「ちゅうれんなわ」とは読まないで!日本人なら知っている「注連縄」はなんて読む?

2023/01/07

日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ

こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。

「注」に「連」に「縄」で「注連縄」。

すなおに読めば「ちゅうれんなわ」と読むしかなさそうですが、もちろん違います。

「ちゅうれんなわ」だと、何か業者が使いそうな特別なロープを想像してしまいますが、実際の「注連縄」はもっとポピュラー。日本人なら誰もが見たことのあるものですよ。

さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。














正解は……

正解は「しめなわ」でした!

お正月に玄関に飾ることの多い「しめなわ」。厳密には、正月飾りとして売られているものは「しめ飾り」と呼びます。本当の「しめなわ」は神社の建物やご神体の前に張られる縄のこと。こちらの「しめなわ」も初もうでの時などによく目にしますね。

「しめなわ」の「しめ」は「占める」の意味。かつて自分の土地などの領有をしめすために縄を張る風習があり、「立ち入り禁止」のしるしになっていました。「しめなわ」も、神聖な場所に悪いものが入らないようという意味を持っています。

「しめなわ」の表記には「〆縄」「標縄」「七五三縄」というものも存在しますよ。

「標縄」は『万葉集』にもみられる古い書き方で、標識の役目をはたしていた時代の意味が読み取れますね。「七五三縄」は諸説ありますが、垂らすわらの本数による書き方とされています。「注連縄」は中国にある「注連(ちゅうれん)」という、「しめなわ」によく似たものが由来となっているそうです。

というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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