「魚を思う」と書いてなんて読む?難読漢字「鰓」が読めたら漢検一級レベル!
2022/07/06
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「魚へん」に「思」と書いて「鰓」。魚を思うってどういうことだろう?珍しい魚かな?などと考えても……よくわからないですね。
「こい」と思った方もいるかもしれませんが、そちらは「魚へん」に「里」で「鯉」です。
魚に関係する漢字ではありますが、あまり魚の種類に固執しないほうがいいかもしれません。もっと広く考えてみましょう。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
正解は……
正解は「えら」でした!
魚の頭部にある呼吸器官ですね。寿司屋の湯のみを思い出すとわかるように、「魚へん」がつく漢字には魚の種類をあらわすものが多いので、「鰓」も魚の一種と思いがち。
でも魚へんがつく漢字が全て魚の種類をあらわすわけではない、ということがわかりましたね。
形声文字という種類の漢字で「思」は漢字の音をあらわすにすぎませんが、「心」という字を含んでいるところが「えら」の意味に通じる気もします。
ちなみに「鰓」には「あぎと」という読みもあり、同じく「魚のえら」の意味ですが、現在ほとんど使われていないです。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。