義父母が育児に意見してきた!そんなときママたちはどうしてる?
2022/09/09
舅、姑との関係は世間で何かと話題になるネタですよね。そこにかわいい孫の存在まで加わったとしたら……?そこでサンキュ!モニターアンケートでは、育児について義父母から言われた内容やそのときの気持ちなど、ママたちからのリアルな声を集めました。
育児について意見をされたことがあるのは約4割!
育児の先輩でもある親世代。慣れない育児に奮闘している現役ママたちを見ていると、ついつい意見したくなることがあるかもしれませんね。
そんな義父母からの言葉を、少々重く受け止めてしまうなんていう人もいるのでは?
では、実際義父母から育児について意見されたことがあるママはどのくらいいるのでしょうか。
アンケートで聞いたところ、約4割の人が義父母から育児について意見されたことがあると回答しました。
半分にも満たなかった結果を見ると、ママたちの育児を尊重している義父母が多いのかもしれませんね。
義父母に意見された内容とは……?
約4割の人が義父母から意見をされたことがあるという結果でしたが、はたしてその内容はどのようなものだったのでしょうか。
「指しゃぶりの癖が治らなくて、やめさせたほうがよいと会うたびに指摘された」(30代・長子7~12歳)
「子どもの食べ物の好き嫌いに対して、無理やり食べさせるように言われた」(40代・長子7~12歳)
「まだオムツが外れないの?と会うたびぐらい言われる」(30代・長子3~6歳)
このような内容を言われた人は、悲しい、嫌な気分になったなどと答えています。
一方で次のような声もありました。
「男の子はぎゅうっと抱きしめてあげて。いっぱい甘やかしてあげてと。義理のお母さんが愛情深い人なので、見習いたいと思います」(30代・子ども0~2歳)
「この子は運動できそうやから体操でも習わしたらええんちゃう?両足ジャンプがもうできるから!と言われ、思いがけない発見でありがたかった。もちろん、体操を習わせています」(30代・長子7~12歳)
育児の先輩からの参考になる意見や励ましは、ありがたく感じているようです。
育児について義父母に何か言われたらどう対応する?
時代や背景が違う義父母の意見は、ママたちにとっていつもありがたいものというわけでもなさそうです。
それでは、義父母から育児に関して意見されたときに、ママたちはどのように対応しているのでしょうか。
「ありがとうございます、と受け止めて実行するかどうかは夫婦で決める」(40代・長子7~12歳)
「まずはどんな意見か聞いて、今の環境状況に合うか判断する。客観的に母子手帳や子育てサイトを見せて、意見に対して話し合う」(30代・長子7~12歳)
「そうですね、と一旦受け入れる素振りを見せ、見えないところでそっと違う対応をします。あとは夫からさりげなく否定してもらいます」(40代・長子13歳以上)
義父母との関係を悪化させないよう、ひとまず意見を受け入れている人がほとんどでした。
そのうえで、良いところを取り入れる、意見をする、聞き流す、夫から言ってもらうなど、それぞれの考え方で対応しているようです。
ありがたかったアドバイス、嫌だったアドバイスは?
義父母からのアドバイスで嫌だなと思ったのはどういう内容だったのでしょうか。
「仕事を辞めろ、子どもが小さいのは今のうちだけ、お母さんといるのが一番いい、と言われたこと」(30代・長子3~6歳)
「赤ちゃんの頃に『抱き癖がつくよ』と言われたこと。病院ではむしろ推奨していたし、私も抱っこしたかったので困った」(40代・子ども0~2歳)
実体験からのアドバイスかもしれませんが、それが相手の考えを否定したり、意見を押し付けるような内容には嫌な気分になりますよね。一方でありがたかった、自分のためになったアドバイスも。
「おやつは手作りしろとのアドバイス。私はお菓子作りが苦手でしたが毎日がんばり、今ではお菓子やパンのインスタグラマーになるほどの腕前になりました」(40代・長子13歳以上)
「子どもが離乳食をなかなか食べないなど子育てのことで相談したときに、具体的なアドバイスよりも、みんなそうだから焦らなくていいよ、いつか食べるからさ~と、私の話を聞いてもらえたことがありがたかったです」(40代・長子7~12歳)
「上は双子で、自分の両親に頼れなかったこともあり、わからないことはすべて義母に教えてもらいました。元保育士の義母のアドバイスは本当に助かりました」(40代・長子7~12歳)
困ったときの励ましやアドバイスはありがたく感じるのは、相手が義父母ではなくとも当然の感情でしょう。
意見をされて変えたこと
それでは義父母から意見をされたあと、ママたちの育児に変化はあったのでしょうか。
意見をされたことをきっかけとして、何か変えたことはありますか?という問いに対して約8割の人が「変えていない」と回答しました。
かたや、少しやり方を変えたと答えた方の声には次のようなものがありました。
「共働き時代の夕飯の準備。これまでは下ごしらえを前日夜にその日の夕飯の洗い物と一緒に作っていたが、ヘトヘトだった。義母に時短ミールを買って楽をしなさいと言われてすごく家事が楽になった」(30代・長子7~12歳)
「お散歩の頻度について意見されたことがきっかけで、毎日お散歩に行くようになりました。週のほとんどを家で過ごしていたので、自分のリフレッシュにもなりましたし、子どもにも良かったかなと思っています」(30代・子ども0~2歳)
「自分の意見を言うようになりました。ちゃんと根拠も示して、納得してもらえるように」(40代・長子13歳以上)
自分や子どものためになることであれば、柔軟に対応していることがうかがわれますね。
義父母との関係を悪化させないよう、基本的に意見は聞くという姿勢を見せつつも、自分たちの育児の姿勢は曲げないと考える人が大多数でした。時代や背景にあった育児を心掛けるママたちが多いからなのでしょうね。
※『<サンキュ!>義理両親に関するアンケート』(2022年7月~8月実施、回答数135人)。