「かねへん」がつくけど紙製のものを多く見かけます!難読漢字「鑢」はなんて読む?
2024/02/13
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「かねへん」の右に「慮」と書いて「鑢」。画数が多いですね。
「慮」は「配慮」という熟語で使いますね。「思いをめぐらせる」といった意味の漢字です。訓読みでは「慮る(おもんぱかる)」となり、これだけでもなかなかの難読漢字になります。
ただ今回、右側の部分はあまりヒントになりません。左側の「かねへん」のほうが参考になると思います。金属のものをいろいろ想像してみてくださいね。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
正解は……
正解は「やすり」でした!
金属の平たい棒や板で、表面に細かい溝がある工具のことですね。木材などの表面を削るための道具です。
図工の授業で、作品の表面をなめらかにしたりかどを落としたりするのに使ったことがある人もいるかと思います。
「鑢」という字の「慮」は音をあらわし、「ぎざぎざ」という意味も持っています。
「やすり」の語源としては「ますますきれいに磨く」という意味の「いやすり」や、「矢尻を磨く」という意味の「やすり」など諸説ありますが、さだかではありません。
現在では、布や厚紙にガラスの粉などを付着させた「紙やすり」をよく使うようになりましたね。「やすり紙」とも呼びます。
軽くて場所をとらないのが便利なのですが、しばらく使うと目づまりして研磨力が下がってきてしまうのが難点。長く使うなら、金属のやすりのほうがコストパフォーマンスが高いような気もしますよね。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。