魚の「たい」ではありません!よく見るとちょっと違う「蜩」の読み方とは……?
2022/09/13
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
今回の難読漢字は「蜩」。
「知ってる、魚のたいでしょ」と思った方、落ち着いてよく見てください。
「たい」は漢字で「鯛」。左側が「さかなへん」です。
「蜩」は左が「むしへん」、右が「周」になっていますね。
「生き物かな?」というところまでは想像つきそうなので、さらにもう少し考えてみましょう。
さて、なんと読むかわかりましたか?正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「ひぐらし」でした!
朝方や夕方によく「カナカナカナ……」となくセミの一種。
うっそうとした森の中では、昼間でも普通に鳴いていることがあります。
どこかもの悲しさを感じさせるかん高い声が日本人の美意識を刺激するのか、古くからよく和歌などに詠まれています。俳句に使う場合は、秋の季語ですよ。
ちなみに「日暮」と書くこともできますが、地名や人名によく使われる表記でもあります。
ぱっと見て虫らしさが伝わる「蜩」の方が、似合っているような気もしますね。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。