2022年4月22日から韓国での放送が始まり、U-NEXTでも同時配信された話題の新作ドラマ『流れ星』。
大手芸能事務所を舞台に、星のように輝くトップスターと彼らを輝かせるために奮闘するスタッフたちを、笑あり涙あり胸キュンありで描いたラブコメディです。
韓ドラマニアで韓ドラライターのJUMIJUMIさんに『流れ星』を徹底解説してもらいます!今後の活躍が期待される次世代俳優キム・ヨンデにもご注目ください!
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『流れ星』はどこで見られるの?
『流れ星』のあらすじは?
国民的トップスターが恋をしたのは一般人!?バレてはいけない秘密の恋が動き出す!
韓国最大の芸能事務所スターフォースで広報チーム長をしているオ・ハンビョル(イ・ソンギョン)の仕事は、スターの尻拭い。所属俳優たちに恋愛報道が出たりトラブルが起きれば、業務時間外でも真夜中でもお構いなし!事実確認・記者への対応・釈明文の作成などに追われ、プライベートな時間などありません。
そんなハンビョルの天敵は、スターフォースの看板俳優で国民的スターのコン・テソン(キム・ヨンデ)。ハンビョルとは大学からの友人で、顔を合わせれば喧嘩ばかりしています。
テソンは人気絶頂の中アフリカに1年間のボランティア活動に行っていて、その間ハンビョルはとても平穏な日々を過ごしていたのですが、いよいよテソンが帰って来ました…。
テソンは「アフリカに行く事になったのはハンビョルのせいだ」と執拗な嫌がらせを開始!ハンビョルを振りまわし困らせて楽しんでいます。その姿はまるで好きな子にわざと意地悪をする小学生男子のようですが…!?
一方ハンビョルもわがまま放題に振る舞うテソンに呆れながらも、テソンのちょっとした体調の変化にもすぐ気付いたり、撮影現場でトラブルがあれば直ちに駆けつけて最善最良のサポートをします。
社員として所属俳優のケアをしているだけと言い張るハンビョルの本当の気持ちは…?
そんな中、スターフォースの顧問弁護士ト・スヒョク(イ・ジョンジン)がハンビョルにアプローチを開始!
ようやく自分の気持ちに気付き、これまで拗らせ続けてきたハンビョルとの関係を立て直そうとするテソンですが…。
ハンビョルを巡り動き出した恋はどんな結末を迎えるのでしょうか!?
メインキャストを徹底解剖!
主演を務めた2人はモデル出身。今後の韓国ドラマを牽引していくであろう若手筆頭注目株です!
イ・ソンギョン(オ・ハンビョル役)
韓国最大の芸能事務所スターフォースの広報チーム長。
プライベートな時間を犠牲にしながらトラブルにも迅速に対応し、記者たちへの対応も完璧。所属俳優たちの相談にも的確なアドバイスで導き、部下たちにも慕われている彼女についたあだ名は「広報の女神」です。
テソンとは大学時代からの友人ですが、ハンビョルが新人時代に起こした失敗がきっかけで執拗な嫌がらせを受けるように。しかしハンビョルも黙っていないのでいつも喧嘩ばかりです。
国民的スーパースターであるテソンと同等にやり合える唯一の存在とも言えます。
いつも所属俳優の恋愛報道の尻拭いばかりしていましたが、ト弁護士のアプローチで久しぶりに思い出したトキメキ!
仕事に恋愛に奮闘する姿、泣いたり笑ったり怒ったり感情豊かで人間味に溢れた姿がとても共感できるキャラクターです。
ハンビョルを演じたイ・ソンギョンはモデル出身。2014年のドラマ『大丈夫、愛だ』で女優デビューします。
2016年ドラマ『恋のゴールドメダル~僕が愛したキム・ボクジュ』では重量挙げの選手を演じるために10キロも増量!愛らしく親しみやすいキャラクターを演じ幅広い世代のファンを獲得しました。
ミュージカルの勉強をしていた経験があるため歌やダンスもこなし、演技大賞やアジアアーティストアワードなどの大きな舞台で司会を務めるなど、幅広く活躍しています。
キム・ヨンデ(コン・テソン役)
「国民の彼氏」コン・テソンは顔良しスタイル良し。プロ意識も高く演技や自己管理も完璧。ファンやスタッフにも神対応のまさにトップスター!
ですがハンビョルにだけはわざと意地悪なことをしてしまい素直になることができません。
ようやく自分の気持ちに気付きハンビョルとの関係を修復しようとしますが、拗らせ続けてきた時間があまりにも長く悪戦苦闘!果たして想いを届けることはできるのでしょうか?
またテソンは世界的な人気を誇り華やかな笑顔を振りまいていますが、その裏では一般人には理解できない深い闇を抱えています。
些細なことでもすぐにニュースになってしまうので自由に出歩けないのはもちろん、根も葉もない噂やアンチファンの存在などに苦しめられ、その他にも次々と問題発生!テソンはトップスターで居続けることができるのでしょうか…。
テソンを演じたキム・ヨンデは1996年生まれ。身長は185センチでモデル出身です。
2017年にウェブドラマで俳優デビューし、2019年のドラマ『偶然見つけたハル』や2020年からの『ペントハウス』シリーズで知名度を上げ一気にスターダムへ。
本作で初めてラブコメディの主演を務めました。近寄る者を傷つけそうなクールな容姿と、それに相反する少年のような純粋で可愛い内面という見事なギャップを披露し、多くの女性のハートを掴みました。
真っ直ぐに伸びた鼻筋と切れ長の目と深く渋い声が魅力。次回作が気になる、今注目度No.1の俳優です。
『流れ星』の見どころは?
舞台は誰もが憧れる芸能界・芸能事務所!しかし現実はそう甘くはないようで…?
見どころ1:一難去ってまた一難!芸能事務所はトラブルだらけ!?
ハンビョルが勤務するスターフォースは、売上NO.1の看板俳優テソンの他にも大ベテランから新人まで幅広く所属している超大手芸能事務所です。
俳優それぞれの次回作の宣伝だけでも大変なのに、プライベートでデートしている写真なんかを撮られた日には、その尻拭いで社内は大混乱!鳴り止まない電話を受けながら、本人に事実確認をしたり公式な立場を発表したり、目まぐるしく対応しなければなりません。
その他にも俳優の体調不良や怪我、新人マネージャーのミスによるトラブル、酔っ払った俳優が醜態を晒してしまったり。次から次に起きるトラブルにハンビョル率いる広報チームは振り回されてばかり!
しかしそこで対応が遅れたり判断を間違えると、俳優にとって命取りともなり得るイメージダウンにつながってしまいます。
そうならないように最善を尽くし、俳優たちを輝かせるため常に気を配りながら涙ぐましい努力をしているハンビョルたちには頭が下がります。
ドラマ後半にはテソンの俳優生命が危ぶまれるようなトラブルも次々に勃発しますが…。ハンビョルたちはテソンを守ることができるのでしょうか?
見どころ2:家族を超えた深い関係。マネージャーと俳優の絆に涙。
広報チームと共に俳優たちをサポートしているのはマネージメントチーム。
マネージメント1チームのチーム長カン・ユソン(ユン・ジョンフン)はハンビョルにとっては良き戦友であり、テソンにとっては長い間支えてきてくれた良き兄という存在です。
オタクと言えるほど熱狂的なテソンのファンだったダヘは、ユソンに見出され女優となり、テソンと共演するほどに成長しました。また新人俳優ジェファンもユソンの信じ難い作戦のおかげで新しいドラマにキャスティングされました。
どんな時にも俳優の立場になってその気持ちに寄り添い、精神的な支えにもなっているユソン。彼のマネージメント力、それを超越した人間力にあなたも惚れることでしょう!
自分が育てる俳優を誰よりも信じて応援し、その成功を誰よりも喜び、そのためにはどんな努力でもする。嬉しい時には一緒に泣いて苦しい時には一緒に悩んで、俳優が入院すれば一緒に入院することも!?
そんなマネージャーと俳優の深い絆にもぜひご注目ください!
見どころ3:仕事に恋に邁進!女友達3人組のリアルな恋バナと熱い友情に共感!
マネージメント2チームの女性チーム長パク・ホヨン(キム・ユンへ)は、ハンビョルの後輩にあたり可愛い妹のような存在。オンスター日報のチョ・キプム(パク・ソジン)は、独占とくダネを狙う芸能記者でハンビョルの親友です。
いつも3人でお酒を飲みながら仕事や上司の愚痴をこぼしたり、励ましあったり、恋バナをしたり。そのテンポの良いやりとりと粋な会話はとても軽快で、クスッと笑いながらたくさん共感できると思います。
仕事への不満を吐き出すシーンが多いですが、仕事が大好きなのも伝わってくる3人。プロとして仕事に励む姿は同じ女性としてとてもかっこよく感じます。
プライベートな時間を仕事に奪われてばかりでまともな恋愛も出来ていないようですが、年齢的にもこのままではまずいかも?3人は幸せを掴むことができるのでしょうか、温かく見守りましょう!
『流れ星』豆知識!
これを知っているとドラマを観るのがもっと面白くなるかもしれません!
カメオ出演がとにかくすごい!『ペントハウス』出演陣も!
最近の韓国ドラマは人気俳優のカメオ出演でも注目されていますが、本作はその中でも特にカメオ出演が贅沢です!豪華な俳優たちが、作品内のプライドが高くクセが強い俳優たちをコミカルに演じています。
ドラマ『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』で麻姑神を演じていたソ・イスク、『ああ、私の幽霊さま』で幽霊のスネを演じていたキム・スルギ、『ただ愛する仲』や『私の解放日誌』に出演しているイ・ギウ。
他にもまだまだたくさんの人気俳優たちが出てきます。「次は誰が出てくるだろう!?」と探すのが楽しくなると思います。
そしてテソンを演じるキム・ヨンデが注目されるきっかけとなった『ペントハウス』シリーズに出演していたキャストがたくさんいる点も見逃せません。
マネージャーのユソンを演じるユン・ジョンフン、スターフォースの理事チェ・ジフンを演じるハ・ドグォンもそうですが、その他にペントハウス出演の人気俳優が2人揃ってカメオ出演しています。ペントハウスファンは必見です!
誰もが知る韓流トップ女優も出演!秘密だらけのその役柄は?
日本に韓流ブームをもたらしたトップ女優チェ・ジウが出演していることでも、本作は話題を集めました。
伝説の大女優ウン・シウを演じています。海外で生活していましたが離婚し突然韓国に帰国したウン・シウ。何か大きな秘密を抱えているようですが、その理由は一体何なのでしょうか…。
韓ドラマニアが思う『流れ星』の魅力は?
胸キュン要素だけじゃない!リアルに描かれた舞台裏や人間模様が魅力です。
SNSの発展により、昨日まで一般人だった人が今日にはスターになるようなシンデレラストーリーも珍しくなくなった現代。夢の世界のようだった芸能界が少しずつ一般の世界に近付いてきていると感じます。
そしてSNSが発展した弊害とも言えますが、誰もが容易く写真を撮れるようになり、その情報は一瞬で拡散されます。根拠のない噂や作り話も「面白いから」という理由だけで広まり、それが事実かどうかは重要視されなくなっています。
ドラマ『流れ星』はトキメキいっぱいの明るいラブコメディという主軸以外の部分で、今の時代が抱えるそういった問題にもしっかりと触れており、そのおかげでよりリアルな舞台裏が描き出されていると思います。
流れ星(スター)が輝かしく通り過ぎた後には必ずちりが残り、それを綺麗にする人たちがいる。煌めくステージとは正反対の決して照らされることのない舞台裏で、たくさんの人たちが弛まぬ努力をしている。
そんな縁の下の力持ちな一般人たちが主役として描かれているのです。
そしてどんなトップスターもステージを降りれば1人の人間。テソンが様々な問題に直面し悩み苦しんだり、ダヘが本当は超オタクなのを隠していたり、一般人の私たちと同じように弱い部分を抱えて生きています。
スターもそれを支える人々も結局は同じ1人の人間として向き合いながら、それぞれの仕事に誇りを持って、共に前に進んでいます。そんな温かい人間模様があるから登場人物たちへの感情移入もしやすく、共感できる作品になっていると思います。
16話全てではないですが、エンドロール後にエピローグが隠れています。そちらもお見逃しのないように、最後までじっくりお楽しみください!
■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。