韓国ドラマ「観ないと後悔する…!」韓国現地の視聴者が絶賛した“隠れ名作”ドラマ

2024/11/08

『愛の不時着』や『梨泰院クラス』の大ヒットから、再度韓国ドラマが注目を浴びていますが、日本で大きく取り上げられている作品だけでなく、実は隠れた名作ドラマがまだまだ存在する奥深き韓国ドラマの世界。

本記事では、日本で大きな話題になったとは言えないけれど、韓国の視聴者の中で絶賛されている近年放送の隠れた名作ドラマ10作品をご紹介します!“ハズレなし”の作品ばかりなので、是非チェックしてみてください!

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韓国ドラマをこよなく愛する韓国エンタメライター。WEB媒体を中心に、ラジオ、雑誌等で韓ドラ愛を叫ぶ記事を執筆...

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『ストーブリーグ』

出典:PR TIMES

■あらすじ

万年最下位のプロ野球チーム“ドリームズ”は、またしても最下位でシーズンを終える。そんな中、責任を取って辞任したゼネラルマネージャーの代わりに新たに就任したのは、野球未経験で知識もない異色の経歴を持つペク・スンス(ナムグン・ミン)だった。 早速チームの改革に乗り出したスンスはスター選手をトレードに出すと言いだす。それを聞いた運営チーム長のイ・セヨン(パク・ウンビン)をはじめフロントスタッフは猛反発するが、チームの強化に成果を見せるスンスを次第に信頼しはじめる。しかし、新たなる問題が発生。親会社の常務クォン・ギョンミン(オ・ジョンセ)は、赤字続きのチームを解散させようと企んでいて…。

■見どころ

「人生は9回裏ツーアウトから」という本作のプロット通り、初回5.5%ほどだった視聴率は見る見るうちに上昇し、最終話では19.1%を記録!「スポーツドラマはヒットしない」 という韓国ドラマ界の定説を覆し、「百想芸術大賞」では、『愛の不時着』など並み居る強豪を抑え、TVドラマ部門作品賞を受賞しました。

本作はプレイ中心の「野球ドラマ」ではありません。運営チーム、分析チームといった“裏方スタッフ”たちの奮闘を描いた「組織改革物語」なのです。経費の削減、上層部からの圧など、組織で働く人なら思わず共感してしまう“あるある”が詰まった作品です。数々の名台詞と余韻の残るエンディングで、記憶に残り続ける傑作ヒューマンドラマです。

日本では大きな話題になっていませんが、本国ドラマニアたちから高い評価を得た隠れた名作です。

『刑務所のルールブック』

出典:Amazon

■あらすじ

メジャーデビューを控えたスター野球選手・キムジェヒョク。韓国最高の抑え投手である彼のもとには、多くの球団からとてつもない金額のオファーが寄せられている。 彼はいつもファンと同僚を裏切らないグラウンドの上のヒーロー。しかし、ある日を境にみんなのヒーローから犯罪者へと転落。衣食住、すべて一から学ばなければならない刑務所生活! 『刑務所のルールブック』は、ある日突然刑務所に入れられたスター野球選手・キムジェヒョクの刑務所適応記であり、最悪の環境から再起を目指す復活記であり、刑務所というもう一つの社会での成長記だ。

■見どころ

名作『応答せよ』シリーズや、日本でも人気を博した『賢い医師生活』を手掛けたスタッフが贈る、刑務所の中の人々の日常を描いた渾身のヒューマンドラマ『刑務所のルールブック』。

舞台が刑務所なので脱獄するとか復讐するとかハラハラなストーリーを想像してしまいますが、本作は登場人物の温かさにほっこりして、感動させられる「人間ドラマ」が大きな魅力。いつの間にか登場人物全員が好きになって、虜になってしまう人間味溢れるストーリーで、『賢い医師生活』ロスの人にはぴったりの一作です。

韓国でも”笑って泣ける最高の名作” とも呼び声高く、愛され続ける一作です。

『この恋は初めてだから』

出典:PR TIMES

■あらすじ

IT企業の社員ナム・セヒ(イ・ミンギ)は38歳のどこにでもいるサラリーマン。性格にくせがあり、人やお金にあまり興味がない独身主義者。働き始めた頃に将来を考え家を購入したが、今はローン返済に苦しめられる生活を送っている。一方、30歳独身ユン・ジホ(チョン・ソミン)は名高いソウル大学卒の高学歴女子。脚本家の夢をあきらめられず、安月給の補助作家としてかれこれ5年働いている。一緒に住んでいる弟ができちゃった結婚をすることになり、居場所がなくなってしまったジホは家を出る羽目に。そんな二人がひょんなことから一つ屋根の下で暮らすことになるのだが…。

■見どころ

女性3人の恋愛物語と、結婚という制度の現実的な問題をリアルに描き、韓国で大きな共感を集めた本作。クスッと笑えてキュンとして、数々の名言が心に突き刺さる…ラブコメとは一線を画す隠れた名作です。

本作が大きな共感を集めたのは、ただのラブコメにとどまらず、パワハラや就職難、非婚化など現代社会が抱えるさまざまな問題が盛り込まれているところ。「結婚とは?」「人を愛するとは?」と深く考えさせられるのと同時に、「どんな生き方でも大丈夫」と、自己肯定感を高めてくれる一作です。

『ディア・マイ・フレンズ』

出典:PR TIMES

■あらすじ

ナンヒ(コ・ドゥシム)、ヒジャ(キム・ヘジャ)、ジョンア(ナ・ムニ)は幼い頃からの親友同士。ある日、チュンナム(ユン・ヨジョン)の店で小学校の同窓会が開かれる。運転手として駆り出されたナニの娘ワン(コ・ヒョンジョン)は老人たちにこき使われ、うんざりしている。そんななか、ヨンウォン(パク・ウォンスク)も現れる。彼女はナンヒと大親友だったが、ある日を境に犬猿の仲となってしまった。ナンヒとヨンウォンはまたしても言い争い、取っ組み合いの喧嘩に発展する。 一方、ワンはヨーロッパに暮らすヨンハ(チョ・インソン)と毎晩のようにビデオチャットで語りあっている。彼とは結婚間近だったが、ある理由から別れを選んだのだった。しかし、おたがいに相手への想いは残っていて……。

■見どころ

感動の最終話を迎えた『私たちのブルース』や『大丈夫、愛だ』など数々の名作を執筆し、“カリスマ脚本家”と呼ばれるノ・ヒギョンが手がける感動のヒューマンドラマ。『私たちのブルース』に出演していた“国民の母”キム・へジャや、コ・ドゥシムをはじめとするベテラン俳優陣の卓越した演技とノ・ヒギョン特有のリアルで人間味溢れる脚本が完璧に調和した名作です。

夫との死別、認知症、老々介護…様々な問題を抱えつつも人生を謳歌するシニア世代の青春を、重すぎることなく時にコミカルに描いた本作。身につまされるエピソードの数々に毎話涙が止まらない一作です。

「人生史の喜怒哀楽を感じることができる名作ドラマ」と絶賛され、「百想芸術大賞」では作品賞を受賞した必見の作品です。

『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫〜』

出典:PR TIMES

■あらすじ

ジンジュ、ウンジョン、ハンジュの3人は、同じ家で暮らす親友の仲。破局と復縁を繰り返した末、7年来の恋人と別れたジンジュ、恋人を亡くしたウンジョン、シングルマザーのハンジュと、それぞれ波乱万丈な人生を送りながら30歳を迎え、互いの悲喜こもごもを共有し生活している。 そんな中、ドラマ脚本家を目指すジンジュに大きな仕事のチャンスが訪れる。テレビ局の看板ドラマ監督ボムスがジンジュの脚本「30歳になれば大丈夫」に興味を持ったのだ。しかしボムスの助監督がジンジュの元カレだったことが分かり…。

■見どころ

本作、韓国で放送当時視聴率が低かった作品なのですが、放送終了後その面白さがじわじわ口コミで広がり、「低視聴率だったのが理解できない!」という声が続出した隠れた名作ドラマ。今では韓国現地のドラマニアからかなり高い確率で、「人生ドラマ(人生において長く記憶に残る最高のドラマ)」として挙げられている一作です。

韓国で大ヒットを記録した映画『エクストリーム・ジョブ』のイ・ビョンホン監督が手がけた本作は、毎話コミカルなやり取りに爆笑させられる一方で、ぽろっと放つセリフがずっしり心に刺さりまくる…という脚本バランスが絶妙な一作。30代の女性たちの悩み、恋愛、日常をリアルに描き、多くの視聴者から共感を集めた韓国版SEX AND THE CITYと謳われる必見の作品です。

『空から降る一億の星』

出典:PR TIMES

■あらすじ

広告デザイナーのユ・ジンガン(チョン・ソミン)は幼い頃に両親を失い、20歳年の離れた兄ユ・ジングク(パク・ソンウン)と2人で暮らしている。ある日、親友ペク・スンア(ソ・ウンス)の陶芸展に招待されたジンガンは、パーティーのスタッフとしてやってきたビール会社の従業員キム・ムヨン(ソ・イングク)と出会い、彼の失礼な発言に憤慨。兄のジングクもまた陶芸展に向かう途中でムヨンとすれ違い、彼の眼差しになぜか胸騒ぎを覚えるのだった。 一方、スンアは恋人である財閥御曹司チャン・ウサン(ト・サンウ)が有名教授の陶芸品を彼女の作品として展示したばかりか、作品解説のトークショーまで準備していることを知ってウサンを責める。2人の会話を耳にしたムヨンは偶然を装って作品を壊し、スンアが嫌がっていたトークショーを阻止。スンアはたちまちムヨンに夢中になり、彼と付き合い始める。しかしムヨンが別の女性と映画館にいる姿を目撃したジンガンは、スンアへの気持ちが本気だとは思えず、ムヨンに会うたびにケンカ腰になってしまう。 そんな中、女子大生殺人事件を捜査していたジングクは、数々の手がかりからムヨンが事件に関与していると直感するが・・・。

■見どころ

本作は、北川悦吏子脚本、木村拓哉が主演した同名の名作日本ドラマのリメイク作。観終わった後、「ロス」どころではない強烈な余韻が続く、号泣必至の切ないラブストーリーです。

劇中、「ムヨンさんにハマった女は絶対に抜け出せない」というセリフが出てきますが、まさにこの作品はムヨンを演じたソ・イングクのミステリアスな魅力に骨抜きになる作品。目の深さと表現力が圧巻で、彼のオーラと表情だけで劇を頂点まで導いていると言っても過言ではないほど。

涙が出るほど美しい愛と、キスの神と謳われる彼の極上キスシーンは必見です。

『怪物』

出典:PR TIMES

■あらすじ

エリート警察官のジュウォン(ヨ・ジング)は片田舎のマニャン派出所勤務を命じられる。パートナーを組むことになったのはドンシク(シン・ハギュン)。実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去があった。そんな中マニャンで20年前と同じような猟奇殺人事件が発生。事件の捜査を始めるジュウォンだったが、かつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の父から捜査しないよう命じられる。町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。実はジュウォンがマニャンにやってきたのはある理由があった。そして一方のドンシクも胸の内に秘密を抱えていた。ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査することに。

名作『秘密の森』に匹敵するほどの完成度を誇り、本国で「アナザーレベルの名作」と絶賛されているサスペンススリラー『怪物』。「百想芸術大賞」では「作品賞」を始め、「脚本賞」、「最優秀演技賞」と三冠を達成し、まさに21年を代表するドラマとなった一作です。

本作の最大の魅力は、ラストの瞬間まで緊張感を失わなかった予想を覆す逆転劇はもちろん、「誰もが“怪物”になりうる」というメッセージを投げかけた秀逸な脚本。シン・ハギュンをはじめとする“怪物”のような演技派俳優たちの熱演に魅了されるとともに、韓国ドラマの底力を感じる一作です。

謎解きが止まらず、誰もが怪しく見えてくる!サスペンス好きは必見の作品です。

『大丈夫じゃない大人たち~オフィス・サバイバル~』

出典:PR TIMES

■あらすじ

新入社員だった頃から役員になることを目標に、骨を埋める覚悟で必死に働いてきたワーカーホリックのタン・ジャヨン(ムン・ソリ)はハンミョン電子の本社人事チームで社内の人員削減の任務で希望退職を進める仕事にまい進していた。チーム長昇進の発令を受け地方の事業部に赴任することになり、そこで憎き元夫、ハン・セグォン(イ・サンヨプ)と再会し落ち着かない心中でいた。一方、22年目の開発者チェ・バンソク(チョン・ジェヨン)は、昔はヒット家電や特許技術を生み出すヒットメーカーだったが時代の変化を察知し、他の開発チームへの異動希望を出す。しかし異動先のチーム長セグォンから疎まれ、人事チームに追いやられる。開発チームに戻るために人事チームで奮闘するが、社内で起きるさまざまな問題の中で新たなことに気づいていく…。

■見どころ

韓国の映画雑誌「シネ21」が実施した、2021年を輝かせた韓国ドラマシリーズTOP10で4位に輝いていた本作品。“中年版ミセン”とも言われ、派手ではないですが、働く人々の共感を呼んだ笑いと感動の隠れた名作です。

それぞれ大事なものを守るため懸命に働いてきたサラリーマンがリストラや不当人事に立ち向かう、企業の“人事部”視点で描くオフィス奮闘記。会社に生き残るために、自分が役に立つことを絶えず証明しなければならない労働者たちの悲哀を込めたコメディは、多くの人々の心を掴みました。

22年の百想芸術大賞で「ノミネートに上がってもおかしくない」と高い評価を得ていた一作です。

『18アゲイン』

■あらすじ

2001年、高校生のデヨンはバスケットボールの韓国代表を目指すスター選手。そんなデヨンはダジョンに一目惚れし、二人は交際に発展。だが予期せぬ妊娠により双子を授かることになる。子どものため夢を諦め、2人は生活に追われる。 時は流れ、18年後。ダジョン(キム・ハヌル)はアナウンサーの夢を捨てきれず、挑戦した公開採用試験で見事に採用される。一方のデヨン(ユン・サンヒョン)は昔の面影もなく、子どもたちには無視され、職場では解雇され、ついに妻のダジョンからは離婚を要求されてしまう。自暴自棄になったデヨンが学校の体育館でボールを投げていると突然の停電とともに、自分が18年前の姿になっていることに気づく!若さを取り戻したデヨンはウヨン(イ・ドヒョン)として新しい人生を生きることを決めるのだが…。

■見どころ

2009年にアメリカで公開されたコメディ映画『セブンティーン・アゲイン』が原作となっている本作。号泣ドラマとして知られる『ゴー・バック夫婦』で演出力を認められたハ・ビョンフンが演出を手がけた号泣必至の「夫婦再生物語」です。

離婚間近の夫が18歳の姿に戻って現在を生きることで、若かりし頃の誤解に気づいたり、家族の大切さに気づいていく物語。今この巻き戻せない大切な瞬間、そばにいる人々とかけがえない日常を幸せに過ごすことがいかに大事なことなのか痛感させられる一作です。筆者も毎話号泣していた作品で、今もOSTを聴くとウルっとしてしまいます。

今活躍が止まらないイ・ドヒョンの熱演に、心を打たれること間違いなしです。

『私たち、家族です~My Unfamiliar Family~』

出典:PR TIMES

■あらすじ

家族との間に距離を感じていたトラック運転手の父サンシク(チョン・ジニョン)が趣味の登山に朝から出かけた日、ずっと家事をこなしてきた母ジンスク(ウォン・ミギョン)は、長女のウンジュ(チュ・ジャヒョン)と次女のウニ(ハン・イェリ)、末っ子のジウ(シン・ジェハ)に“卒婚”すると爆弾発言をする。母親の決定に子供達は混乱を隠せない。 一方、出版社の仕事で冥想院を訪れたウニは、5年前にウニの彼氏が浮気していたことを知っていながらも教えてくれず絶交したチャニョク(キム・ジソク)と再会する。登山に行ったきり連絡取れないサンシクを心配した家族は行方不明届を出し、山で倒れて病院に運ばれた父に会いに行くが、そこには22歳の記憶のままの父サンシクがいて…。

■見どころ

韓国のホームドラマといえば100話を超える長編作品のイメージが強いかと思いますが、本作は『愛の不時着』など数々の名作を誕生させてきたtvNで放送されたホームドラマで、16話構成と見やすい話数。2021年の「百想芸術大賞」では、作品関連賞3部門(作品賞、演出賞、脚本賞)にノミネートされ、韓国で絶賛された名作ドラマです。

心に響くメッセージ、そして鋭く放たれる名セリフの数々、家族の本質を問う愛ある人間ドラマが大きな反響を呼んだ本作。他人のようだった家族がお互いのことを知り、時には受け入れがたい真実に直面しながらも絆を取り戻していく様は、涙なしでは観ることができません。

共感して号泣して、きっとあなたの家族に会いたくなる…温かな気持ちになれるおすすめの一作です。

 
 

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