口は災いの元!?ママ友との会話で、絶対にふれてはいけない“話題”とは?
2024/05/11
ママ友との会話中、なにげないひと言で相手を不快にさせてしまった…なんて経験、したことがある人もいるのではないでしょうか。
ママ友との会話で、絶対にふれてはいけない“話題”について、「恋人・夫婦仲相談所」の所長で、過去には大規模ママ友サークルを運営していた経験もある三松真由美さんに教えてもらいました。
- 新年度のママ友トークは地雷に要注意!
- 1.絶対に避けたい「職業・勤務先・年収」
- 2.定番だけど踏み込みすぎないのが大事「最寄り駅・住所・出身地」
- 3.小学校高学年以上の子どもがいる場合の「学校・部活・習いごと」
新年度のママ友トークは地雷に要注意!
新年度がスタートして約1カ月。お子さんたちも新しい学校やクラスに慣れてきたころでしょうか。
そんなときに気をつけたいのが、まだお互いをよく知らないママ友との話題。
悪気がなく言った一言や軽い気持ちの質問が、相手を傷つけたり、自分の評価を下げたりすることにならないよう、話題選びには注意が必要です。
出会いの季節、春だからこそ、「うっかり地雷を踏んでしまった…」という先輩ママの失敗事例から、避けたい話題を叩き込んでください。
1.絶対に避けたい「職業・勤務先・年収」
「自虐のつもりで『フルタイム勤務なんてすごいですね。私なんて●●のレジのパートぐらいしかできる仕事がなくて』と言ったら、相手がフルタイムで勤務している先がなんと同じスーパーで、『私も●●ぐらいしか働くところがないんで』とムッとした顔で言われてしまい、大失敗」(かなさん 30代)
「まわりに働いているママが多く、『仕事があるので平日は時間がなくて…』という言葉に、つい『どんなお仕事をされているの?』と聞きたくなってしまうのですが、そこはぐっと我慢。『お仕事と子育てを両立されていてすごいですね』と無難に褒めるようにしています」(みずきさん 40代)
2.定番だけど踏み込みすぎないのが大事「最寄り駅・住所・出身地」
「私の住んでいる区の某地域にはマンションがたくさんあるのですが、比較的古くからある公営賃貸タイプから、最近建った高級分譲タイプまで、いろいろな物件が混ざって建っています。従ってOKな会話は『最寄駅はどちら?』『●●なの』『ああ、あの辺はマンションがたくさんありますね』というところまで。それ以上、詳しい番地やマンション名を聞くと、その人のマンションのタイプから想定年収がわかってしまうのでNGなのです。その境界線がわからないママ友は嫌われます」(まみさん 40代)
「自分の出身地に関しては、皆さんそれなりに想いや愛があるので、話題にするときは注意が必要です。先日、新潟出身の方が『毎日大雪で大変なところですよ』とおっしゃっていたので、うっかりそれに乗っかって『本当に生活しづらいところですよね。私は寒いのが苦手だから絶対無理です』と言ったら、『そんなにひどいところでもないですよ』と不機嫌そうに言われてしまいました。地域に関するネガティブな評価は地元のかたが自分で言うならともかく、よそ者が言ってはいけなかったのだと思いました。」(ことのさん 30代)
3.小学校高学年以上の子どもがいる場合の「学校・部活・習いごと」
「私の住んでいる地域は中学受験が盛んで、クラスの3分の1が受験をします。ママたちも当然受験に関心が高く、都内の私立中学校名と偏差値が頭に入っていますから、“どこを受けるか=その子の学力レベル”がすぐにバレます。ですから、受験した結果がどうだったかを聞いてはいけないのはもちろん、どこの学校を受けるつもりかも聞いてはいけません。もちろん、兄姉がいる場合はその学校名にふれるのもご法度です」(りささん 40代)
「習いごとって、その家の経済力が出るんですよね。バイオリンやクラシックバレエなど、お金がかかる習いごとの定番のほかにも、最近ではゴルフやテニスの個人レッスンに小学生を通わせているような富裕ママもいます。習いごととしては一般的なスイミングスクールも、最近ではいろいろ種類格差があるので、どこのスクールに子どもを通わせているかまでは聞かない方が無難です」(ゆうりさん 30代)
4.個人の感覚の差が大きい「食生活・レジャー」
「うちの子が卵アレルギーなので、食べ物全般には気を使っています。少し値段が高くても添加物の少ない食品や、無農薬や有機野菜を選ぶようにしています。『そういう食品の方がおいしくて体にいいよねぇ』と何気なくママ友に言ったら、『お金に余裕があっていいわよね。うちは安さでしか選んでないわ』とバッサリ言われました。別にマウントを取っているつもりはなかったのですが、自慢に聞こえてしまったようです。食生活の話題も気をつけないといけないんだなと思いました」(はるなさん 30代)
「夫の趣味がキャンプなので、週末に家族で県内の川原に出かけて一晩だけのテント泊などを楽しんでいます。道具は全部自分たちで持っていくので、お金のかからない遊びなのですが、世の中のイメージは、“キャンプ=お金のかかるレジャー”のようです。『週末、キャンプに行ったの』と言うと、『うらやましいわ。うちはそんなお金ないわ』と言われることが多いので、最近は『お休みはどうしていたの?』と聞かれても『家の中の片づけなどをしていました』と無難に答えるようにしています。」(のぞみさん 40代)
地雷を踏まないために気をつけるべきことはたったの3つ
NGばかりで、何を話してよいのか不安になってしまう、というかたもいらっしゃるかもしれませんが、大事なのはこの3つ。
・適度な距離感
・自分からの情報開示
・ズカズカ踏み込まない
相手にあれこれ質問をする前に、まずは控えめな自分の情報開示から話題を提供。相手がそれに乗ってくればOKな話題と判断できますし、相手が乗ってこないようならさっさと話題を変えて深追いをしない。
また、相手に関することはネガティブではなくポジティブに評価し、まずは褒めることを心がければ大丈夫です。
新しい環境で早く仲間を作ろうとガンガン話しかけずに、相手を見ながらゆっくりと距離を縮めていくのがトラブル回避の最善策です。