おいしいけれど煮るのが大変!難読漢字「蕗」はなんて読む?
2024/02/03
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「くさかんむり」の下に「路」で「蕗」。シンプルな漢字なので、想像がつきにくいですよね。
「くさかんむり」がついていることから、植物の名前なんじゃないかということはわかるかと思います。
ヒントは、食べられる植物です。春の味覚として知られていますよ。どちらかというと大人の味ですね。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
正解は……
正解は「ふき」でした!
ふきはキク科フキ属の多年草です。
葉を支える軸のような部分(葉柄、ようへい)や、まだ開いていないつぼみの状態の花を食べることが多いですね。
つぼみの部分は「ふきのとう」と呼ばれています。苦みが強く、てんぷらなどにして食べることが多い山菜です。
春の味覚で独特の風味がありおいしいのですが、アクが強いので下ゆでが欠かせません。
ふきの煮物をつくったことがありますが、皮むきに時間がかかって大変でした。料理するのが面倒で、ついつい調理済みのものを買ってしまいます。
私たちが食べている野菜は外国からもたらされたものも多いですが、ふきは日本にもともとあった植物です。少し郊外に行くと普通に生えていることもあり、私は親しみを感じています。
「蕗」の字、音読みでは「ロ」となります。マメ科の多年草である「甘草(かんぞう)」のことをさすこともある漢字ですが、訓読みは基本的に「ふき」です。
ちなみに甘草はふきとは全く違う植物。生薬として有名ですが、文字通り甘い草なので甘味料としても使われますよ。
というわけで、難読漢字クイズでした。ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。