あなたはどちら派?夫婦の家事役割分担は「おおいに不満」それとも「今のままが理想」?
2022/10/22
料理・洗濯・掃除など多岐にわたる家事。休みなくつづく家事を、夫婦は分担しているのでしょうか。そこで、サンキュ!モニターアンケートでは、20代から60代の女性227名にアンケートを実施。家事の分担や、工夫していることなどについて聞きました。
家事を分担している?
家事を夫婦で分担して行っている家庭はどのくらいあるのでしょうか。
「家事はどのように分担していますか」と聞いたところ、「分担していない」「ほぼ自分がやっている」と答えた人が全体の6割ほどにのぼりました。
細かくみてみると、専業主婦・育児休暇中の人は約7割が、パートタイムの人は約6割が、フルタイムの人は約4割が「分担していない」「ほぼ自分がやっている」と答えています。
「家事はほぼ私です。遠距離通勤でもあるので定年までは現状維持でよいと思っています」(50代・専業主婦)
「おおいに不満。100%私!」(30代・フルタイム)
「家事は、私が多くやっていますが、家にいる時間が長いので、不満には思っていません」(40代・パート)
「ほぼ半々で、細かい家事はむしろ夫の方が得意かもしれません。料理をしなかった方が皿洗いをするなど自然と分担できています」(30代・フルタイム)
専業主婦の人は、家事の負担が多くても不満はないという回答が多数でした。
一方フルタイムで仕事をしながら家事もほとんど自分でするという人は、夫と分担したいと考えている人が多くみられました。
家事の分担について話し合ったことは?
家事の分担について話し合いをしたり、意見を伝えたりしたことがある人は、どのくらいいるのでしょうか。
アンケートの結果、約6割の人が「ある」と回答しました。
「結婚前に話し合った。一般に「家事」と呼ばれるものを箇条書きで出し、得手不得手を話し合い、ドラフト形式で決めた」(20代・専業主婦)
「話し合いはしましたが、あきらめました」(30代・フルタイム)
「仕事復帰に伴い夫の協力は絶対なので家事の分担、保育園の送迎についてはたくさん話し合いました」(30代・パート)
「せめて資源ごみの日に、自分の飲んだお酒の缶や瓶は捨てるように話しました」(40代・専業主婦)
話し合って分担がうまくいった・うまくいかずにあきらめてしまった、両方の回答がありました。
また、分担は決めずにその都度、やってもらいたいことや意見をいうようにしている人もいました。
家事を協力してやりたい場合は、さまざまな工夫が必要なようですね。
夫の家事で不満なところ
家事を分担できるのは、うれしい。でも、正直夫のやり方には不満が…という声もあるようです。
一体妻は、どのような点に不満を感じているのでしょうか。
「食事のあとの洗い物をしてくれるときがあるが、水を大量に使うし、洗ったあとが飛び散りまくっているので、それが気になる」(40代・パート)
「たまに洗濯物を干してくれますが、ほぼシワシワのままです。口を出すとへそを曲げるので、死にはしないからいいかっ!と心の中でいい聞かせて黙っています」(30代・産休・育休中)
「休日になると料理をしてくれるのだが、片付けの概念がなく台所がドロドロになる」(30代・専業主婦)
「気になるところばかりなので、分担しても結局口出ししてしまい逆にストレスがたまるので、あきらめました」(30代・フルタイム)
自分と違うやり方や、雑さに不満が集まりました。
こっそりやり直したり、あきらめて自分でやったりと、完全に任せるのは難しいと感じている人が多いようです。
家事分担の理想形
それでは、家事の役割分担で理想の形とは?皆さんが描く理想を聞きました。
「毎週土曜日は家事を全部夫がしてくれるなど、家事休みDAYがあればうれしいです」(30代・専業主婦)
「いわなくても協力的に手伝ってくれるのが理想です」(20代・産休・育休中)
「共働きなので半分半分がいい」(30代・フルタイム)
「家事を当番制にしてからストレスが減ったので、今のままが理想」(20代・フルタイム)
「とくに分担しないようにする。お互いに気づいた方がやればいいし、得意不得意もあるし、フォローし合えばいいと思う」(30代・専業主婦)
家事の分担がうまくいっていたり、自分ですべてやりたかったりする人たちからは、「今のままがいい」という回答が多くありました。
家事を楽にするために工夫していること
毎日つづく家事だからこそ、工夫をしている人も多いのでは。
そこで、家事を楽にするためのアイデアや、使っている商品などについて質問しました。
「食洗機、ロボット掃除機、ドラム式洗濯機を使っています。以前とは比べ物にならないくらい楽になりました」(30代・専業主婦)
「IH圧力鍋。夜のうちに材料調味料を入れて次の日の夜に仕上がる予約ができるので、手間のかかるものが楽になりました」(30代・フルタイム)
「宅配食材を使って、晩御飯の献立を考えて買い出しに行く手間を省いている。献立を考えることと、まめに買い物に行くことが苦痛なので大分楽になっていると思う」(30代・専業主婦)
「朝忙しくしたくないので夜、洗濯物もすませる」(30代・パート)
「食品をまとめ買いして、味付けして冷凍」(40代・パート)
便利な家電を活用している人が多くいました。
必要なものに投資をして、時間的にも精神的にも余裕を持てるのであれば、検討する余地はありそうですね。
家事をストレスなく続けるためには、夫婦にとってちょうどいい役割分担や、少しでも楽にするための工夫が必要なようです。プチストレスがあるときは今回の結果に何かヒントがないのか考えてみてはいかがでしょう。
※『<サンキュ!>夫婦関係に関するアンケート』(2022年8月~9月実施、回答数227人)。