日本で生まれた意味がある!風流な姿が人気の「芒」はなんて読む?
2022/11/07
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「くさかんむり」に「亡」のような字を書いて「芒」。
実はいろいろな読み方のある字で、送りがなのない状態でも「のぎ」「けさき」といった訓読みがあります。
今回はさらにもう一つある、日本で生まれた意味による読みをあててもらおうと思います。
いくつか別の読み方を紹介したので、そこから推理するといけるかもしれませんよ!
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「すすき」でした!
「芒」という字は、葉の先端の細い毛の部分をあらわした漢字です。その部分を「のぎ」といい、「けさき」もそれに準じた読み方。
針先や光の先の意味もあり、「光芒」という熟語で使われています。
すすきはイネ科の多年草で日本全国に分布する、情緒のある植物。「すすき」という読みは日本で生まれたものです。「薄」と書くこともできます。
「尾花(おばな)」という呼び方を知っている人もいるかもしれませんね。動物の尻尾に似た姿からこう呼ばれるようになりました。
正確にいうと、「すすき」なら植物全体をさし、「尾花」は花の部分だけをさすという違いがありますよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
■執筆・・・danngoさん
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。