多いです。

「何度も説明しているのになかなか受け入れてくれない」
「いくら言い聞かせてもわかろうとしてくれない」

しかし、事情を理解してもらうことを目指している限り、いつまでも平行線。
心から受け入れて応援してもらおうというところまでを強制することはできません。

「受け入れられないことを理解する」

実家の親との関係で大切なこと、それは、言い聞かせてわからせようとするのではなく、「受け入れられない親の心をこちらが理解する」。

ズバリこれです!!
私たちも試行錯誤しながら子育てをしています。

私も私なりに一生懸命やってきましたが、数年前に子どもの不登校を経験した時には、この現実を受け入れなければならない。頭ではわかっていても心がなかなか追いつかない。私はそんな感じでした。

そして、自分と向き合い、家族と向き合い、不登校という現実を受け入れました。

私たちの親世代って、きっと私たちよりもっと常識や「こうあるべき」という価値観を大切にしている人が多いです。

ということは、実家の親だって、自分にない価値観を受け入れることはやはり時間がかかるのは当たり前なのかもしれません。

意見が違うのは当たり前だから問題なし!

子育て、食べ物、服装、習い事、家族のスタイル、さまざまなところで、親世代と私たち世代の価値観の相違はあるし、あって当たり前。

だとしたら、こちらの言い分や状況を理解してもらうことを目指している限り、いつまでも平行線

受け入れられない両親を受け入れる。
価値観の違いを受け入れる。

そうすると、親に説明して無理に分かってもらおうという気持ちがなくなってくるはずです。
そして、親の言葉は親の意見として聞くことができるようになれば、こんな風に言われた、責められた、口出しされた、と捉えることはなくなります。

そして、親の意見は取り入れたければ取り入れて、取り入れたくなければスルーすればいいだけなので、とってもラクになります。

私たちの子どもは、実家の親にとっては孫です。
みんな良い関係で、子どもがハッピーになるのを見守りたいですね。

■執筆/rika…ハッピーママサロン「rika's cafe」を主宰。子どもの不登校経験から『子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"』(clover出版)を執筆。ママも子どもも前向きでハッピーになる生き方を発信している。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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