若いカップルと老夫婦の喧嘩

ドラマの世界だけじゃない!?【相続トラブル】「困った」「もめた」「失敗した」知っておいて損はない!

2024/04/18

あなたは、「相続トラブル」を経験したことはありますか?サンキュ!モニター調査で「相続について」のアンケートを実施したところ、多くの人がさまざまなトラブルを経験していることがわかりました。若い世代の人たちにとって、相続なんてまだまだ先の話と思っていませんか?いつか必ずやってくる「相続問題」について先輩たちから教えてもらいましょう。

ミニマリスト歴30年。タイニーハウスの暮らしにあこがれるライター。

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あなたは相続を経験したことがありますか?

心配若いカップルと老夫婦
kazuma seki/gettyimages

「あなたは親(義理の親含む)の『相続』を経験したことがありますか」という質問をしたところ、20%近い人が「ある」と答える結果に。

次に、「ある」と答えた人に、「その際、いちばん困ったことやもめたこと、失敗したなと思うことがあれば具体的に教えてください」という質問したところ、多くの経験談が寄せられました。さっそくみていきましょう。

この土地や家は誰のもの?

20年の木造住宅
Yusuke Ide/gettyimages

「夫が実家を相続しましたが、名義が夫の父親ではなく、祖父のままになっていました。親戚中のサインをもらうことになり、手続きが大変でした。(40代前半)」

「土地は父親の名義だったのですが、家が祖父の名義であることがわかり、もめる原因になりました。(30代後半)」

「祖父母の家で同居していましたが、共同名義になっていたため、亡くなったときに親戚が関係してきました。手続きにかなりの時間がかかり、こんなことなら、さっさと相続放棄の手続きをしておけばよかったと思うくらい大変でした。(40代前半)」

兄弟、親族ともめました

白い背景のアジア ビジネス グループの肖像画
itakayuki/gettyimages

「兄が親のお金の管理をしていましたが、亡くなったときになにも相続手続きをしてくれなかったため、弁護士に相談しなければいけませんでした。(50代後半)」

「夫の親が亡くなり土地を相続しました。兄は納得してくれましたが、兄嫁のほうが納得せず、もめました。(30代後半)」

「兄弟みんなが実家から離れた土地に住んでいるため、お墓の管理を誰がするのか、費用はどうするのかなど、もめにもめました。(30代後半)」

「親が亡くなったとき、今までまったく付き合いのなかった親戚がでてきました。弁護士を雇うまでになり、解決するまで2年もかかりました。(30代後半)」

生きているうちに話をしておけば…

悪いニュースで手紙を読む真面目で動揺したアジアのビジネスマン、ノートパソコンを使って現代のオフィスビルで働く投資家。
Liubomyr Vorona/gettyimages

「生前、自分の親でも、どこの口座にいくらあるかなど聞くことができず、亡くなってからの手続きが大変でした。(40代後半)」

「生きているあいだに、株や保険の話までしていなかったので手続きに時間がかかりました。(40代前半)」

「縁起が悪いというイメージがあり、生前は相続の話をすることができませんでした。田舎の土地があったため、誰に相続したいのかなど、きちんと聞いておけばよかったです。(40代後半)」

「確認していなかったよくわからない土地があり、遠方なこともあって、手続きがとてもめんどうでした。(30代後半)」

「亡くなったあとに親の借金がわかりました。兄弟で相続放棄の手続きをしましたが、大変でした。(50代後半)」

まとめ

アンケートで「相続を経験した」と答えた人のなかで、「なにも問題はなかった」と答えた人は、ほんのわずか。多くの人が、よくわからない財産をめぐる法律や手続きにふりまわされたり、兄弟や親族ともめて大変な苦労をしたりしたというケースも。アンケートには、「生前のうちに親と話をしておけばよかった」「生きているうちに決めておいてほしかった」と悔やむコメントが多くみられました。

まだ若い世代にはピンとこない「相続問題」。親子のあいだでも話すことをためらいがちですが、親がまだ元気なうちにこそ、きちんと話をしておいたほうがいいようです。

※サンキュ!モニター調査より(2023年12月実施、回答者300人)

 
 

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