屋内プールで子供の水泳レッスンを与える水の女性コーチ

「子どもがやりたくないという以上は、無理に続けられない」子どもが習い事を辞めたいと言ったらどうする?

2022/11/09

子どもが好きなことや得意なことを学ばせてあげたい。そんな気持ちから習い事を始めさせる人も多いことでしょう。そこで今回のサンキュ!モニターアンケートでは、始めたきっかけや、辞めた理由など、子どもの習い事について皆さんの声を集めました。

習い事を辞めたことはありますか?

何らかの理由で子どもが通いだした習い事。できれば、目標とするところまで辞めずに続けてもらいたいと思う人も多いのではないでしょうか。けれど、子どもが「辞めたい」と言い出したら?

そこで、「お子さんは習い事を辞めたことはありますか」と聞いたところ、6割以上人が「ある」と回答し、「辞めたいと言っている」人を合わせると、7割以上という結果になりました。

辞めた、あるいは辞めたいと言っている習い事は、公文・英語・習字などの学習系、スイミング・サッカー・ダンスなどの運動系、ピアノ・エレクトーンなどの音楽系とさまざま。

本人の希望や、目標達成を機になど理由はそれぞれのようですが、いったん始めた習い事をどのタイミングで辞めることになるのかは、本人の意思によるものが多いようです。

習い事を始めたキッカケ

それでは、お子さんはどのようなキッカケで習い事を始めたのでしょうか。始めた習い事と、その理由を聞きました。

「ピアノ。私がバンドをやっているので、子どもにも音楽をやらせたかったです」(子ども7~12歳・3~6歳)

「公文。算数(数学)が苦手なことを自分でもわかっていたので、やりたいと言いました」(子ども2人・13歳以上)

「スイミング。身体を丈夫にするため、体力をつけるため、泳ぎを幼いときから身につけておきたかったため、私から通おうと言い出した」(子ども2人・13歳以上)

「体操教室。幼稚園の後、園庭でやってくれるので送迎が助かるから」(子ども2人・3~6歳)

「ダンス。幼稚園のママ友に誘われて始めました」(子ども2人・7~12歳)

キッカケは親や友人などのすすめか、本人の意思の2つに分かれました。本人の意思かどうかは始める年齢によるものもあるかもしれませんね。

習い事を辞めた理由

始めた習い事をお子さんはどういう理由で辞めたのでしょうか。辞めた習い事とともに回答をみてみましょう。

「ダンス。誘ってくれた友人が別のクラスに移ってしまったことや、小学校に入学し生活リズムが変わったことが理由です」(子ども2名・7~12歳)

「バイオリン。だんだん難しくなってきたので練習を渋り始めた」(子ども7~12歳)

「スイミングは何度か辞めたいと言っていたが、コーチが話を聞いたりしてくれ、4泳法合格まで続けて終了。ピアノは中学校入学のため(部活と学習を優先)」(子ども13歳以上・7歳~12歳)

回答をみると、子どもが何らかの理由で嫌がって辞めたケースが一番多かったです。ほかには生活の変化や、目標達成を機にという回答が目立ちました。

習い事を辞めたいと言われたらどうする?

目的を持って始めた習い事を、子どもが「辞めたい」と言い出したら、どうすべきか悩む人もいるのではないでしょうか。そういうときにどういう対応をしたのかを聞きました。

「いったん休ませて様子をみる。辞めたい理由がわかれば解決する方法がないか考える」(子ども3~6歳)

「スイミングなので、バタフライができるようになったらね、と話してあります」(子ども2人・7~12歳)

「やる気がないなら辞めればいい」(子ども7歳~12歳・3歳~6歳)

「次の発表会や進級など区切りの良いときまではやらせます。本人がやりたいと言い出したことなので、達成感を多少なりとも感じてもらってから辞めさせたいです」(子ども7歳~12歳・3歳~6歳)

「無理やりやらせるものではないので、理由を聞いたうえでやりたくないのであれば辞める」(子ども3歳~6歳・0~2歳)

休ませたり、目標達成までがんばらせたりする人と、理由を聞いたうえで辞めさせる人の2パターンに分かれました。
親の習い事への考え方によって、どちらからに分かれるのかもしれません。

習い事を辞めさせてから、考え方に変化はあった?

何らかの理由で、習い事を辞めてしまった。そのことがキッカケでママやお子さんの習い事に対する考え方に変化はあったのでしょうか。

まずは子どもの変化について回答をみてみましょう。

「軽々しくなんでも習いたいと言わなくなった」(子ども13歳以上・7歳~12歳)

「肩の荷がおりたのか、負担がなくなったようでした。他の習い事に意欲的になりました」(子ども7歳~12歳・3歳~6歳)

「自分の意思を尊重してあげたかったので、やりたいことや、やりたくないことの選択ができるようになり成長を感じました」(子ども2人・13歳以上)

それでは親はどのように変化したのでしょうか。

「子どもがやりたくないと言う以上は、無理に続けられないと思いました。楽しんで続けられるなら、練習不足もしょうがないかなと思うようになりました」(子ども7歳~12歳・3歳~6歳)

「続けることが大事だと考えていましたが、辞めたければ辞めても良いと思うようになりました」(子ども3歳~6歳・0~2歳)

「初期費用がかかったなどこちらの都合はなるべく考えなければ、いろいろな経験が幼いうちにできて良いのかな、と思えるようになりました。子どもの経験は一生モノなので、多少の費用負担は仕方がないと割り切れました」(子ども7歳~12歳・3歳~6歳)

親子共に習い事という経験を通して、考え方に変化があった人も多くみられました。

意欲や目標を持って始めたはずが、嫌になってしまうこともある習い事。途中で辞めることになっても“経験は無駄にならない”くらいの気持ちで構えていると、「辞める」にも冷静に対応できるのかもしれませんね。

※『<サンキュ!>子どもに関するアンケート』(2022/09/21~10/11実施、回答者76名)。

 
 

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