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韓国映画『パラサイト 半地下の家族』|キャスト&あらすじを徹底解説!

2023/03/19

『パラサイト 半地下の家族』は第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初となるパルム・ドールの受賞を果たしたことで、日本でも知名度が一気に上がった韓国映画です。

タイトルの「半地下」とは、かつて防空壕として作られた地下室が貧困層の住む家として使われるようになったことから、韓国では社会的弱者の象徴的な存在となっています。

日差しが入らず、雨が降ると部屋の中に水が入ってくることもあり、2022年の豪雨では半地下住宅に暮らしていた人たちが水没した部屋で亡くなるという痛ましい出来事が起こっています。『パラサイト 半地下の家族』は韓国の格差社会を浮き彫りにした作品ともいえます。

韓国ドラマをこよなく愛し、夢は韓国留学すること。好きなジャンルはラブコメ、好きな俳優は多すぎて挙げきれない。

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『パラサイト 半地下の家族』脚本・監督は?

脚本はハン・チンウォンとポン・ジュノ、監督はポン・ジュノが務めています。

ポン・ジュノは2003年に第16回東京国際映画祭でアジア作品賞を受賞した『殺人の追憶』や『グエムル-漢江の怪物』で韓国の観客動員記録を更新した上でアジア・フィルム・アワード作品賞を受賞しています。

『パラサイト 半地下の家族』では第92回アカデミー賞にて監督賞や脚本賞をはじめ、国際長編映画賞、美術賞、編集賞の他に、英語以外の作品で初の作品賞を受賞することとなりました。

それ以外に、第72回カンヌ国際映画祭では韓国映画初のパルム・ドールの受賞を果たしています。

『パラサイト 半地下の家族』の登場人物、キャストは⁉

パラサイト
出典:PR TIMES

次に『パラサイト 半地下の家族』の主なキャストについて掘り下げてみましょう。個性派で実力のある俳優陣が作中の人物を演じています。

まずは登場人物を演じている豪華キャスト陣について知っておくことで、作品の魅力を感じやすくなるでしょう。

ソン・ガンホ(キム・ギテク役)

ソン・ガンホ
出典:PR TIMES

半地下に住む家族思いの父親役のキム・ギテク役はソン・ガンホが演じています。

過去には『JSA』でオ・ギョンピル役や、2022年にカンヌ国際映画祭で話題となった『ベイビー・ブローカー』ではハ・サンヒョン役を演じるなど、韓国映画で活躍し続ける俳優の一人です。

ポン・ジュノ監督とは『殺人の追憶』や『グエムル-漢江の怪物-』などを含め、今作で4度目のタッグを組みました。

チャン・ヘジン(キム・チュンスク役)

ギテクの妻で行動力のあるキム・チュンスク役は、チャン・ヘジンが演じています。

チャン・ヘジンは、過去に『愛の不時着』でコ・ミョンウン役、『賢い医師生活2』ではミナの母役を演じていました。2021年には『袖先赤いクットン』でヒロインを見守る先輩女官役のソ尚宮を演じています。

これら以外に、現在でも多くの韓国ドラマや映画に出演を続ける名優の一人です。

チェ・ウシク(キム・ギウ役)

キム家の長男で浪人中のキム・ギウ役は、チェ・ウシクが演じています。

チェ・ウシクは、カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門で特別招待作品として出品されたこともある『新感染 ファイナル・エクスプレス』にてミン・ヨングク役を演じた経歴があります。

これから先も多くの活躍が期待できる若手俳優の一人です。

パク・ソダム(キム・ギジョン役)

キム家の長女で、美大を目指しているキム・ギジョン役はパク・ソダムが演じています。

パク・ソダムは、『シンデレラと4人の騎士(2016年)』、『青春の記録(2020年)』にも出演しており、現在でも多くの映画やドラマに出演しているため、今後の活躍にも目が離せない女優です。

イ・ソンギュン(パク・ドンイク役)

イ・ソンギュン
出典:PR TIMES

キム家が寄生するパク家の主でもあるパク・ドンイク役は、イ・ソンギュンが演じています。

イ・ソンギュンは『コーヒープリンス1号店』ではチェ・ハンソン役、『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』ではパク・ドンフン役として出演しています。2016年には大ヒット日本ドラマのリメイク『今週、妻が浮気します』にも出演していました。

映画も含め数多くの作品に出演している、韓国内で欠かすことのできない俳優の一人といえるでしょう。

イ・ジョンウン(ムングァン役)

パク家で前の所有者の時から家政婦をしていたムングァン役はイ・ジョンウンが演じています。

イ・ジョンウンは1991年に公開された舞台、『真夏の夜の夢』でデビューしたことを皮切りに、長年韓国ドラマや映画に出演を続けているバイプレイヤーとして知られています。

『ミスター・サンシャイン』や『知ってるワイフ』、『椿の花咲く頃』などの演技が高く評価されたこともあり、多くの受賞歴があるのも魅力です。

パク・ソジュン(ミニョク役)

パク家で家庭教師として働いていて、後に留学するためギウに立場を譲ることとなったミニョク役は、パク・ソジュンが演じています。

パク・ソジュンは、『梨泰院クラス』ではパク・セロイ役、『キム秘書はいったいなぜ?』ではイ・ヨンジュン役で出演。そのほかにも『彼女はキレイだった』、『魔女の恋愛』『キルミーヒールミー』『花郎(ファラン)』『サム、マイウェイ〜恋の一発逆転!〜』など数多くの作品に出演している韓国を代表する人気俳優の一人です。

『パラサイト 半地下の家族』あらすじと見どころ

映画の内容をしっかり楽しむためには、まず簡単なあらすじを知っておくことも重要です。

そこで、パラサイト 半地下の家族のあらすじや見どころを簡単に紹介します。

これらの内容を参考にした上で、映画の魅力や楽しむポイントを知ってみましょう。

半地下に住むキム一家は全員失業中

キム家は、日光や電波も一切届かない半地下住宅と呼ばれる場所で生活していました。4人は全員失業中で、貧しい生活から抜け出せない状況です。

そんなとき、ギウの友達ミニョンが海外へ留学することを理由に家庭教師のアルバイトを代わってほしいという話を持ちかけてきます。向かった先には高台に豪邸を構えるパク家がありました。

初日にパク家の母と娘の信頼を得たギウは、そのままパク家の家庭教師という職を手にすることができました。

まんまと一家全員で寄生に成功

パク家の信頼を得たギウは、息子ダソンに対して美術の家庭教師を探しているという話を耳にします。

そこでギウは、美術大学進学を目指している妹のギジョンをイリノイ州の大学で学んだ芸術療法士としてパク家に紹介します。

さらに、元々パク家に勤めていた運転手を陥れ、解雇させたのちに新たな運転手として父親のギテクとの関係性を偽って紹介します。これだけに留まらず、現在の家政婦も解雇させるよう働きかけ、母親のチュンスクを新たな家政婦として赴任させることに成功しました。

こうして、一家全員が身分を偽装した上でパク家に仕えることで物語が進展していきます。

『パラサイト 半地下の家族』はどこで見られる?

『パラサイト 半地下の家族』はU-NEXT、Netflix、Amazon Prime Videoなどで見られます

作中に登場する人たちの生活や、そこに至るまでの背景が色濃く表現されている作品です。
出演するキャストも演技力が高い個性派の俳優が勢揃いしていることから、それぞれが出演している他の作品や魅力を知っておくことで、より本作の面白さを理解することができるでしょう。

記事を通して少しでも興味が湧いたのであれば、ぜひパラサイト 半地下の家族を視聴してみてください。

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