名前はよく聞くけど見つけるのは難しいかも?難読漢字「吉丁虫」はなんて読む?
2023/04/24
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「吉」と「丁」と「虫」で「吉丁虫」。
「きっちょうむし」と読むのではありません。でも虫の名前っぽいなというのはわかりますよね。
ものすごくマニアックな虫ではないので、名前はほとんどの人が知っていると思います。そのわりには、街などで見かけることがあまりないですね。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「たまむし」でした!
金属のようなキラキラしたかたい羽を持つ「たまむし」。宝石のように美しいことからこの名があり、「玉虫」と書くこともできます。
いろいろな種類がありますが、緑色に赤い縦線が入った「ヤマトタマムシ」がよく知られています。
「たまむし」という言葉から思い出すのは「たまむしいろ」という言葉。政治家の発言など、解釈によって複数のとらえかたができる表現をこのように言いますね。
これは「たまむし」の羽の色が光の当たり具合によって青や紫、黄色などと変化して見えるから。これは「構造色」といい、特定の色素ではなく光の干渉という現象により見える色なのです。
CDの裏側や、シャボン玉が虹色に光って見えるのと同じ理屈ですよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。